働く女性の多くが抱える「出社回帰」への不安。8割が育児と仕事の両立イメージがわかないと回答 -Ms.Engineer調査

女性のためのコーディングブートキャンプ「Ms.Engineer」を運営するMs.Engineer株式会社（代表取締役やまざきひとみ）は、全国の働く20-40代女性に対して、「出社回帰の流れが働く女性に対してどのような影響があるか？」意識調査を行いました。

• アンケート調査の背景

新型コロナウイルスの5類移行に伴い、東京都心部のオフィス出社率が7割を超える等、企業では、テレワークの廃止や縮小をする「出社回帰」の動きが日本でも強まっています。

現在進行中の「出社回帰」の波に対して、今回実施した本調査では、働く20-40代の女性の79％が、「完全出社になった場合、育児と仕事の両立が難しい」と感じていることが明らかとなりました。このデータは、働く女性たちが直面している現実と、企業や社会が提供する働き方のオプションとのギャップを浮き彫りにしていると考えられます。

リモートワークの導入は、生産性の向上、ワークライフバランスの実現、多様な才能の活かし方として、これまでの多くの事例でその有効性が証明されています。コロナによってリモートワークが一般化し、そのメリットを享受してきた多くの働く女性たちにとって、再びオフィスワークへの回帰は、キャリアとプライベートの調和を崩壊させる可能性をはらんでおり、特に育児と仕事の両立の必要性がある女性にとってのフレキシビリティの低下は、キャリアパスにおいて今後新たな障壁となり得ます。

Ms.Engineerでは、「女性にエンジニアという新キャリアを」をコンセプトに、技術の進化と多様な働き方を活かした新しいキャリアの形として、ひきつづき他職種に比べリモートワーク比率の高いエンジニア職をセカンドキャリアとして選択する女性をサポートし続けます。

• 調査サマリー

◆​女性の約57％は、「現在テレワークと出社両方ある」と回答。

現在、働く20-40代の女性の勤務スタイルは、57.1％がテレワークと出社のハイブリッド型、25.6％が完全出社型、その他17.3％が完全テレワークと回答しました。コロナ下で急速に拡大したテレワークでしたが、過去3年あまり在宅勤務を続けてきた従業員がオフィスに戻り始める「出社回帰」の動きが強まっています。　

◆​ 女性の約79％が「完全出社になった場合、育児と仕事の両立イメージが湧かない」と回答。

「完全出社になった場合、育児と仕事の両立ができるイメージが湧きますか？」という質問に対して、「いいえ」と回答した人は79.7％、「はい」と回答した人は15.8％、その他と回答した人は4.5％という結果になった。約8割の女性が「出社回帰」が強まる中で、ライフプランニングへも大きな影響を与えていることがわかりました。

◆​ イメージがつかない理由として、「通勤時間などに時間が奪われてしまう」

「移動などによって体力が奪われてしまう」「突発的事態に対応できない」など。

「完全出社になった場合、育児と仕事の両立ができるイメージが湧きますか？」という質問に対して、「いいえ」と回答した人の背景としては、テレワークでは必要なかった、満員電車での通勤やそれに伴う睡眠時間の減少により「通勤に時間が取られてしまう」や「通勤で体力が奪われてしまう」、「突発的な事態(子供熱や交通機関の遅延)に対応できない」などが上位に。

東京都の平均通勤時間は９５分であり、女性の帰宅時間の遅さも全国１位です。通勤がなくなったことによりできる時間を合計すると、１年で約１ヶ月分の営業日と同等になるというデータもあります。このようなデータを踏まえても、出社回帰によって、多くの時間が削られてしまうことが想像できます。

◆​ 会社のリモートワーク方針に意見したいことは、

「仕事成果次第で判断されたい」「情報格差を仕組みで解決してほしい」「不妊治療を考慮して欲しい」など。

会社のリモートワーク方針に意見したいことはありませんか？という質問に対し約7割の女性から多様な回答が寄せられました。

調査方法：インターネット調査（Ms.Engineerの公式Twitter,LINE,Instagram経由及び紹介の回答）

調査対象：20代～40代の全国の女性131名（全国調査）

調査実施日：2023年9月14日～9月22日
調査主体：Ms.Engineer株式会社

• Ms.Engineer株式会社について

Ms.Engineerは「未来の担い手となるテクノロジースキルを持った女性」を輩出することを目的とした女性のためのエンジニア養成ブートキャンプを運営しています。日本を代表する大手IT企業のCTO陣がカリキュラムを監修し、フルオンラインながら「ブートキャンプ式」と呼ばれる超実践型の厳しいカリキュラムで、未経験から最短6ヶ月でハイクラスのエンジニアになることができます。累計受講者数は500名以上で、卒業後は、有名メガベンチャー複数社へエンジニア職での内定獲得、なかには転職後の年収が100万円以上あがるケースもあり、意志ある女性の人生を変える実績が着実に積まれています。

カリキュラムでは最新の生成AI大規模言語モデル（LLM）やコンピュータサイエンス、クラウドネイティブな開発経験など即戦力となる高い技術力とあわせ、長期的にビジネスの世界で活躍するためのヒューマンスキルの育成に重きをおくことも特徴です。また、「令和版女子教育」をコンセプトとし、女性のみの学習環境を用意することで、女性のライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供しています。

※日本経済新聞より　https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC223J30S3A320C2000000/

Ms.Engineer株式会社　会社概要

社名:Ms.Engineer株式会社 

設立:2021年11月1日 

代表者:代表取締役社長 やまざきひとみ

東京都千代田区九段南1‐5‐5 九段サウスサイドスクエア4階

https://ms-engineer.jp/