【中国イノベーション情報】BATH+α最新動向|2024年10月号
バイドゥ、アリババ集団、テンセント、ファーウェイというテックジャイアント4社に加え、AI(人工知能)活用に秀でるSensetimeやCloudwalk、中国の消費動向を左右しているByteDanceなどといった、中国の最新事情をまさに体現している企業を最適のタイミングで取り上げる。AIや自動運転、電子コマース、ロボットなどがけん引する中国の消費とイノベーションの最前線を、現地の専門家によるリポートなどから浮き彫りにする。
日経BP社「日経クロストレンド」にて、毎週更新しております。以下は2024年10月の内容をまとめてご紹介いたします。
アイフライテック 自社の大規模AIモデルで人型ロボットを強化
2024年8月21日から25日にかけて北京経済技術開発区で開催された世界ロボット大会は、中国最大のロボット産業カンファレンスであり、国際的な技術交流プラットフォームとして重要な役割を果たした。同大会の関連イベントとして開催された展示会には、中国国内外のロボット企業169社が参加。その中で、中国の音声認識技術大手の科大訊飛は、大規模AIモデルを組み合わせた人型ロボットを展示し注目を集めた。
アリババ AI生活アシスタント『支小宝』を発表
中国EC最大手のアリババ集団の傘下であるアントグループは、2024年9月5~7日に中国・上海市で開催された「2024 Inclusion・外灘大会」にて、AI生活アシスタント「支小宝」を発表した。支小宝は、サービス型AIアプリケーションとして、日常生活のさまざまな場面においてユーザーをサポート。同社は、同アプリの発表を通じて、大規模AIモデル技術と生活サービス分野の深い融合を示した。
テンセント 最新のロボット技術を集めた生活支援ロボットを開発
中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は、自社開発の最新研究成果として、生活環境用ロボット「5号(小五、The Five)」を発表した。The Fiveに同組織がこれまで研究開発してきたロボットの核心能力を集約。生活環境で歩行したり、物体を運搬したりといった人間の動作を同じようにこなせる。最新技術と能力を備えたThe Fiveは、人と調和的な共存関係を構築できる汎用ロボットを目指す。
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