株式会社Leach、YCombinator公認ハッカソン「c0mpiled-7」で技術賞「Most Impressive Engineering Lift」を受賞
Transpose Platform主催・東京大学IPC共催・森ビル協賛のYC連携イベントにて、AIネイティブヘッジファンド「Origin」が最も技術的に野心的なチームに選出

株式会社Leach(本社:東京都港区、代表取締役:冨永 拓也)は、2026年3月8日に虎ノ門ヒルズ森タワーで開催されたYCombinator(YC)公認ハッカソン「c0mpiled-7: San Fransokyo」において、代表の冨永が参加したチームが技術賞「Most Impressive Engineering Lift」(当日スライド表記:The Biggest Engineering Lift — Most technically involved)を受賞したことをお知らせします。
本イベントはTranspose Platformが主催、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(UTokyo IPC)が共催、森ビル株式会社が協賛し、約230名が参加・65プロジェクトが提出された国際ハッカソンです。

c0mpiled-7の概要 ── YC Request for Startups Spring 2026を題材にした英語ハッカソン

c0mpiled-7は、YCに投資するTranspose Platform社が主催する「c0mpiled」シリーズの第7回で、サンフランシスコと東京の融合をコンセプトに掲げた「San Fransokyo」の第2回開催です。
YCが公開した「Request for Startups(RFS)Spring 2026」をテーマに設定し、以下の7カテゴリの中から各チームが1つを選択し、プロダクトを開発しました。
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AIネイティブヘッジファンド(AI-Native Hedge Fund)
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AIネイティブエージェンシー(AI-Native Agency)
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Cursor for PM
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Stablecoin Financial Services
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AI for Government
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Modern Metal Mills
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AI Guidance for Physical Work
当日のタイムテーブル

開発・プレゼン・提出物(90秒のデモ動画)はすべて英語で実施されました。
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9:00 開場/10:00 受付開始
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10:30〜12:30 チームビルディング
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12:30〜13:00 開会挨拶
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13:00〜17:00 開発セッション(4時間)
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17:00〜18:30 審査・評価
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18:30〜18:45 結果発表・表彰式
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18:45〜 ネットワーキング
受賞チームにはYCパートナーJon Xuによるオフィスアワーへの招待が特典として用意されています。
共催・協賛体制 ── Transpose Platform × 東京大学IPC × 森ビル

主催のTranspose Platformは、世界最高峰のアクセラレーターY Combinator(YC)へ投資する主要投資家(Significant Investor)で、日本の起業家・学生・若手研究者が世界基準で戦える実力を身につけられるよう支援しています。
共催の東京大学IPC(UTokyo IPC)は東京大学が100%出資するベンチャー投資会社で、総額約600億円規模の複数ファンドを運用し、22大学・5研究機関と連携する国内最大級のアカデミア横断型創業支援プログラム「1stRound」を展開しています。
協賛の森ビル株式会社は、六本木ヒルズ・虎ノ門ヒルズ・麻布台ヒルズなどの大規模複合開発を手掛ける日本を代表する都市開発デベロッパーで、今回は会場・食事・飲料などを提供しました。
審査員 ── YC卒業創業者と国際的専門家が集結

審査員には、YC卒業スタートアップの創業者とグローバル企業の技術責任者が名を連ねました。
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Kai Brokering氏(VoiceOS Co-Founder & CEO/YC X25)
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野島 大嗣氏(Canopi/YC S21・元Facebookセキュリティエンジニア・Blur.io創業メンバー)
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Henry Ndubuaku氏(Cactus Compute/YC S25)
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Abhilash Chowdhary氏(CrustData/YC F24)
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Vignesh Subbiah氏(Unbound Security Co-Founder & CTO/YC S24、リモート審査)
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Jia Shen氏(Shisa.ai Co-Founder & CEO、RockYou共同創業者/ユーザー4億人超)
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Duncan Ross氏(soonami.io共同創業者、元Chelsea FC CTO、任天堂 社外取締役(テクノロジー))
YCombinatorとは ── スタートアップの「世界標準」を定義したアクセラレーター

YCombinatorは2005年にPaul Grahamらによって設立されたスタートアップアクセラレーターで、Airbnb、Stripe、Dropbox、Coinbase、Reddit、DoorDash、Twitchなど、テクノロジー業界を代表する企業を輩出してきました。
Request for Startups(RFS)は、YCが「次に投資したい分野」を公開するドキュメントです。Spring 2026版ではAIエージェント、AIネイティブヘッジファンド、AIネイティブエージェンシー、ステーブルコイン金融、政府向けAI、最新の金属製造、物理労働向けAIガイダンスなどが挙げられました。
プロジェクト「Origin」── AIネイティブヘッジファンドのマルチエージェント設計

