「DNP居場所づくりプラットフォーム」にて、“AI支援員サービス”の実証を開始

AI支援員がユーザーの会話を後押しし、コミュニケーションへの寄与を目指す

 大日本印刷株式会社(DNP)XRコミュニケーション®事業*1は、Starley株式会社*2が提供するおしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」*3の技術を活用した“AI支援員サービス”の実証を2025年11月4日に開始します。

 本実証は、児童生徒がAI支援員との自然な会話を通じて心理的抵抗を和らげ、他者との関わりを深めるきっかけを提供し、コミュニケーションの促進に寄与することを目的としています。本実証は、「DNP居場所づくりプラットフォーム」*4上で展開し、東京都「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(以下、VLP)」*5を利用する児童生徒を対象に実施します。東京都荒川区、あきる野市、八王子市の協力のもと、AI支援員が児童生徒と実際に会話し、AIによる心理的サポートの有効性や、コミュニケーション支援の可能性を検証します。

▲今回提供するAI支援員と、その選択画面

【実証の概要】

● 実施期間:2025年11月4日(火)~2025年11月28日(金)

● 対象:東京都荒川区、あきる野市、八王子市にてVLPを利用されている児童生徒

● 内容:AI支援員による児童生徒との会話を通じ、以下を検証します。

 (1)AIとの自然な会話体験による会話に対する心理的抵抗の軽減

 (2)コミュニケーション意欲の変化


【本実証のポイント】

1.「Cotomo(コトモ)」の技術を活用した自然な会話

  “AI支援員サービス”は、相槌、声、返答の間合いや人の感情に寄り添うことにこだわってStarley株式会社が開発したおしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」で培われたノウハウが生かされています。AI支援員との会話は音声会話となるため、端末操作に慣れていない児童生徒でも簡単に会話することが可能です。

2.安全・安心な会話のために調整されたAI

 AIの出力に対しNGワードを設定するほか、実際にVLPで児童生徒と関わる支援員の適切なコミュニケーションや振る舞い方をAIに学習させ、より安全な会話を実現します。

【今後の展開】

 DNPは、AI支援員やメタバースの活用を通じて、不登校やひきこもり、災害による孤立、言語の壁による孤立、情報・学習機会の格差など、社会から孤立している人々が抱える会話への不安や課題に寄り添い、支援を継続していきます。

 今後は、実証結果をもとに、VLPだけでなく、「DNP居場所づくりプラットフォーム」を利用いただいている他の自治体にも展開し、誰一人取り残されない社会の実現を目指します。

 さらに、メタバース上での支援にとどまらず、地域の支援現場におけるアウトリーチとしての活用も進め、現場の支援員や教育機関、自治体との連携を強化しながら、誰もが安心して過ごせる居場所の選択肢を広げていきます。

参考:

*1 DNPのXRコミュニケーション®事業について

あらゆる年齢・性別・言語等の人々が互いに分け隔てられることなく、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を2021年より展開し、メタバースを活用した教育支援や、自治体の地域活性化、「メタバース役所」等の行政サービス向上と窓口業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。

DNPのXRに関する取り組みはこちら→ https://www.dnp.co.jp/biz/products/maintag/xr.html

*2 Starley株式会社についてhttps://starley.co.jp

*3 おしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」についてhttps://cotomo.ai/

*4 DNP居場所づくりプラットフォームについて → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20176606_4986.html

*5 東京都「バーチャル・ラーニング・プラットフォームVLP」の取り組みについて → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20173940_1587.html

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会社概要

URL
https://www.dnp.co.jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 DNP市谷加賀町ビル
電話番号
-
代表者名
北島 義斉
上場
東証プライム
資本金
1144億6476万円
設立
1894年01月