Gurobi Japan、日本オペレーションズ・リサーチ学会2026年秋季研究発表会で2つの研究成果を発表
非線形最適化における求解手 法と乱数シード探索の最適化をテーマに、数理最適化のさらなる可能性を提示
意思決定を“実行可能な判断”に変える数理最適化ソルバーを提供する株式会社Gurobi Japan(本社:東京都府中市、代表取締役社長:Duke Perrucci)は、2026年9月10日(木)・11日(金)に京都大学 吉田キャンパスで開催された「日本オペレーションズ・リサーチ学会 2026年秋季研究発表会」に参加し、Gurobi Japanのメンバー2名が研究成果を発表しました。

今回の研究発表会は「産学連携」をテーマに開催され、連続最適化、離散最適化、スケジューリング、物流・サプライチェーン、機械学習、金融、エネルギー・環境、厚生・医療など、幅広い領域におけるオペレーションズ・リサーチ(OR)の研究・実践について発表が行われました。
Gurobi Japanからは、田村隆太が「Gurobi Optimizerによる非線形最適化 - 非線形バリア法の導入と大域最適化との比較 -」、杉田宜之が「乱数シード探索の極値統計と最適リソース配分」をテーマに、それぞれ研究成果を発表しました。
■Gurobi Optimizerの非線形最適化について発表
9月10日、Gurobi Japanの田村隆太が連続最適化セッションにおいて、「Gurobi Optimizerによる非線形最適化 - 非線形バリア法の導入と大域最適化との比較 -」と題した発表を行いました。
Gurobi Optimizerでは、近年、非線形最適化への対応を拡充しています。今回の発表では、非線形バリア法の導入と大域最適化との比較をテーマに、非線形最適化に対するアプローチについて紹介しました。
サプライチェーン、生産計画、エネルギー、金融をはじめとする実社会の意思決定では、必ずしもすべての条件を線形の関係だけで表現できるとは限りません。より複雑な関係を含む問題を数理モデルとして扱ううえで、非線形最適化は重要な領域の一つとなっています。今回の非線形バリア法の導入により、Gurobi Optimizerは非線形最適化問題に対して、大域的最適解を求めるアルゴリズムと局所最適解を求めるアルゴリズムの両方を備えることとなり、ユーザーは状況に応じてそれらを使い分けることができるようになりました。
■「何本試すか」と「いつ絞るか」乱数シード探索を極値統計で設計する
9月11日、Gurobi Japanの杉田宜之が離散最適化セッションにおいて、「乱数シード探索の極値統計と最適リソース配分」と題した発表を行いました。
MIPでは乱数シードにより探索性能が変動します。本発表では、複数シードを並走・選別して計算資源を再配分するSeed Racingを、極値統計と大規模実験から分析。「何本試し、いつ絞るか」という探索の幅と深さの設計を示し、実装と公開インスタンスでの実験結果について発表しました。
▶詳細スライドはこちら
■「産学連携」をテーマに、ORの研究から社会実装まで幅広く議論
日本オペレーションズ・リサーチ学会2026年秋季研究発表会では、一般研究発表に加え、企業事例交流会やORキャリアセッションを実施。特別講演には、トヨタ自動車 未来創生センターの古賀伸彦氏、京都大学の室田浩司氏、名古屋大学の小野廣隆氏が登壇しました。
研究発表のテーマも、最適化アルゴリズムそのものにとどまらず、生産、物流・サプライチェーン、金融、公共政策、交通、エネルギー・環境、医療など多岐にわたり、OR・数理最適化の研究から実社会への応用まで、幅広いテーマについて発表・議論が行われました。
Gurobi Japanは今後も、国内外の研究者や企業・組織との連携を通じて、数理最適化に関する研究・技術の発展と、実社会における活用の拡大に取り組んでまいります。
【Gurobiセミナーのお知らせ】Gurobi Days Tokyo 2026を11月12日に開催
Gurobi Japanは2026年11月12日(木)、東京・日本橋のKabuto Oneにて「Gurobi Days Tokyo 2026」を開催します。
-
日時: 2026年11月12日(木)10:00開始(9:30開場)
-
会場: Kabuto One ホールA&B(東京都中央区日本橋兜町7番1号)
