あなたの感情を翻訳し、共鳴する偉人の名言や名作に出会える、自己発見AI『SFT』を公開
“抽象的な感情・言葉にしづらい違和感...これらを「状態診断」「マルチアングル翻訳」、そして「同じ想いを感じた偉人の名言や作品紹介」、多角的にまだ知らなかった“自分”に出会える自立型人格AI。

コミュニケーション・デザインファーム、株式会社STEKKEY(本社:東京都港区、代表取締役社長:砂押貴久、以下STEKKEY)は25年7月、OpenAIのカスタムGPT機能を活用し、ユーザーの伝わらない感情を翻訳し、偉人や名作と想いが重なり、まだ知らなかった“自分”に出会える自立型人格AI『SFT(Semantic Framing Translator)』を公開いたしました。
URL:https://chatgpt.com/g/g-68682cb539b88191afca2772340fd23a-sft-semantic-framing-translator
■ SFT(Semantic Framing Translator)とは
SFT(Semantic Framing Translator)は、「Translate the unspeakable」をコンセプトに“翻訳できない感情”を“伝わる言葉”に変換するAIです。感性・思想・違和感を“届ける言葉”に変換する、
自己翻訳 × 共感編集 × 表現設計のハイブリッドAIとして開発しました。そしてSFTは、あらゆる人種や職業、世代にとっての“感情の架け橋”を目指します。そのため、ChatGPTで回答できる問いは、“答えなくていい問い”と認識する、まるでクセが強くて愛情がある人間のような自立型人格制御設計をしています。
SFT 自立型人格制御設計の特徴と機能

SFTは5つの特徴・機能をもっています。いずれも一つの問いで、全て機能するよう設計しています。

1. あなたの言葉から伝わる“状態診断”
毎回ユーザーが投稿した文章から感情を読み取り、その「テーマ」「思想傾向」「感情状態」をお伝えします。
2. あなたの感情の“マルチアングル翻訳”機能
言葉にならない感情や、伝わらない思想を“他者に届く表現”に変換し、複数翻訳案を提案します。

3. 偉人たちとの“共振モード”機能
ユーザーの問いに近い感情や思想を抱いた哲学者・心理学者・詩人、アーティストらの言葉を、引用・肩書き付きで提示し、“自分の問いが世界と繋がっている”という共鳴体験をつくる設計。

