「日本で最も愛情深い都市」1位は那覇、最下位は仙台だと判明!最もハグを積極的にしているのは熊本
「日本で最も愛情深い都市」を調査したところ、1位は那覇、最下位は仙台だと判明しました。また、最もハグを積極的にしているのは熊本でした。
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日本において、2月は一年で最も寒い時期とされています。寒い日が続き、さらにバレンタインデーなどのイベントも後押しすることで、パートナーとの距離がより一層近くなる時期でしょう。
日本は、ハグやキスなどの直接的な愛情表現をする文化が、他国に比べて少ないイメージがありますが、地域によっては積極的にスキンシップを取る所もあるのでしょうか。
英会話個人レッスンや、韓国語個人レッスンを提供する、オンライン語学学習プラットフォーム Preply(プレプリー)は、日本人の愛情を伝える方法、またそこに地域差があるのかなどを、日本全国で調査を実施しました。
全国で最も愛情を注いでいる、もしくは与えられるのが好きという「愛情深い都市」はどこなのでしょうか。
調査結果
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最も愛情深い都市トップは「那覇」、最下位は「仙台」
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最も愛情を注いでいる都市は「岡山」
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最も他者から愛情を与えられるのが好きな都市は「那覇」
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最も愛の言葉を伝えているのは「東京」
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最もハグを積極的にしているのは「熊本」
参考
世代別に見ると、Z世代はハグやキスをする割合が高く、年齢が上がると愛情を伝えるスキンシップは控えめになることが分かりました。
最も愛情深い都市、トップは「那覇」
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日本で最も愛情深い都市は那覇(28.8%)という結果になり、続いて岡山(25.6%)、浜松(23.7%)が2位と3位にランクインしました。
トップ3の結果には、気候が影響している可能性もあります。那覇と浜松は年間を通じて比較的温暖であることから、人々がリラックスしやすいのかもしれません。また、岡山も「晴れの国」として知られ、陽気な気候がポジティブな感情を育みやすい可能性があります。
特にトップの那覇は、沖縄独自の「ユイマール(助け合いの精神)」が根付いていて、家族やパートナー、友人同士の結びつきが強い文化があります。冠婚葬祭などの場面でも、多くの人が関わり合いながら助け合う風習があり、自然と愛情表現が豊かになるのではないでしょうか。
総合的にはこの結果となりましたが、この調査ではハグやキスを能動的にしている「愛情を注ぐ」側と、ハグやキスをされるのが好きという「与えられる」側という両側面から調査を行いました。次は、それぞれのランキングを見てみましょう。
▶︎最も愛情を注いでいる都市は?
「ハグやキスをする」「愛の言葉を口にする」「褒め言葉を贈る」など、愛情を「注ぐ」行動を取る人が多い都市を調査した結果、以下のランキングとなりました。
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「愛情を注ぐ」という側面では、総合2位の岡山が1位の那覇を抜いてトップとなりました。岡山は「他人に愛情を示す」や、「周りに小さな子供がいる時に一緒に遊ぶ」などの項目において割合が高く、見ず知らずの人に対しても優しい行動をしていることが多いため、与える側として1位に輝きました。
愛情の表現の仕方はたくさんありますが、中でもオーソドックスなのは「言葉で伝えること」と「ハグなどの身体的なもの」です。次は、それらの項目のランキングをみていきましょう。
愛を表現する言葉を口にする人が多い都市
愛の言葉を口にする人が最も多いのは東京であることが判明しました。東京の人は他県からするとクールでドライなイメージをもたれることが多いですが、パートナーや近しい人に対しては積極的に愛情表現をしているようです。
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ハグをする人が多い都市
また、ハグをする人が最も多い都市は熊本であることが分かりました。熊本県民は「情熱的で人情深い」と言われることが多く、おおらかで人懐っこい文化を持つことが関係しているかもしれません。また、人気ゆるキャラの「くまモン」が積極的にハグをするキャラであることも関係しているかもしれません。
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▶︎最も愛情を「与えられるのが好き」な都市は?
