【2024年度版】複合機の導入形態に関する調査：リースvs購入

https://emeao.jp/ 厳選業者を紹介するBtoBマッチングサイトエミーオが実施したアンケート調査より企業が複合機導入時に重視する要素が明らかに。

株式会社eclore

2024年11月24日 15時27分

企業は業務効率化やコスト管理を目的に複合機の導入を検討する際、どのような選択基準を持っているのでしょうか。また、リースと購入のどちらがより適していると考えられているのでしょうか。

そこで今回、厳選業者を紹介するBtoBマッチングサイトエミーオ( https://emeao.jp/guide/mfp/mfp-knowlege/post-42504/ )は、複合機の導入や管理に関わる企業担当者200名を対象に、導入形態に関するアンケート調査を実施しました。本調査では、企業が重視する「コスト管理」、「保守・メンテナンス性」、「運用の柔軟性」など、複合機導入のポイントを中心に、その選択理由やメリットについて掘り下げています。

本企画は、2024年11月12日に実施したアンケートを基に、リースと購入の双方のメリット・デメリットや、導入形態を再検討する際に重視される要素を分析し、企業の判断基準を明確にします。複合機導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

調査結果① 現在、複合機はリースと購入のどちらで導入されていますか？

複合機の導入形態では「購入」が50.5%と最も多く、「リース」が41.5%で続いています。「その他の導入形態（例：レンタル、シェアオフィスなど）」は4.5%、「契約形態がわからない」は2%、「複数の導入形態を併用している」は1.5%でした。

この結果から、複合機を導入する際、多くの企業が購入を選択している一方で、リースも有力な選択肢として一定の支持を得ていることがわかります。

調査結果➁（Q1でリースと回答した方）リース契約のメリットとして感じる点は何ですか？（複数選択可）

リース契約のメリットとして最も多く挙げられたのは「初期投資が少ない」で、65%の回答を得ています。次いで、「税制面でのメリットがある」が33.7%、「常に最新の機器に交換できる」が22.9%、「保守サービスが含まれていることが多い」が28.9%という結果でした。

一方、「短期間での利用や更新が柔軟にできる」（4.8%）や「機械が故障した場合の交換やサポートが迅速」（9.6%）は比較的低い割合にとどまりました。

これらの結果から、リース契約は初期コストを抑えたい企業にとって特に魅力的な選択肢である一方、最新機器の利用やメンテナンスが簡単になる点も一定の支持を集めていることがわかります。

調査結果➂（Q1で購入と回答した方）購入のメリットとして感じる点は何ですか？（複数選択可）

購入のメリットとして最も多く挙げられたのは「長期的には費用が抑えられる」で、64.4%の回答を得ています。次いで、「自由に使える、自由に設定変更ができる」が42.6%、「自社の資産として管理できる」が31.7%という結果でした。

一方で、「リース契約の縛りがない」（17.9%）や「会社の管理基準に合わせたカスタマイズが可能」（1%）は比較的低い割合にとどまりました。

これらの結果から、購入は長期的なコスト削減や自社での自由な運用を重視する企業にとって魅力的な選択肢であることがわかります。特に、自社資産としての管理や、設備のカスタマイズ性を重要視する場合には購入の優位性があると考えられます。

調査結果④ 複合機を導入する際、最も重視した点は何ですか？

複合機を導入する際に最も重視された点は「月々のランニングコスト」で、34.5%が選択しています。次いで「保守・メンテナンスの手軽さ」が21.5%、「初期費用」が21%と続いています。

「最新機種の導入やアップグレードのしやすさ」（8%）や「操作のシンプルさ」（8.5%）、「資産としての管理しやすさ」（3.5%）、「セキュリティ機能の充実」（2.5%）は比較的低い割合となっています。

これらの結果から、複合機の導入においては、ランニングコストや維持費といった経済的な要素が特に重要視されていることがわかります。

一方で、操作性やセキュリティ機能といった使い勝手や安全性に関する点は、企業の具体的なニーズによって優先順位が変わると考えられます。

調査結果⑤ 複合機のリース・購入を選ぶ際、重視する費用の内訳は何ですか？

複合機のリース・購入を選ぶ際に重視する費用の内訳として、「月々の費用（リース料やメンテナンス費用など）」が50.5%と最も多く選ばれています。次いで「初期費用」が25.5%、「メンテナンスコスト（故障や交換にかかる費用含む）」が17%、「法定耐用年数に応じた減価償却費」が7%となっています。

この結果から、月々の運用コストが最も大きな関心事であり、特にリース契約においては支出を抑えつつ一定の予算内で管理したいというニーズがあることが示唆されます。一方で、初期費用やメンテナンスコストも一定の割合で重視されており、企業は総合的なコストパフォーマンスを検討していることがうかがえます。

調査結果⑥ 複合機の導入形態を変更する場合、どのような理由があれば再検討しますか？（複数回答可）

複合機の導入形態を変更する理由として最も多く挙げられたのは「コスト削減が見込める場合」で、63.5%の回答を得ています。次いで「保守・メンテナンスサービスがより充実している場合」が31.5%、「最新機種への対応が必要な場合」が30.5%と続いています。

「税制面でのメリットが大きい場合」（11%）や「操作性の向上が期待できる場合」（9%）、「セキュリティ強化が求められる場合」（4%）は比較的低い割合となっています。

この結果から、企業が複合機の導入形態を再検討する際、主にコスト削減とサービスの向上を重視していることがわかります。また、最新機種への対応という点も重要視されていることから、技術の進歩や業務効率化に対する期待も一定の影響を与えていると考えられます。

調査結果⑦ 次に複合機を導入する場合、リースと購入のどちらを選びたいですか？

次回複合機を導入する場合の選択肢として「条件次第で検討したい」が32%で最も多く選ばれています。次いで「リースを検討したい」が30.5%、「購入を検討したい」が26%という結果でした。

一方で「現在の形態に満足している」は11.5%にとどまっています。

この結果から、企業の多くは次回の複合機導入において柔軟な選択肢を求めていることがわかります。リースと購入のいずれかに明確な傾向は見られない一方で、条件や状況によって最適な選択をしたいという意向が強いことが示唆されます。

まとめ

このアンケート結果から、複合機の導入に関して企業が重視するポイントが明らかになりました。リースでは初期費用の抑制や保守サービスの充実、購入では長期的なコスト削減や自由な設定がメリットとして挙げられています。また、導入形態を変更する際には、コスト削減やサービスの充実、最新機器への対応が主な再検討理由として挙げられました。

一方、次回の導入形態については、リースや購入のいずれかに明確に偏ることなく、条件に応じた柔軟な選択を求める声が多い結果となっています。企業は初期費用やランニングコスト、保守性や利便性など、さまざまな観点からバランスの取れた選択を重要視していることが伺えます。