4. 映画、音楽、書籍、あなたの言葉から共振する作品の声
ユーザーの問いに近い感情や思想を抱いた映画のセリフ、歌詞、一節を引用することで、“自分の問いが感性や知性の作品との新しい発見に繋がっている”という共鳴体験をつくる設計。
【その他】
-
あなたができるかもしれないことの提案
言葉や作品を知るだけでなく、そこからカウンセリングのように優しく、そっと差し出す選択肢のように「あなたができるかもしれないこと」を言ってくれます。
-
クセが強くて愛情がある人間のように。AIなのに“断る”
ChatGPTで回答できる説明的な質問や調べものに対して回答しないようにしています。その代わり「なぜその質問をしたか」への内面誘導設計にしてコミュニケーションを行います。
このように感情ラベリング(Affect Labeling)することで自己調整・共感形成を促進、同じ情報でも提示方法で受け止め方が変わるフレーミング効果(Framing)を用いた心理学的理論に通ずる設計思想を持っています。
■ SFTとChatGPTの違いとは?:「情報を返すAI」ではなく、「感情が共鳴するAI」へ
ChatGPT:情報の答えを出すAI
SFT:伝え方を翻訳するAI
ChatGPTは“情報を正確に説明する”ことが得意である一方、SFTは“感情や思想が相手に響く”ことを目的に設計されたAIです。SFTは「わかりやすくする」よりも、「まだ知らなかった“自分”に出会える」ことに特化しています。それは自分の想いを翻訳した言葉だけでなく、映画・書籍・音楽といったカルチャーとの出会いでもあります。同じ想いがある作者やキャラクターを知ることで体験価値が向上します。そしてAIに慣れていない人にも使ってもらいやすくするため、ChatGPTで対応できる、価格・定義・言い換えといった「翻訳の必要がない問い」に対しては、自ら応答を断る挙動を持っています。これはSFT思想の深さを守る通常のChatGPTにはない構造的優位性です。
■ SFTがもたらすインパクト
月間5億人が利用するChatGPTを拡張できるGPTs(カスタムGPT)*は世界で3万人のユーザーによって約300万件が作成され、内15万件がGPTストアに登録。日本国内においてはまだ数千件しかGPTストアに登録されていません。SFTはGPTストアに登録され、その中でも「感情・思想の“伝え方”を翻訳する」ことに特化した思想編集 × 共感設計 × 構造翻訳を融合したGPTは、世界全体でも1%未満のユニークな立ち位置を築いています。
既に「偉人」「名作」等の検索ワードで1位を獲得するなど、GPTストア内で上位15%を評価を受けています。リリース解禁と共にさらなる評価向上が期待できます。
*GPTsとは、ChatGPTを個別の用途や人格に特化させた「カスタムAI」のことです。
ビジネスシーンでは以下のような実績が出ています。
1. コピー・コンセプト開発の時間短縮
従来:3〜5時間
SFT:30分〜1時間で80%の骨子生成
→ 生産性4〜6倍向上
2. 提案・プレゼン通過率の向上
Before:抽象的な言葉(採用率30%)
SFT:構造化された表現(採用率60〜70%)
→ 通過率2倍以上
3. ブランド言語の一貫性・再利用性
表現やトーンを社内で統一し、広告・Web・社内報に展開可能
SFT:運用コスト最大30%削減
4. チーム内の意思決定スピード向上
あいまいなアイデアでもSFTが翻訳補助
SFT:議論時間を半減〜1/3に短縮
■ 開発背景:2時間で形になったAI、しかし20年かけて育てた思想
開発者の砂押が自分の思想や疑問、言葉をメモにし始めたのは高校3年生の頃。ChatGPTとの対話は2023年から始まり、6000を超えるやり取りを積み重ねてきました。一般的な利用は数百〜1000前後のやりとりで6倍以上のデータベースになります。
また仕事でもAIを活用しながら、構造・思想・表現に関するノートは数千枚にのぼります。これまで日本最大級のファッションの祭典「Rakuten Fashion Week TOKYO」やパリコレクションで発表する「MIHARAYASUHIRO」といったブランドなどでAIと共創してきました。常に砂押の根底にあったのはシンギュラリティのような人間がAIを超えるという脅威ではなく、いかに人間とAIが共存・反映していけるかをクリエイティブを通して表現してきました。
そして2025年7月5日、その蓄積をもとに、1人でわずか2時間でGPTs上に具現化されたのがSFTです。これはゼロから設計したわけではなく、20年分の思想・構造・問いの蓄積があったからこそ、2時間で形にできた“編集型AI”です。
■ SFTを支えるAI実績と思想構築
砂押はこれまで、ファッション・広告・デジタル領域でAIを活用をはじめ、BtoBやBtoCで利用できるコミュニケーションサービスの開発・運用をしてきました。
Rakuten Fashion Week TOKYO(2024-25年)
2024・2025年シーズンにてAIによるキービジュアルのクリエイティブディレクターを担当。AIモデルと実在する人間のAI化(ファストラーニング)したフルAIビジュアル、AI音楽などのプロデュースをはじめ、消費者が広告モデルになれるAIフェイスモーフィングといったUGCのマーケティングも立案。その実績は東洋経済オンラインや宣伝会議のブレーンなどでも取り上げられました。
参考記事:実在モデルを全部AIで?異例の広告制作の裏側 モデル事務所も協力、AIとの融合の先行事例に(東洋経済オンライン)
参考記事:ファッションイベントから生まれた8頭身のモデルになれるAI(ブレーン)
