英オクトパスエナジー、日本の太陽光発電に初の投資

アジアにおける再生可能エネルギー発電を推進

・アジアにおける再生可能エネルギー発電に初の投資、今後も続々と予定
・四ツ谷キャピタルによる250MW規模の太陽光発電の新設(10,000世帯分に相当)を支援
・オクトパスエナジーの日本における電力小売事業も、契約件数16万件を突破
※本プレスリリースは2023年4月5日に英国・ロンドンで配信したプレスリリースの抄訳です。

2023年4月5日、 英国・ロンドン発 
世界で 60 億ポンドのグリーン エネルギー資産を管理するオクトパス エナジーの発電部門は、日本におけるクリーンエネルギーへの移行を加速することを目的として、革新的な太陽光発電所の開発事業者である四ツ谷キャピタルへの投資を発表しました。

今回の取引は、オクトパスがアジアのアジアの再生可能エネルギー市場へ参入する第一歩となるもので、既に日本およびアジアにおいて、さらなるプロジェクトが計画されています。

Octopus Energy Generationが運営するSkyファンド(ORI SCSp)が代表となり行われた数百万規模の初期投資により、四ツ谷キャピタルは今後5年間で日本国内に250MWの新規太陽光発電所を開発することが可能となります。

東京に本社がある四ツ谷キャピタルは、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー開発企業です。日本全国で、太陽光発電によって周辺地域の価値を高めることができる土地に、太陽光発電施設を開発することを目指しています。さらに、四ツ谷キャピタルは、発電したエネルギーを長期間の法人向け電力購入契約(PPA)の形で販売することを計画しています。

新設される太陽光発電施設では、およそ10万世帯分のグリーンな電力を生み出し、14万トンのCO2を削減することができます。これは、毎年77,000台のガソリン車から排出されるCO2と同等の量であり、685,000本以上の植樹によるCO2吸収量と同等です。

日本は世界第3位の経済大国であり、電力需要も旺盛です。再生可能エネルギーは、日本の発電量の約20%を占めています。日本政府は、2050年までにネットゼロを達成するため、2030年までに再生可能エネルギーの発電量をほぼ倍の38%にすることを目標として掲げています。また、日本では2030年まで再生可能エネルギーと蓄電池に約1,470億ドルの投資が必要との試算もあります(*注1)。

このニュースは、日本を含む国々が参加する環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に英国が加盟して以来、初めての英国政府高官による訪日が今月予定されていることの報道がなされる中で発表されました。

Octopus Energy Generation の CEO である Zoisa North-Bond のコメント
「日本が再生可能エネルギー発電の目標を達成するためには、クリーンエネルギーへの移行が必須であり、それを加速させる非常に大きな機会となりました。太陽光発電における急成長中の開発事業者である四ツ谷キャピタルへの投資は、アジア地域における再生可能エネルギー投資の第一歩であり、これは始まりにすぎません。我々はアジアチームの規模を拡大し、引き続き、アジア全域でさらに多くのグリーン電力に投資し、発電施設建設を支援する大きな構想を計画しています。」

四ツ谷キャピタル代表社員、磯井 俊昭氏のコメント:
「オクトパスからの今回の資金調達は、当社にとって大きな変革です。つまり、私たちの成長を次のレベルに加速させ、今後数年間、日本全国でより多くの太陽光発電を開発することができることを意味します。2050年までの日本のネットゼロ目標に貢献すると同時に、地域社会にも良い影響を与えることができるのです。」
オクトパスエナジーグループは2020年12月に日本のエネルギー市場に参入し、日本の大手エネルギー会社である東京ガスと合弁会社を設立しました。電力小売事業では、実質再生可能エネルギー100%のグリーンな料金プランを主力製品とし、沖縄県を除く全国の家庭に電力を供給しており、このほど契約件数が16万件を突破しました。2026年までに日本の100万世帯にサービスを提供することを大きな目標として掲げています。

