清涼飲料水容器のリサイクルに関する消費者意識調査2025

報道関係 各位

自宅では8割の人がペットボトルのキャップとラベルを外しているが、屋外では3割にとどまる
家でも外でもキャップとラベルを外していただくことで、よりリサイクルが進みます

自販機横ボックスは、ごみ箱ではなくリサイクルボックスであることの認知は7割と増加傾向
一方、「異物を入れたことがある」人は2割
ペットボトルは資源です。「ボトルtoボトル」水平リサイクルの取り組みも進んでいます

 一般社団法人全国清涼飲料連合会(東京都千代田区、会長:本庄 大介、以下全清飲)は、2025年9月5~8日の4日間、全国の15歳~69歳の男女(人口構成比に準拠した1,253サンプル)のうち、外出先でペットボトル飲料を飲用する人を対象に「清涼飲料水容器のリサイクルに関する消費者意識調査2025」を実施し、1,037名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:株式会社インテージリサーチ)
 調査詳細は、以下「全国清涼飲料連合会 清涼飲料水容器のリサイクルに関する消費者意識調査2025(詳細版)」をご参照ください。
▶【PDF】全国清涼飲料連合会 清涼飲料水容器のリサイクルに関する消費者意識調査2025(詳細版)

【消費者調査結果サマリー】

  • 飲み終わったペットボトル、「キャップ・ラベル」どちらも外している人は、自宅では81.4%だが、外出先では、屋内(オフィスや学校)は39.4%、屋外(街中や公園)は30.3%

  • 自販機横のリサイクルボックスの認知率は71.8%で、2020年と比較して14ポイント増。一方、リサイクルボックスに「異物を入れたことがある」と回答した方は21.1%で、「入れたことがあるもの」トップは「プラカップ」

  • 飲み残しが入っているペットボトルは、リサイクルにとっての「異物」であることを「知らなかった」人が37.4%

 日本のペットボトルのリサイクル率は85.0%(23年度実績)、ペットボトルが再びペットボトルに生まれ変わる水平リサイクル「ボトルtoボトル」の比率は33.7%(同)です。家でも外でもキャップとラベルを外してきれいに分別することで、よりリサイクルが進みます。

 自動販売機横のボックスは、缶・びん・ペットボトルの空容器を回収するためのリサイクルボックスです。2020年の調査では認知率は58%でしたが、年々認知率は向上しています。清涼飲料業界では、「自販機横ボックスはごみ箱ではなく、リサイクルボックスです」と伝える啓発活動を続けており、こうした取組みが認知率向上につながっていると推察されます。一方、依然としてリサイクルボックスの異物は一定量あります。リサイクルボックスに異物が混入することで回収できる量が減るとともに、昨今の社会問題として取り上げられているリチウムイオン電池などの危険物が混入するとリサイクル施設での火災・事故にもつながります。業界ではリサイクルボックスの正しい利用方法について、ステークホルダーと連携して啓発を行っていきます。

 ペットボトルは貴重な資源です。清涼飲料業界では、正しい分別排出や自販機横リサイクルボックスの啓発活動を行い、リサイクルがより促進されるように取組んでいきます。

《ペットボトルの分別・排出に関する実態・意識》p.3-p.10

【キャップ・ラベルの分別・排出】

●自宅で飲み終わったペットボトルのキャップやラベルは外す?
「キャップ・ラベルともに外している」81.4%、「キャップ・ラベルともに外していない」8.8%

●外出先で飲み終わったペットボトルのキャップやラベルは外す?
オフィスや学校などの屋内:「キャップ・ラベルともに外している」39.4%、「キャップ・ラベルともに外していない」46.5%

街中や公園などの屋外:「キャップ・ラベルともに外している」30.3%、「キャップ・ラベルともに外していない」56.8%
外出先で外さない理由:「外したキャップやラベルをどうするか、わからないから」が屋内47.2%、屋外53.4%
●ペットボトルのキャップやラベルがリサイクルされるなら、個別に集める?
「キャップを個別に集める」68.4%、「ラベルを個別に集める」は59.7%

●自宅からのペットボトル排出に関する自治体ルールの認知状況
自宅で飲んだあとのペットボトルの出し方について、「知らない」は13.3%

注釈:お住まいの自治体HPなどで確認できます

【自販機横のリサイクルボックス認知】

●自動販売機横のボックスはリサイクルボックスであることを「知っている」71.8%、「知らなかった」28.2%
●リサイクルボックスに、清涼飲料水の缶・びん・ペットボトル空容器以外を「入れたことがある」21.1%
入れたことがあるもの:「プラカップ」55.7%、「レジ袋」27.4%、「お菓子の袋」12.8%
入れた理由:「ほかに入れる場所がなかった」53.4%、「缶・びん・ペットボトル以外を入れてはいけないことを知らなかった」32.0%、「家まで持ち帰りたくなかった」14.2%

●リサイクルボックスに、中身を残したまま飲料容器を「入れたことがある」11.1%
●飲料容器のリサイクルに関する認知状況
飲み残しが入っているペットボトルは、リサイクルにとって「異物」であることを「知っていた」62.6%、「知らなかった」37.4%
飲み残しが入っているペットボトルは、リサイクルに回らないことやリサイクル施設を傷めたりすることを「知っていた」55.3%

●公共のごみ箱やリサイクルボックスは「必要だと思う」87.2%
ごみ箱やリサイクルボックスがあった方がよいと思う場所:「駅」82.1%、「公共機関」76.3%、「公園」58.6%
●新機能の自動販売機横のリサイクルボックスを「知っていた」47.9%

《ペットボトルのリサイクルに関する認知、期待・展望》p.11-p.12

【ペットボトルのリサイクル認知】

●ペットボトルが資源として、リサイクルされていることを「知っていた」91.4%
●日本のペットボトルがほとんどリサイクルされていることを「知っていた」58.8%
●ペットボトルが再びペットボトルになる「ボトルtoボトル」を「知っていた」48.3%
●ペットボトルは単一素材であるためリサイクルに適していること「知っていた」38.8%
●リサイクルペットボトルを「知っている」57.5% イメージが「良い」93.2%

【リサイクルへの期待・展望】

●ペットボトルのリサイクルに特に期待すること:「ごみの削減」84.5%、「資源の有効活用」49.1%、「CO2排出抑制」48.0%
●今後、清涼飲料水容器のリサイクルに「取り組みたい」94.8%

■■報道関係の皆様へ■■

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■■本リリースに関する報道関係者のお問い合わせ先■■

一般社団法人全国清涼飲料連合会(全清飲) 担当:広報部 稲野
TEL:03-6260-9272  E-mail:ineno@j-sda.or.jp


■■組織概要■■

代表者名:会長  本庄 大介
設立 :1955年4月
所在地 :〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2丁目9番2号 PMO神田岩本町2階
ホームページ :http://www.j-sda.or.jp/


会社概要

URL
http://j-sda.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田須田町2-9-2 PMO神田岩本町
電話番号
03-6260-9260
代表者名
松尾嘉朗
上場
未上場
資本金
-
設立
1955年04月