セブ島を襲った地震と台風25号被災地への緊急支援― 命と未来をつなぐために ―
地震と台風25号で深刻な被害を受けたセブ島。NPO法人DAREDEMO HEROが、被災者の命と生活を守る緊急支援を展開中。

NPO法人DAREDEMO HERO(本部:日本、現地法人:フィリピン・セブ市)は、2025年9月末に発生したマグニチュード6.9の地震に続き、11月上旬に直撃した台風25号による豪雨・洪水被害を受け、セブ島全域での緊急支援活動を拡大しています。
本活動では、家屋の流失や浸水、奨学生の自宅被害など、連続災害に直面している多くの世帯を支えるため、食料・飲料水・医薬品・衛生用品等の緊急物資支給に加え、学校や地域コミュニティの再建・教育・生活支援を含む包括的支援を展開しています。
現地では、主要観光施設・マリンアクティビティ施設・市内モールなどは既に通常稼働・営業再開が進んでおりますが、アクセス困難な山岳部・沿岸部の被災地域には支援が届きにくいという課題が残っています。
■ 背景・被害状況
2025年9月30日午後9時59分、セブ州北部沖を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生。震源の深さは5kmと浅く、ボゴ市・メデリン町などで震度7(日本基準5程度)相当を観測。教会・住宅の倒壊、道路損壊、貯水池崩壊による断水が発生し、死者69名、負傷者186名が報告されました。




続けて11月4日にフィリピン・セブ島を直撃した台風25号により、島の各地で記録的な豪雨と洪水、地滑りが発生しました。フィリピン災害対策当局の発表によると、死者は188人に上り、135人が行方不明となっています。セブ州だけでも139人の犠牲者が確認され、数千世帯が家屋を失いました。




DAREDEMO HEROでは、地震および台風いずれの災害においても発災翌日から緊急支援を開始し、現地の状況に即した支援を継続しています。
■ 地震被災地での支援
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被害が甚大だった北セブ・タボゴン地区を中心に、飲料水・食料・毛布・ソーラーライト・衛生用品を緊急配布
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大型テント7基を寄贈(避難所・仮設教室として設置)
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地域リーダーおよび行政と連携し、支援が届きにくい山間部や沿岸地域の被害調査・支援活動を実施
これらのテントは現在も避難所や仮設住居として活用され、地震に続く台風被害時にも重要な避難スペースとなっています。




■ 台風25号被災地での支援
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奨学生および地域住民の安否確認と被害調査を実施
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158世帯が避難する避難所で大規模な緊急支援を実施
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下着、サンダル、石鹸、アルコールなどの衛生用品を配布
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古着、衣類、食料、飲料水などの生活必需品を提供




避難所では、家を失った人々が物資を受け取りながらも笑顔を見せ、「ありがとう」と感謝を伝える姿が見られました。スタッフも「被災しても希望を失わない人々の姿に励まされる」と話しています。
■ 支援金の現状とお願い
これまでに、約300名の方々から総額430万円のご支援をお寄せいただきました。
心より感謝申し上げます。
しかし、被災地域の範囲は広く、復旧・生活再建にはまだ十分な資金が足りません。特に、住宅再建・教育支援・孤立地域への物資輸送など、長期的な支援体制が求められています。
セブ島の人々が安心して暮らせる日を取り戻すために、引き続き温かいご支援をお願い申し上げます。
ご支援はこちらからお願いします。
https://congrant.com/project/daredemohero/19567
■ 代表者コメント
地震の被害から立ち直る間もなく、台風による洪水が再び人々を襲いました。
それでも、セブの人々は前を向き、支え合いながら生き抜こうとしています。
私たちはその強さに寄り添い、命と未来をつなぐための支援を続けていきます。
NPO法人DAREDEMO HERO 理事長 内山 順子

■ 団体概要
団体名:NPO法人 DAREDEMO HERO(日本)/DAREDEMO HERO INC.(フィリピン)
所在地:日本(兵庫県)、フィリピン(セブ市)
設立:2019年
代表理事:内山 順子
活動内容:教育支援・地域支援・国際交流・災害緊急支援
問い合わせ先:050-6865-6966
公式サイト:https://daredemohero.com/
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