日本のオクトパスエナジー(電力小売事業)を率いるTG オクトパスエナジー CEOの中村肇のコメント:
 「ここ日本で、電力小売事業をこのようなスピードで成長させることができ、日本のネットゼロへの加速に貢献できることを非常に誇りに思っています。今回の再生可能エネルギー発電開発への投資決定は、オクトパスが日本において活躍の場を広げる次の一歩として合理的なステップであり、かつ、地域全体でグリーンエネルギー革命を加速する上でも重要な一歩と言えるでしょう。」

*注1:  出典 Wood Mackenzie article, 4 March 2023
https://www.woodmac.com/news/opinion/japan-offshore-wind/

備考: 今回の太陽光発電開発事業者への投資ニュースは、Octopus Energy Generationがシンガポールを拠点とする投資責任者シャミック・チャタジーを中心に、アジアにおける自然エネルギー投資およびファンドマネジメントチームの拡大を続けていることを受けたものです。

オクトパスエナジー・ジェネレーションについて
Octopus Energy Generationは、再生可能エネルギーの課題解決を目指し、未来のためのグリーン電力の構築を行っています。これは、顧客や企業とより深く結びついた再生可能エネルギープロジェクトを通じて、よりクリーンで環境に優しい未来への移行をリードし、市場を再構築することを意味しています。

再生可能エネルギーへの欧州最大級の投資家である同社のファンドマネジメント専門チームは、再生可能エネルギーによる未来への移行を加速させることを使命として、2010年に発足しました。このチームは、13か国で風力発電所や太陽光発電所など3GWを超える再生可能エネルギー資産を管理しており、それは約60億ポンドに相当します。これらの再生可能エネルギープロジェクトは、毎年200万世帯分の電力を供給するのに十分なグリーンエネルギーを生み出し、100万台以上のガソリン車を道路から排除することに相当します。この事業では、また、2021年に英国で「Fanクラブ」を立ち上げました。これは世界初の地域限定エネルギー料金プランで、風力発電施設のある地域周辺に住むお客様に対して、風が吹いている時により安価で環境に優しいエネルギーを提供し、最大50%の割引を行うものです。何千人もの人々が、自分の住む地域でFanクラブを利用したいとお問合せをいただいています。詳しくは、当社のウェブサイトをご覧ください。https://www.octopusenergygeneration.com/

オクトパスエナジー・グループについて
Octopus Energy Groupは、テクノロジーを活用して、顧客重視で安価なグリーンエネルギー革命を起こすために2016年に立ち上げられた、グローバルなエネルギーテックのパイオニアです。14カ国で事業を展開するオクトパスエナジー・グループは、真にグローバルな展開を行っています。

オクトパスの英国国内エネルギー部門は、Octopus Energy、Bulb、Affect Energy、Ebico、London Power、Coop Energyを通じて、すでに510万人のお客様に、より安価で環境にやさしい電力を提供しています。Octopus Electric Vehiclesは、クリーンな交通手段をより安く、より簡単にすることに貢献し、Octopus Energy Servicesは、何千もの家庭にスマート製品を提供しています。Octopus Energy Generationは、再生可能エネルギーに対するヨーロッパ最大の投資家の1つで、世界中の再生可能エネルギー資産の約60億ポンドのポートフォリオを管理しています。

これらはすべて、オクトパスの技術部門であるクラーケン・テクノロジーズによって実現されています。クラーケンは、高度なデータと機械学習能力に基づく独自の社内プラットフォームを提供し、世界が分散型脱炭素エネルギーシステムに移行する際に、エネルギー供給チェーンの多くを自動化し、優れたサービスと効率化を可能にします。

この技術は、EDF Energy、Good Energy、E.ON energy、Origin Energyとのライセンス取引を通じて、世界中で3000万件の顧客アカウントをサポートしています。

2021年12月、Octopus Energy Groupは、Generation Investment ManagementとCanada Pensions Plan Investments Boardからの投資を受け、約50億ドルと評価されました。両投資家は、持続可能性を推進し、グリーンエネルギーを推進し、気候変動に取り組む企業を支援しています。これらは、市場参入以来、同社にとって3番目と4番目の大型投資となりました。詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。https://octopusenergy.group/
 

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会社概要

URL
https://octopusenergy.co.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 18階
電話番号
-
代表者名
中村肇
上場
未上場
資本金
7億円
設立
2021年01月