次に、「一日中ハグやキスをされるのが好き」「言葉で愛情や感謝の気持ちを伝えられるのが好き」などの項目から、最も愛情を与えられるのが好きな都市を調査しました。
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1位は「愛情深い都市」でトップにもなった那覇でした。2位との差が大きく、那覇の人々は愛情を感じる行動をされるのが非常に好きであることが分かります。
沖縄の温暖な気候は、一般的に人々をリラックスさせ、開放的な気分にさせる要因となります。寒冷地に比べて、日常的に外で活動する機会が多いため、他人と触れ合う場面も増え、愛情表現が自然と行われやすくなると言えます。他者との繋がりを大事にする傾向も強いため、その点も「愛情を感じる行動や表現を受け取ることが好き」という、今回の結果に繋がっているのかもしれません。
最も愛情深い都市、ワースト1は「仙台」
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愛情深い都市のワースト1位は仙台でした。ハグやキス、もしくは愛情を込めた言葉のコミュニケーションをあまり行っていないようです。
特に金沢や仙台は、比較的落ち着いた文化や伝統を持つ地域であり、感情表現が控えめな傾向にある可能性があります。また、歴史的に武家文化や商人文化が色濃く残る地域でもあり、格式や礼儀を重んじる風潮が強いです。そのため、オープンに愛情表現をすることよりも、奥ゆかしさや間接的な表現が好まれるのかもしれません。
また埼玉や横浜は、東京のベッドタウンとしての側面が強く、住民の多くが日常的に首都圏へ通勤・通学しています。このようなライフスタイルでは、他者と深い関係を築く機会が相対的に少なくなってしまう可能性が考えられます。
参考:世代別のスキンシップ習慣
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調査結果によると、Z世代の29.9%が「ハグをする」「キスをする」と回答し、他の世代に比べて高い割合でした。また、40.8%が「ハグやキスを受け取るのが嬉しい」と答えていて、これは他の世代と比較してダントツで高く、スキンシップへの肯定感が強い傾向にあることが分かりました。
一方で、団塊の世代(65歳以上)では「ハグをする」人は3.1%、「キスをする」人は2.7%と低く、スキンシップの頻度が減少する傾向が見られました。また、「ハグやキスを受け取るのが嬉しい」と回答したのは14.8%にとどまり、世代間での違いが明確になっています。
若い世代の方が積極的にスキンシップや愛情表現を行い、高齢になるにつれてその傾向は減少していくのは想像に容易いかもしれません。
SNSやグローバル化の影響で、Z世代はスキンシップをポジティブに受け止める傾向がある可能性があります。対して高齢世代は、「恥じらい文化」の影響を受けていて、特に日本では、親世代や祖父母世代は公の場で愛情表現をすることが少なく、若い頃からスキンシップを習慣にしてこなかった可能性があります。
また、ライフステージの変化という点も関係が深いと考えられます。
若い世代は恋愛関係が活発である一方で、歳を重ねると家庭環境が変化し、結婚・子育てを経て、スキンシップの優先順位が変わってきます。パートナーとの関係性の変化により、スキンシップの頻度が減少する可能性が考えられます。
まとめ
今回の調査で、那覇や岡山が「愛情深い都市」であることが分かりました。トップとワーストを見ると、その土地の気候や歴史的背景が関係していることが分かります。南北に約3,000kmにわたる日本は、その地理的特徴が文化や気候に多様性を生んでいます。温暖な地域では比較的積極的に愛情を伝えるコミュニケーションが行われる傾向にあります。また、歴史的な背景から、格式や礼儀を重んじる風潮が強い地域もあり、オープンに愛情表現をすることよりも、奥ゆかしさや間接的な表現が好まれる傾向にある地域もあります。
一概に日本といっても、地域によって様々な特色があります。気候や歴史と紐付けながらこれらの特性を理解していくと、より一層日本の文化を学ぶのが楽しくなるでしょう。これは他の国にも当てはまることです。アメリカといっても、東海岸と西海岸の都市では様々な違いがみられます。
また、そのような地域性の他、世代によってもスキンシップやコミュニケーションの取り方は変わってきます。これはその時代が「何を重んじてきたか」などの違いや、SNSの普及・グローバル化などの背景も深く関係していると考えられます。
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調査概要
調査期間:2024年11月20日〜2024年12月13日
サンプル数:1370
調査対象者:日本在住者
調査方法:インターネット調査
引用・転載の際のお願い
調査結果を引用・転載される際には、以下2点のご対応をお願い申し上げます。
・「オンライン英会話レッスン Preply(プレプリー)調べ」の記載
・URL https://preply.com/ja/online/english-tutors の記載
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プレプリーは2012年にウクライナのKirill Bigai、Serge Lukyanov、Dmytro Voloshynのチームによって設立され、現在、58カ国の国籍からなる400人以上の従業員がいます。米国を拠点に、ヨーロッパ、米国、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの30カ国にスタッフが在籍しています。
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