【和歌山市】「FAVTOWN」が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました!
「FAVTOWN」は、地元を離れた若者とのつながりを保ち、関係人口を創出する取組です。
グッドデザイン賞は、1957年に創設され、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザインを評価・推奨する制度で、かたちの有無にとらわれず、私たちを取りまくさまざまなものから「優れたデザイン」を選び、顕彰しています。
今年度、5,000件以上の応募から厳選された中の1つとして、FAVTOWNの取組が2024年度グッドデザイン賞(コミュニティづくりの取り組み・活動部門)を受賞しました 。
公民共創事業で「地元を離れた若者とのつながりを保ち続ける取組 」が受賞している事例は少なく、 地元から離れても出身地域の現在の情報や離れる前には気づかなかった魅力を知ることができ、応援してくれる取組であることが評価されました。
【審査委員評価コメント】
地域から転出してしまう若者を無理につなぎ止めるのではなく、むしろ応援し、どこに行っても
この地域の出身者であることをうれしく思えるような取り組み。
「ふるさと便」の送付を通して、地元にいる頃には気付かなかった魅力や出身地域の現在を知ら
せてくれる。
国内外に県人会などの活動があったり、多くの人が地元を離れてみて、改めて地元を理解するといった経験があるように、 FAVTOWNは地域から出て行くことを前向きに捉え、愛着を深めるきっかけにしてくれる。
FAVTOWN事業は 、和歌山市の若者が進学や就職の際に転出が多いという課題に対して効果的な事業となるよう検討を重ね、 令和4年10月からシナジーマーケティング株式会社と和歌山市が連携した実証事業として始まりました。
設定目標を達成するなど一定の効果を確認できたことから、 昨年10月に本格運用を開始する連携協定を結び、 いわゆる「公民共創」事業として 本事業の推進に努めてまいりました。
事業開始以来、これまで「ふるさと便の発送」、「和歌山市の地域情報の提供」や「地場産品のプレゼント企画」を通した和歌山市を離れた方との関係をつなぐ取組や 「港まつりの特別席プレゼント画」、「はたちのつどいでのフォトブースの開設」などの和歌山市を離れた若者に帰省を促す取組を実施するなど現在、会員が 3,500名を超える本市の関係人口創出事業として重要な施策となっています。
この取組が始まって2年目となりますが、すでに今年度の7月から愛媛県の松野町、鬼北町、愛南町でも導入されており、 和歌山市をモデルケースとして他自治体への横展開が期待されております。
今後もFAVTOWNを活用し就職サービスや本市の学生団体と連動したコンテンツの実施や情報発信を行っていくとともに会員様へのアンケート調査やコミュニケーションを通じて本市の課題解決につながる施策を企画 ・実施することで本市を離れた人のシビックプライドの醸成につながるサービスを提供してまいります 。
【お問合せ】
和歌山市 移住定住戦略課
住所:和歌山県和歌山市七番丁23番地
電話番号:073-435-1013
FAVTOWN ウェブサイト: https://favtown.jp/wakayama/
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