JITCO主催の日本語作文コンクールでツクイの外国人技能実習生の作品が2年連続で受賞しました
株式会社ツクイ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長高畠毅、以下「ツクイ」)が運営する介護付有料老人ホーム「ツクイ・サンシャイン」で実習をしている外国人技能実習生(以下「技能実習生」が、JITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)による「第29回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール」において最優秀賞を受賞しました。この技能実習生は、昨年の優秀賞に続き2年連続の受賞となりました。
第29回となる今年は、2,600編の応募があり、その中から27名(最優秀賞4名、優秀賞4名、優良賞19名)が受賞しました。今回受賞した技能実習生は、2019年4月にツクイの外国人技能実習生第1陣としてベトナム社会主義共和国より受け入れをしたメンバーです。
https://www.jitco.or.jp/ja/service/competition.html
自分の成長は誰もが考えることですが、決して思い通りにはいかないものです。私にとって介護の仕事は難しいとの思いがあります。それは体力的にもきついし、精神的にも忍耐が求められる仕事だからです。そんな中でもしっかりと自分が成長できているのは、良い環境で働けているからだと思っています。
私は4月から3年目に入りましたが、1月からフロアのリーダーを命じられました。最初にそのことを聞いた時「何で私が」と真っ先に思いました。それは自分ができるとはとても思えなかったからです。特に私にとっては夕礼への参加が高い壁となります。夕礼ではリーダーが担当するフロアのお客様の状況を他の職員へ報告します。そして、何より大変なのはそこで話される日本語のスピードが速く、専門用語が数多く出てくるので私の耳がついていけないことでした。リーダーとなればその任務は避けられず、私がその場にいる光景を想像しただけでも行きたくない心境になります。そんな不安を感じながらも指導員さんを信じて私は挑戦することにしました。
初めてリーダーとして職務に当たった日の大半は、周りの職員さんが協力してくれたおかげで、何とか無難にこなすことが出来ました。しかし、例の夕礼が近づくと私の指導員さんが発表する内容を付きっきりで教え始めました。専門用語が苦手な私は初めて見る単語にフリガナを書いてもらうなどその準備に大慌てでした。指導員さんも「時間がない。どうしよう」と焦りの表情でいっぱいです。
そして、夕礼で私の不安は的中しました。私は緊張の余り声も小さく、明らかに自信のない話し方になってしまったのです。きっと他の職員さんは「何を言っているのか分からない」と思われたことでしょう。突然の質問にも自分で答えられないなど、初日は恥ずかしい思いだけが残りました。しかし、指導員さんに落胆の表情はなく「次も頑張りましょう」と言って、次も応援する姿勢を見せています。 未熟な私になぜこんな職務を与えたのでしょうか。それは指導員さんが、私にもう一段の成長をさせるために敢えて難しいチャレンジさせてみようと考えた指導方法でした。
多分、これまでの私だったら「疲れた」「無理です」と言って、間違いなく弱音を吐いていました。しかし、介護士として一人前になって欲しいと思う指導員さんの私への期待が感じられるからこそ、与えられた職務をやり遂げたいとの想いが強くなりました。また、私が実習を終えたその先を考え始めたことも私自身が変わった大きな理由の一つでもあります。将来の自分がどうあるべきかを考えたら「今よりもっと成長しなければ」と強く意識し始めたのです。幸いにも私の職場は指導員さんを始め、私を成長させてくれる環境があります。だからこそ、私はリーダーの職務で成長できた証を他の職員さんにもお見せしたいと思っています。これからの私に期待する。そんな想いが今、ここにあります。
- 日本語作文コンクールについて
https://www.jitco.or.jp/ja/service/competition.html
- 受賞作品
自分の成長は誰もが考えることですが、決して思い通りにはいかないものです。私にとって介護の仕事は難しいとの思いがあります。それは体力的にもきついし、精神的にも忍耐が求められる仕事だからです。そんな中でもしっかりと自分が成長できているのは、良い環境で働けているからだと思っています。
私は4月から3年目に入りましたが、1月からフロアのリーダーを命じられました。最初にそのことを聞いた時「何で私が」と真っ先に思いました。それは自分ができるとはとても思えなかったからです。特に私にとっては夕礼への参加が高い壁となります。夕礼ではリーダーが担当するフロアのお客様の状況を他の職員へ報告します。そして、何より大変なのはそこで話される日本語のスピードが速く、専門用語が数多く出てくるので私の耳がついていけないことでした。リーダーとなればその任務は避けられず、私がその場にいる光景を想像しただけでも行きたくない心境になります。そんな不安を感じながらも指導員さんを信じて私は挑戦することにしました。
初めてリーダーとして職務に当たった日の大半は、周りの職員さんが協力してくれたおかげで、何とか無難にこなすことが出来ました。しかし、例の夕礼が近づくと私の指導員さんが発表する内容を付きっきりで教え始めました。専門用語が苦手な私は初めて見る単語にフリガナを書いてもらうなどその準備に大慌てでした。指導員さんも「時間がない。どうしよう」と焦りの表情でいっぱいです。
そして、夕礼で私の不安は的中しました。私は緊張の余り声も小さく、明らかに自信のない話し方になってしまったのです。きっと他の職員さんは「何を言っているのか分からない」と思われたことでしょう。突然の質問にも自分で答えられないなど、初日は恥ずかしい思いだけが残りました。しかし、指導員さんに落胆の表情はなく「次も頑張りましょう」と言って、次も応援する姿勢を見せています。 未熟な私になぜこんな職務を与えたのでしょうか。それは指導員さんが、私にもう一段の成長をさせるために敢えて難しいチャレンジさせてみようと考えた指導方法でした。
多分、これまでの私だったら「疲れた」「無理です」と言って、間違いなく弱音を吐いていました。しかし、介護士として一人前になって欲しいと思う指導員さんの私への期待が感じられるからこそ、与えられた職務をやり遂げたいとの想いが強くなりました。また、私が実習を終えたその先を考え始めたことも私自身が変わった大きな理由の一つでもあります。将来の自分がどうあるべきかを考えたら「今よりもっと成長しなければ」と強く意識し始めたのです。幸いにも私の職場は指導員さんを始め、私を成長させてくれる環境があります。だからこそ、私はリーダーの職務で成長できた証を他の職員さんにもお見せしたいと思っています。これからの私に期待する。そんな想いが今、ここにあります。
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