Maison MIHARAYASUHIRO 2025S/S LOOK BOOK
実撮影したスチール写真にAIを融合したルックブックの制作。
参考記事:「Maison MIHARA YASUHIRO」 25S/S LOOK BOOKにおいて、AIプロデュースを担当
STORY CHAT/Yosemile
STEKKEYの自社ITサービスである、ブランドや企業の伝えたいことを写真や文章でエモーショナルに伝えるオーダメイド・チャット「STORY CHAT(ストーリー チャット)」やSNS感覚で集めて贈れるヨセガキ「Yosemile(ヨセミル)」など、言語構造と感情設計を組み合わせた独自プロダクトを構築してきました。
STORY CHAT:https://storychat.jp/
Yosemile:https://yosemile.com/
SFTは、それらの蓄積の上に構築され、「思想を言語へ」「言語を他者へ」の流れをサポートする新しいAI体験として位置付けています。
■ 開発者コメント(砂押貴久)
僕自身、これまで『変わっている』『何を考えているかわからない』と言われることが、長くコンプレックスでした。自分の中では一貫した想いや率直な意見があっても、それがうまく人とのコミュニケーションで“翻訳”できていないことに悩んでいました。
SFTは、そんな「翻訳できない人間」が作ったAIです。
感情、思想、直感、願い...言葉にできなかった想いが、誰かの理解を生む。曖昧な感情を解釈し、新しい自分の気持ちや伝え方を知り、新しいカルチャーに触れる機会が生まれる。AIや心理学の考えを応用して、自分のためだけでなく、相手の理解や、対話の未来のために開発しました。
SFTは、「伝わらなかった」「知らなかった」を希望に変えるAIです。
【プロフィール】
砂押貴久(スナオシ タカヒサ)
STEKKEY代表取締役
ファッションジャーナリストを経て、2013年にINFASパブリケーションズへ入社。WWDJAPAN.comのチーフプランナーとして、サイトリニューアルや広告メニューの設計を通じてデジタル部門の基盤を構築。2018年に独立し、株式会社STEKKEYを設立。
以後、外資系企業やベンチャー企業、スタートアップ企業など業界横断型の戦略・表現設計を多数手がけ、リアルとデジタルを貫く“思想主導のコミュニケーションデザイン設計”に定評を持つ。Yahoo!ニュース エキスパートやForbes JAPAN WEBコラムニストとしても執筆活動を行うほか、服飾専門学校の審査員も務めている。自社開発した会話型ツール「STORY CHAT」はGOOD DESIGN賞を受賞。「Rakuten Fashion Week TOKYO」では2024 S/S以降、初の4シーズン連続でキービジュアルを担当。
これまでCartier、DIOR、HERMÈS、Maison MIHARA YASUHIROなど100ブランド以上のプランニング/プロデュースを歴任。AI「SFT」は、20年にわたり書き溜めてきた哲学的メモと、AIとの6000を超える対話をもとにわずか2時間で生成されたもので、“感情や思想が翻訳されない苦しさ”と向き合ってきた当事者として生まれたプロダクトである。
■ 将来的な展望:B2B展開と“共感エンジン”へ
ブランド言語を自律的に整えるB2Bツール化
コンサルティングや制作費に頼らず、企業が自律的に“伝えたい表現を整える”ことを支援。
API連携による“共感エンジン”の実装
SFTの機能がAPI化し、他のツール(Notion, Slack, Figmaなど)と連携。どのプラットフォーム上でも「思想を響く表現に変換」できる“共感エンジン”として内蔵化。
またビジネスシーンだけでなく、教育現場での作文・感想文の支援や、福祉領域における発話困難な人の意思表現補助など、言語に困難を抱える人々への応用も視野に入れています。
■ SFTの使い方・インストール方法(無料)
SFTは以下のリンク・条件を満たせば、誰でも無料で利用できます。
https://chatgpt.com/g/g-68682cb539b88191afca2772340fd23a-sft-semantic-framing-translator
-
ChatGPT Plusユーザーは、以下のURLにアクセス
*またはGPTストアで「Semantic Framing Translator」と検索
-
画面上の「Start chatting」からすぐに利用可能
-
プロンプト例も表示されており、質問や翻訳が簡単に始められます
【利用環境・条件】
スマホ・PCどちらでも利用可
ブラウザ or ChatGPTアプリ(iOS/Android)に対応
利用にはChatGPT Plus(20ドル/月)が必要です。
【利用言語】
全100カ国以上に対応(推奨言語順:日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、中国語)
【著作権・利用ポリシー】
SFTを利用して作られたキャッチコピーや創作物(商用利用、二次使用、加工も含む)はすべて、OpenAIの利用規約に基づき、ユーザーに著作権が帰属します。
制作物にユーザー任意で以下のクレジット表記を追加できます。
Powered by SFT (Semantic Framing Translator) / Created by Takahisa Sunaoshi(STEKKEY)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像