セルロースナノファイバー「ステラファイン®(STELLAFINE)」粉末(パウダー)を製品化
水に容易に分散し、運搬コストにもメリット
丸住製紙株式会社(本社:愛媛県四国中央市、代表取締役社長:星川 知之)は、独自の化学変性技術を用いて開発したセルロースナノファイバー(以下、「CNF」)「ステラファイン®」粉末(パウダー)を製品化し、従来の水分散体(液状)に加え、ラインナップの増強を図ります。ステラファイン粉末は7月5日(水)よりサンプル提供を開始し、7月5日(水)・6日(木)には大阪で開催されるCNF展示会「セルロースナノファイバーの最前線2023」に出展します。
ステラファイン粉末の特徴
・独自の製造方法により再分散性(※1)に優れている
・水と攪拌後、従来の水分散体と同程度の透明性・粘性が発現する
ステラファイン粉末を使用するメリット
・粉状のため使用用途に応じて溶媒中のCNF固形分濃度を調整しやすくなる
・水分散体と比べて容積・重量が小さく、輸送コストを抑えることができる
・水への再分散性に優れているため、分散剤などの添加物が不要
ステラファイン粉末
今後の展開
CNFは脱炭素・循環型社会に寄与する素材として注目されていますが、今後さらにカーボンニュートラル、また SDGsの取組みについても全世界で加速度的に進んで行くことが考えられ、再生可能な天然資源である木質材料からつくられるCNFへの注目も、より一層高まると考えています。
丸住製紙では2021年のCNF開発センター創設以降、生産技術の確立を図るとともに事業化に向けて幅広く用途開発を進めています。引き続き、ステラファインの更なる研究・開発を進め、新たな可能性の探求を続けていきます。
サンプル提供・購入に関して
丸住製紙では従来のステラファイン水分散体に加え、新たにステラファイン粉末のサンプル提供・販売を実施します。詳細は下記【サンプル提供・購入をご希望の方】までご連絡ください。
(※1)液体に溶かした際に粉体の粒子が凝集せずに均一に分布する性質
(※2)mPa・s = 粘度を表す単位(ミリパスカル・秒) 参考:20℃の水の粘度は1mPa・s
(※3)nm = 1/100万 mm
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