▶Gurobi Days Tokyo 2026 詳細・お申し込みはこちら
「生成AIの時代に、数理最適化は何を担うのか」をテーマに、数理最適化の実社会における活用事例や、Gurobiの新バージョンと今後の技術展望を紹介します。さらに今回は、研究・産業の第一線で活躍する専門家が数理最適化の現在とこれからを議論する「アカデミック座談会」を初開催します。
鉄道と資源開発、異なる2つの現場における数理最適化の活用事例を紹介
鉄道総合技術研究所と石油資源開発株式会社より、数理最適化の適用事例をご紹介いただきます。制約条件の性質が大きく異なる2つの現場から、数理最適化が実際の課題にどのように活用されているのかをご報告いただきます。
Gurobi CTO Oliver Bastertが来日、「Gurobi 14.0 and Beyond」を講演
ミュンヘン工科大学で応用数学の博士号を取得し、MIPソルバーのアルゴリズム開発に長く携わってきたGurobi CTOのOliver Bastertが来日。Gurobiの新バージョンと、その先の技術展望について講演します。
岩永二郎氏、梅谷俊治氏、OR学会会長・吉瀬章子氏が登壇する「アカデミック座談会」
株式会社エルデシュ 代表取締役/電気通信大学 特任教授の岩永二郎氏を座長に、大阪大学 招聘教授の梅谷俊治氏、筑波大学 教授/日本オペレーションズ・リサーチ学会 会長の吉瀬章子氏、Gurobi CTOのOliver Bastertが登壇。OR・数理最適化の研究と実社会での活用に携わる登壇者が一堂に会し、数理最適化をめぐる現在と今後について議論します。
〈数理最適化ブログとニュースレター〉
Gurobi Japanでは、数理最適化ブログの連載を定期的に公開しています。Gurobiユーザーポータルに直接組み込まれた、無料で使いやすいAIアシスタント「Gurobot(グロボット)」や、業界別の活用事例を紹介しています。また、限定イベントや技術ウェビナーの開催など、お客様のニーズに合わせて配信内容を選択できるニュースレターの配信も行っています。ぜひご登録をお願いします。
数理最適化ブログ記事連載中:こちらから。
ニュースレターのご登録はこちらから。
●株式会社Gurobi Japanについて

株式会社Gurobi Japanは、複雑な意思決定課題に対し、最適な判断を導き出すために設計された世界最高水準の数理最適化ソルバー「Gurobi Optimizer」を提供するGurobi Optimization, LLC(米国)の日本法人です。わたしたちは、AIによる分析や予測を“実行可能な判断”へと導く技術として、Gurobi Optimizerの提供に加え、数理最適化に特化したソリューション提案、コンサルティング、トレーニングを一貫して提供しています。製造、物流、サプライチェーン、エネルギー、金融など幅広い分野で、複雑な意思決定課題の解決を支援しています。2008年に設立されたGurobiは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアに拠点を持ち、40以上の業界にサービスを提供しています。SAP、エールフランス航空、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)をはじめ、世界を代表する企業・組織にも採用されています。
■会社概要
設立 :2010年2月5日
代表者:Duke Perrucci
所在地:東京都府中市府中町1-25-12 ゼルコバビル3階
URL :https://www.gurobi.com/jp/home/
Gurobi Japan 公式note:https://note.com/cute_fish5294
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- ネットサービス
- キーワード
- 数理最適化Gurobi Optimization, LLCGurobi JapanグロビAIと数理最適化モデル数理最適化事例乱数シード探索の極値統計と最適リソース配分AI活用公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会非線形最適化
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
