YouTubeでライブ配信決定!10月26日、第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞 授賞式《選考委員》江國香織 & 《受賞者》堀川理万子 受賞記念対談
本賞初となる“絵本”での受賞作・堀川理万子『海のアトリエ』原画展を10月24日より開催
株式会社東急文化村(所在地:東京都渋谷区)が運営する「Bunkamura」は、“深まる秋、Bunkaと待ち合わせ” をテーマに開催している『Bunka祭2021』の期間中である10月26日(火)に、第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の授賞式を行います。開館1周年の1990年9月3日に創設し、今年で31回目を迎えた「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」は、フランスの老舗文学カフェから生まれた文学賞「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、毎年変わる「ひとりの選考委員」によって受賞作が選ばれます。
第31回の受賞作品は、選考委員の江國香織さんによって本賞初となる絵本、堀川理万子さんの『海のアトリエ』 が選ばれました。贈呈式・受賞記念対談の模様は、無料ライブ配信にてお届けします。選考の過程や受賞者の思いを、ぜひリアルタイムでご覧ください。
第31回の受賞作品は、選考委員の江國香織さんによって本賞初となる絵本、堀川理万子さんの『海のアトリエ』 が選ばれました。贈呈式・受賞記念対談の模様は、無料ライブ配信にてお届けします。選考の過程や受賞者の思いを、ぜひリアルタイムでご覧ください。
<概要> 第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞 授賞式 ライブ配信
【日程】2021年10月26日(火)
【配信】Bunkamura公式YouTubeチャンネル
※ライブ配信は無料でご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/user/Bunkamurachannel
【スケジュール】
17:30~ 贈呈式
18:00~19:00(終了予定) 受賞記念対談
【選考委員】江國香織
【受賞者/受賞作】堀川理万子 / 『海のアトリエ』(2021年5月 偕成社刊)
選考委員:江國香織
選評 「文章にされていない、そういう全部」
美術館で一枚の絵をみるとき、そこに豊かな物語を感じることはあっても、それを文学とは呼ばない。では、絵本は?絵本はもちろん文学である。文章がついているからではない。絵本においては、絵が言葉だからだ。
堀川理万子さんのかかれた『海のアトリエ』を読めばすぐにわかる。一枚ずつすべての絵が、どんなに繊細に、静かに、かつ生き生きと、多くを語っていることか。
~中略~
一人で選んでいいというこの贅沢な文学賞に、これ以上なくふさわしい、贅沢な絵本だと思う。 (「選評」より抜粋)
プロフィール:1964年東京都生まれ。87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞を受賞。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など受賞作多数。多彩なジャンルで活躍している。
受賞者:堀川理万子
受賞の言葉「絵を『読んで』もらえる喜び」
このたび、江國香織さんが『海のアトリエ』をBunkamuraドゥマゴ文学賞に選んでくださいました。その選評は、作者である私自身をインスパイアしてくれる、まさに文学的なものでした。江國さんが最良の読者の一人として、ご自身の記憶や、経験や、人生の時間を重ねながら、この絵本を「読んで」くださったことに、望外の喜びと深い感謝を覚えます。
江國さんは「絵本はもちろん文学である」とも書いておられました。私は、絵本から、読者のさまざまなイマジネーションが立ちあがってくれることを願いつつ制作しています。読者によってさまざまな見え方、感じ方を誘い、読者固有の感覚や想像を呼び起こし、そして、それがその人ならではの極私的な体験にまでなり得る、それが文学の力だとしたら、絵本を文学だと言い切ってくださったことは、なによりも大きな励ましです。
~後略~(「受賞の言葉」より抜粋)
●受賞作品や選評、受賞の言葉の詳細はこちら https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/winners/31.html
■第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作 堀川理万子『海のアトリエ』原画展
2021年10月24日(日)~11月4日(木)、Bunkamura館内にて開催決定!
