児童労働反対世界デーにできる3つのこと
〜子どもたちの権利を守るために、今、あなたにできるアクションを〜
世界の子どもの10人に1人が児童労働者
児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。世界には1億6000万人、子どもの10人に1人が児童労働をしているといわれています(ILO/UNICEF:2021年発表推計)。
児童労働は、遠くの貧しい国の問題と思われがちですが、日本に暮らすわたしたちとも決して無関係ではありません。
例えば、衣服の原料であるコットンやチョコレートの原料であるカカオの生産現場でも、多くの子どもが学校に通うこともできずに危険・有害な児童労働をしていることが問題となっています。
身の回りの多くのものを輸入に頼る日本で生活している私たちは、気づかないうちに児童労働で作られたものを消費している可能性があるのです。
あなたにできる3つのアクション
小さなアクションでも、たくさんの人の想いが集まれば、大きな力となります。まずは、たくさんの人がこの問題を「知る」ことがとても重要です。ACEは、児童労働撤廃のために市民一人ひとりができるアクションとして以下3点をご提案します。
1. ACEのクラウドファンディングを応援する (6/2〜7/31)
児童労働、虐待、暴力…子どもの苦しみがなくならない根底には、「子どもには人として大切にされ、尊重される権利がある」という「子どもの権利」が、日本でも、世界でも理解されず、後回しにされているからではないかと、私たちはACE考えています。
すべての子どもが児童労働から守られ、子どもの権利を世の中の「あたりまえ」にしていくため、ACEの活動全般への資金を募るためのクラウドファンディングを2023年6月2日(金)より開始します。
【クラウドファンディング概要】
子どもの権利をあたりまえに!今、ACEと一緒に未来へのアクションを
~つかもう 児童労働のない未来を。ACE SDGsプロジェクト2023~
実施期間:2023年6月2日(金)0時 〜 2023年7月31日(月) 23時まで
目標金額:15,000,000円
目標支援者数:1,000人
詳細・支援はこちら:https://readyfor.jp/projects/ACE_SDGs2023(※6月2日0時サイト公開予定)
2. 「ストップ!児童労働キャンペーン」に参加する(6/1~6/30)
ACEが事務局を務める「児童労働ネットワーク」では、毎年、児童労働反対世界デーを中心に「ストップ!児童労働キャンペーン」を行っています。
キャンペーンのウェブサイトでは、「児童労働について知る」コンテンツのほか、「児童労働にレッドカード!」の意味を込めたレッドカードの写真をSNSに投稿する「レッドカードアクション」、Twitterのプロフィール写真用の「ストップ!児童労働」のフレームなどを紹介しており、「おうちでできるアクション」への参加を呼びかけています。
詳細はこちら:https://stopchildlabour.jp/2023/action/
3. 映画「THE PRICE OF FREE」を観る
「THE PRICE OF FREE」は、ノーベル平和賞受賞者、カイラシュ・サティヤルティ氏がどのように子どもたちを児童労働から救出し、グローバルなムーブメントを起こしたかを追ったドキュメンタリー映画です。YouTubeで無料公開されています。(日本語字幕あり。)
ACEでは、この映画の自主上映会を開催する個人・団体を募集しています。クラブ活動、サークル、職場などで上映会を開催し、児童労働の撤廃に向けて何ができるのかを、あなたの周りの人々と一緒に考える日にしてみませんか?YouTubeを視聴できる環境とデバイスがあれば、どなたでも無料で開催できます。
上映会開催の詳細はこちら:https://acejapan.org/info/2023/05/349245#03
【参考】児童労働反対世界デー関連イベント情報
児童労働と子どもの権利
~児童労働反対世界デーは、ACEと一緒に未来へのアクションを! ~
\「児童労働」と「子どもの権利」を 知って、知らせて、アクションしよう!/
毎年6月12日は児童労働反対世界デーです。この日をきっかけに一人でも多くの人が児童労働問題について知り、知ったことを周りの人に知らせ、さらに一歩アクションを踏み出せるよう、児童労働と子どもの権利についてのオンラインイベントを開催します。
日時:2023年6月12日(月)19:30-21:00(19:15開場)
配信方法:オンライン(Zoom)
参加費:無料
主催:認定NPO法人ACE
認定NPO法人ACE(エース)について
ACE(エース)は、「子ども、若者が自らの意志で人生や社会を築くことができる世界をつくるために、子ども、若者の権利を奪う社会課題を解決する」ことをパーパス(団体の存在意義)に掲げ、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGOです。2014年にノーベル平和賞を受賞されたカイラシュ・サティヤルティさんが呼びかけ、世界103カ国で行われた「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本でも実施するため、1997年に学生5人で設立しました。
インドのコットン生産地とガーナのカカオ生産地で危険な労働から子どもたちを守り、日本で児童労働の問題を伝える啓発活動、政府や企業への提言活動、ネットワークやソーシャルビジネスを通じた児童労働を解決するための活動を行っています。
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