ISC2、NTT-ATとの提携を拡大し、エントリーレベル認定資格向け講師主導型公式トレーニングの日本語版を提供
~CC公式トレーニングの提供を通じ、国内のサイバーセキュリティ労働力の底上げへ~
世界有数のサイバーセキュリティ専門家資格の非営利の会員制組織であるISC2(本社:米バージニア州アレクサンドリア、CEO:クレア・ロッソ)は、NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊東匡)との提携を拡大し、ISC2のエントリーレベルサイバーセキュリティ資格である「Certified in Cybersecurity℠ (CC)」( https://japan.isc2.org/cc_about.html )向け講師主導型公式トレーニング日本語版の提供を、2024年6月から開始いたします。ISC2はNTT-ATとの提携拡大により、本トレーニングを提供することで、業界未経験者が基本的なサイバーセキュリティ・スキルを学ぶ新たな機会を創出し、日本におけるサイバーセキュリティ専門職への参入障壁を取り除きます。このような活動を通じ、ISC2は日本、およびより広域における労働力需給ギャップの解消に貢献してまいります。
NTT-ATは、ISC2オフィシャルトレーニングパートナーとして、これまで、CCSP(Certified Cloud Security Professional)、SSCP(Systems Security Certified Practitioner)の公式トレーニングやCISSP(Certified Information Systems Security Professional)日本語書籍の出版事業を展開してきました。このたびのCCの公式トレーニング日本語版の提供は、ISC2とNTT-ATとの新たな取り組みです。CCは、初級または基礎レベルのサイバーセキュリティの職務に必要な基礎知識、スキル、能力を有していることを証明する資格で、これからサイバーセキュリティのキャリアを築いていくことを目指す人など、実務経験がない方でも取得が可能です。2022年8月に正式に新設されたCC認定資格は、現在までに世界中で約40万人が公式トレーニングコースに登録し、5万人以上が認定資格を取得しています。また、日本語での受験が可能です。
ISC2のグローバルサイバーセキュリティ人材調査「ISC2 Cybersecurity Workforce Study」の2023年版では、世界のサイバーセキュリティ人材が約550万人、日本では48万659人に達したことが明らかになりました。その一方で、同業界における労働力の需給ギャップが、世界で過去最大の約400万人、日本では11万254人に迫っていることもわかり、新たなセキュリティ人材の確保が世界的な喫緊の課題となっています。また、企業や組織がエントリーレベルのサイバーセキュリティ候補者を検討する際には、学士号や独学での経験よりも取得資格の方を重要視する結果も調査により明らかとなりました。
NTT-ATの取締役セキュリティ事業本部長の平田真一氏は、次のように述べています。
「社会のデジタル化の進展に伴い、さまざまな領域でサイバーセキュリティの知識・スキルが求められています。CCは、すべての人々のサイバーセキュリティ分野への入場ゲートとなり、SSCP、CCSP、そしてCISSPなど、世界に通用する高度セキュリティ専門家へのキャリアにつながります。私たちは、CCの継続的な教育機会を提供し、日本のサイバーセキュリティ人財基盤のさらなる広がりと安全なデジタル社会の実現に貢献していきます」
今回の提携拡大についてISC2のCEOであるクレア・ロッソは、次のように述べています。
「日本、およびアジア太平洋地域では、サイバーセキュリティ人材の大幅な不足に直面しており、エントリーレベルの専門家のニーズは過去に類を見ないほど高まっています。この度、NTT-ATとの提携を拡大し、エントリーレベルのサイバーセキュリティ資格であるCertified in Cybersecurity (CC)向けの講師主導型公式トレーニングを日本語で提供する運びとなったことを嬉しく思います。今回の提携拡大は私たちにとって大きな一歩だと考えています。日本語でのCCトレーニングの提供は、より多くの人々がサイバーセキュリティのキャリアを追求することを可能にするだけでなく、潜在的な言語の障壁を取り除き、日本とその周辺地域におけるサイバーセキュリティの労働力の需給ギャップの解消を促進することにつながります」
■NTTアドバンステクノロジ株式会社について
NTTアドバンステクノロジ株式会社は、1976年の設立以来、NTTグループの技術的中核企業として、NTT研究所のネットワーク技術・メディア処理技術・日本語処理技術・環境技術・光デバイス・ナノデバイス技術などの多彩な先端技術のみならず、国内国外の先端技術を広く取り入れ、それらを融合してお客様の課題を解決し、お客様にとっての価値を提供し続けています。
■ISC2について
ISC2(International Information System Security Certification Consortium, Inc.)は、安全で安心なサイバー空間の実現を目指す、世界有数の会員制組織です。世界で総勢60万人以上の会員、準会員(アソシエイト)、Candidatesが所属しており、サイバー脅威から人々の生活を守るために尽力しています。サイバーセキュリティ関連の最高峰の認定資格であるCISSP®をはじめ、数々の受賞歴を誇るISC2の認定資格により、サイバーセキュリティ専門家は、キャリアのあらゆる段階において所有する知識、スキル、能力を証明することができます。ISC2は、相互接続された世界におけるサイバー安全性及びサイバーセキュリティを加速させる、アドボカシー活動、助言、人材支援を通じて、サイバーセキュリティ専門家の影響力、成長力、多様性を拡大しています。ISC2の慈善財団であるThe Center for Cyber Safety and Educationは、サイバーセキュリティ専門家としてのキャリアを歩むための門戸を広げ、サイバーセキュリティ業界との接点がない人々への教育を提供しています。ISC2に関する詳細は、ウェブサイト( https://japan.isc2.org/ )をご覧いただくか、X( https://twitter.com/isc2_japan )、Facebook( https://www.facebook.com/isc2Japan )、LinkedIn( https://www.linkedin.com/company/isc2/ )をフォローください。
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