透明水彩で描かれた原画13作品を展示
第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の受賞を記念して、10月24日(日)~11月4日(木)に堀川理万子さん作『海のアトリエ』の原画展を開催します。少女の宝物のような日々を描いた透明水彩画13作品にて、堀川さんの作品世界を深く味わってください。
名称: 第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作 堀川理万子『海のアトリエ』原画展
会期: 2021年10月24日(日)~11月4日(木)
会場: Bunkamura館内3か所にて展示 ※いずれも鑑賞無料
1F - エントランスウォール、Wall Gallery
B1F - ブックショップ ナディッフモダン店内
詳細: https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/topics/5321.html
『海のアトリエ』概要
おばあちゃんの部屋には、女の子の絵がかざってある。「この子はだれ?」って聞いてみたら、「この子は、あたしよ」って教えてくれた。びっくりするわたしに、おばあちゃんが話してくれたのは、海辺のアトリエに暮らす絵描きさんと過ごした夏の日のこと、おばあちゃんにとって、いつまでも色あせない、特別な思い出だった。
1965年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。画家として絵画作品による個展を定期的に開きながら、絵本作家、イラストレーターとしても作品を発表している。おもな絵本に、『ぼくのシチュー、ままのシチュー』、今昔物語絵本『権大納言とおどるきのこ』、『くだものと木の実いっぱい絵本』、『おひなさまの平安生活えほん』、『けしごむぽん いぬがわん』、『びっくり まつぼっくり』(多田多恵子・文)、『氷河鼠の毛皮』(宮沢賢治・文)などがある。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞とは
パリの「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、1990年に創設。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を探りたいと考えています。受賞作は、毎年交代する「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年です。今年度、第31回の選考委員は江國香織さんが務め、本賞初となる絵本、堀川理万子さんの『海のアトリエ』(2021年5月・偕成社刊)が選ばれました。
『Bunka祭2021』 特設ページ https://www.bunkamura.co.jp/sp/bunkasai2021
【日程】2021年10月26日(火)
【配信】Bunkamura公式YouTubeチャンネル
※ライブ配信は無料でご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/user/Bunkamurachannel
【スケジュール】
17:30~ 贈呈式
18:00~19:00(終了予定) 受賞記念対談
【選考委員】江國香織
【受賞者/受賞作】堀川理万子 / 『海のアトリエ』(2021年5月 偕成社刊)
選考委員:江國香織
選評 「文章にされていない、そういう全部」
美術館で一枚の絵をみるとき、そこに豊かな物語を感じることはあっても、それを文学とは呼ばない。では、絵本は?絵本はもちろん文学である。文章がついているからではない。絵本においては、絵が言葉だからだ。
堀川理万子さんのかかれた『海のアトリエ』を読めばすぐにわかる。一枚ずつすべての絵が、どんなに繊細に、静かに、かつ生き生きと、多くを語っていることか。
~中略~
一人で選んでいいというこの贅沢な文学賞に、これ以上なくふさわしい、贅沢な絵本だと思う。 (「選評」より抜粋)
プロフィール:1964年東京都生まれ。87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞を受賞。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など受賞作多数。多彩なジャンルで活躍している。
受賞者:堀川理万子
受賞の言葉「絵を『読んで』もらえる喜び」
このたび、江國香織さんが『海のアトリエ』をBunkamuraドゥマゴ文学賞に選んでくださいました。その選評は、作者である私自身をインスパイアしてくれる、まさに文学的なものでした。江國さんが最良の読者の一人として、ご自身の記憶や、経験や、人生の時間を重ねながら、この絵本を「読んで」くださったことに、望外の喜びと深い感謝を覚えます。
江國さんは「絵本はもちろん文学である」とも書いておられました。私は、絵本から、読者のさまざまなイマジネーションが立ちあがってくれることを願いつつ制作しています。読者によってさまざまな見え方、感じ方を誘い、読者固有の感覚や想像を呼び起こし、そして、それがその人ならではの極私的な体験にまでなり得る、それが文学の力だとしたら、絵本を文学だと言い切ってくださったことは、なによりも大きな励ましです。
~後略~(「受賞の言葉」より抜粋)
●受賞作品や選評、受賞の言葉の詳細はこちら https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/winners/31.html
■第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作 堀川理万子『海のアトリエ』原画展
2021年10月24日(日)~11月4日(木)、Bunkamura館内にて開催決定!
透明水彩で描かれた原画13作品を展示
第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の受賞を記念して、10月24日(日)~11月4日(木)に堀川理万子さん作『海のアトリエ』の原画展を開催します。少女の宝物のような日々を描いた透明水彩画13作品にて、堀川さんの作品世界を深く味わってください。
名称: 第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作 堀川理万子『海のアトリエ』原画展
会期: 2021年10月24日(日)~11月4日(木)
会場: Bunkamura館内3か所にて展示 ※いずれも鑑賞無料
1F - エントランスウォール、Wall Gallery
B1F - ブックショップ ナディッフモダン店内
詳細: https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/topics/5321.html
『海のアトリエ』概要
おばあちゃんの部屋には、女の子の絵がかざってある。「この子はだれ?」って聞いてみたら、「この子は、あたしよ」って教えてくれた。びっくりするわたしに、おばあちゃんが話してくれたのは、海辺のアトリエに暮らす絵描きさんと過ごした夏の日のこと、おばあちゃんにとって、いつまでも色あせない、特別な思い出だった。
堀川理万子プロフィール
1965年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。画家として絵画作品による個展を定期的に開きながら、絵本作家、イラストレーターとしても作品を発表している。おもな絵本に、『ぼくのシチュー、ままのシチュー』、今昔物語絵本『権大納言とおどるきのこ』、『くだものと木の実いっぱい絵本』、『おひなさまの平安生活えほん』、『けしごむぽん いぬがわん』、『びっくり まつぼっくり』(多田多恵子・文)、『氷河鼠の毛皮』(宮沢賢治・文)などがある。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞とは
パリの「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、1990年に創設。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を探りたいと考えています。受賞作は、毎年交代する「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年です。今年度、第31回の選考委員は江國香織さんが務め、本賞初となる絵本、堀川理万子さんの『海のアトリエ』(2021年5月・偕成社刊)が選ばれました。
『Bunka祭2021』について
2019年に始まり、今回で3回目の開催となる『Bunka祭2021』は音楽や美術、文学、食などを愉しめる秋の恒例イベント。音楽、美術、文学、食…、秋に愉しみたくなるBunkaを取り揃えました。また、ル・シネマのセカンドラインとして今年8月にオープンしたオンライン・シネマ「APARTMENT」では、よりパーソナルな空間で映画をお愉しみいただけます。その他、アートの愉しみ方や魅力をおうちで学べて愉しめるオンラインアートスクールも開催いたします。さまざまな文化(Bunka)と待ち合わせをして、渋谷でも、おうちでも秋を愉しみませんか。
『Bunka祭2021』 特設ページ https://www.bunkamura.co.jp/sp/bunkasai2021
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像