海外引越業務における3Dスキャンを活用した試験取組を開始

nat株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：劉 栄駿、「以下、nat」）は、ヤマト運輸株式会社（以下「ヤマト運輸」）が提供する海外引越サービスの下見業務などにおいて、3Dスキャンアプリ「Scanat」を活用した日本初となる実証実験を開始いたします。

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<背景および目的>

物流業界では、サービス利便性やオペレーション効率の向上に向けて、DXが求められています。

natは誰でも「現実空間」を高精度にデジタライズ可能な技術を開発し、今まで建設や不動産、インフラ業界で導入が進んでいる中、弊社の技術が引越や倉庫業務など空間に多く関わる物流業界にも貢献できると考え、共同で実証実験できるパートナーを探してきました。

ヤマト運輸は、海外引越を専門にする全国13カ所の事業所で海外赴任・帰任されるお客さまをサポートしています。海外引越の下見業務では、コロナ禍を経てオンライン下見のニーズが増加している一方で、お客さまが荷量を測定する負担の軽減や、荷量や間取りの正確な把握などが課題となっていました。

今回、ヤマト運輸の海外引越の下見業務などに「Scanat」を活用することで、荷量測定の精度の平準化、可視化による業務品質の向上と、ご利用いただくお客さまにストレスなく引っ越しいただけることを実証確認いたします。

<概要>

開始時期：2024年4月1日（月）から対象エリアにて順次開始

対象内容：海外引越サービスの下見

（1）オンライン下見（お客さまへ「Scanat」搭載端末を事前送付）

（2）訪問下見（ヤマト運輸社員が訪問時に「Scanat」端末を持参）

実施場所：静岡県、愛知県、福岡県エリア

※担当エリアが広範囲でオンライン下見ニーズが高い事業所を中心に選定

＜検証内容＞

１）オンライン下見業務における操作性

　　－オンライン下見時のお客さまによる「Scanat」の操作性の確認

　　－屋内外や専有・共有部の空間記録、計測、養生箇所の記録

　　－スキャン結果をもとにお客さまとの仕分け内容（お届け場所・輸送方法）の記録と確認

２）訪問下見業務における操作性

　　－訪問下見時のヤマト運輸社員による「Scanat」の操作性の確認

　　－屋内外や専有・共有部の空間記録、計測、養生箇所の記録

　　－スキャン結果をもとにお客さまとの仕分け内容（お届け場所・輸送方法）の記録と確認

３）見積もり作成業務における実用性

　　－見積もりの根拠としての記録と確認

４）引取業務における実用性

　　－引取完了時の残置荷物の記録

Scanatでスキャンした搬入経路の計測例

Scanatでスキャンしたマンションの計測例

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<Scanatについて>

「Scanat」は世界で初めてmm単位での計測が可能なiOSアプリとして、2022年1月にリリースしました。発売初年度で累計200社超、全国42都道府県と幅広い地域で導入いただき、建設業をはじめ、不動産業や製造業などの多岐にわたる業界でご活用いただいております。

リーズナブルな価格でありながら、専門性不要と圧倒的な手軽さと導入しやすさにより、多くの現場調査・記録・計測・打ち合わせ作業を大幅に効率化し、大変ご好評をいただいております。

中小企業から大手上場企業まで、会社の規模を問わずご活用いただけるソリューションです。

Scanatでスキャンした一軒家の計測例

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＜ヤマト運輸の海外引越について＞

1976年から海外引越サービスを提供しており、海外赴任や日本への帰任に伴う引越取り扱いは年間2万件以上。2017年から全事業所にタブレット端末を導入し、パッキングリスト（梱包明細書）や重要事項説明書をデジタル化するなど、ペーパーレス化や作業オペレーションの効率化を推進している。

URL：https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/kaigai/index.html

■ nat株式会社について

会社名：nat株式会社

所在地：〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目2-1 住友不動産虎ノ門タワー5F

代表者：代表取締役社長 劉 栄駿（Bruce Liu）

設立：2019年5月20日

URL：https://www.natincs.com