当日、現地で結成された4名の国際チームで、AIネイティブヘッジファンド「Origin」を開発しました。チームメンバーは以下の4名です。
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Natalia Mykhaylova氏
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冨永 拓也(株式会社Leach 代表取締役)
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Phat Nguyen氏
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Azamat Erkinov氏
時差も母語も異なる国際チームがイベント当日に初めて顔を合わせ、4時間の開発セッションでプロダクトを完成させました。
Originのコンセプト
Originは、従来の機関投資家が抱える「Synthesis Gap(統合ギャップ)」──10-K分析やコンプライアンスに縛られた72時間の人手によるリサーチループ──を、自律型AIエージェントの群(Darwinian swarm of autonomous agents)に置き換え、機関投資家級の確信を12秒の自律実行サイクルに圧縮することを目指したプロジェクトです。
LLMを活用したマルチエージェント間の協調動作、並列稼働による分析・レポート生成、そして人間は結果を確認して意思決定に集中できる構造を、限られた時間で実装しました。
受賞評価 ── 「最も技術的に野心的」な実装として選出

「Most Impressive Engineering Lift」(当日スライド表記:The Biggest Engineering Lift — Most technically involved)は、参加チームの中で最も技術的に野心的な設計と実装を行ったチームに贈られる賞です。
今回のc0mpiled-7では、以下のチームが各賞を受賞しました。
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1位($5,000):Engram(ネットワーキングメモリ・コパイロット)
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2位($2,000):Noob(Figma埋め込み型AIデザイナー)
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3位($1,000):Yaorozu
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Most Venture-Backable:Mercy(内部告発者・ジャーナリスト向け機密AI)
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Best Design:PM Studio
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Most Impressive Engineering Lift(技術賞):Origin
公式レポートでは短時間での高度な技術実装が高く評価されており、審査員からのネガティブフィードバックはありませんでした。
ハッカソン参加が事業にもたらす価値
ハッカソンは単なる技術コンテストではなく、世界中のトップエンジニアと直接チームを組み、限られた時間で成果物を作り上げる経験そのものが、当社のプロダクト開発力に直結しています。
自社サービスの「突合.com」(請求書×納品書の突合AI)や「Saturn」(COREC→freee受注・請求の転記AI)の開発においても、「短期間で動くプロトタイプを作り、ユーザーフィードバックを得て改善する」サイクルを重視しており、ハッカソンで鍛えた開発スピードは日常のプロダクト開発に活きています。
加えて、YCエコシステムとの接点は、海外のAI技術トレンドやスタートアップの最新動向を肌で感じる機会となり、生成AI顧問サービスのクライアントへの技術提案力の向上にも繋がっています。
2大会連続受賞 ── Builders Weekend 2026 Tokyo VoiceOS賞との連続受賞

c0mpiled-7受賞の約2週間後、当社代表・冨永は、Digital Garage共催・205名が参加したBuilders Weekend 2026 Tokyoにおいても、当日結成の国際チームで「VoiceOS賞」を受賞しました。
いずれも当日結成の国際チームでの受賞であり、国内のAIハッカソン2大会連続受賞は、短時間での仕様策定・役割分担・技術選定・実装・ピッチまでを一気通貫で遂行できる実装力の裏付けとなっています。
さらに2026年4月には、アジア最大級カンファレンス「TakeOff Tokyo 2026」でのピッチコンテスト登壇と出展ブース設置も行いました。
株式会社Leachの事業概要 ── 生成AIをまるごと届ける

株式会社Leachは「生成AIを、まるごと届ける。」をミッションに、業種別AIシステム、受託開発、生成AI顧問の3事業をオールインワンで提供する生成AI専業スタートアップです。
累計支援社数は個人含め40社以上で、大企業からスタートアップまで幅広い業種・規模を支援しています。
すぐ使えるAIツール(自社プロダクト)
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突合.com:請求書×納品書の突合AI。数百ページ×数百ページのPDF突合を、AIの1次チェック+人間のEnterキー連打による2次チェックに置き換え、従来の「2時間×2人」を「30分×1人」に短縮。
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Saturn:受注→請求の転記AI。CORECの受注データからfreeeの請求書を全自動作成し、表記ゆれもAIが吸収。「1日8時間の転記」を「10分」に短縮(月額3万円〜)。
業界特化AIシステム(β)
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FactoryOS:少量多品種製造業向けAIシステム
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FestOS:食のイベント・フェス運営向けAIシステム
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BuildOS:資材リース業向けAIシステム
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RecruitOS:転職エージェント向けAI選考管理システム
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LogiOS:中小運送会社向けオールインワンAIシステム
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WasteOS:産廃業者向けAI業務管理システム
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LeachOS:社長・営業・マーケ向けAI業務OS
生成AI顧問サービス
生成AI顧問サービスは月額5万円〜、Slack即時対応。外部ベンダーの門番として高すぎる見積もり・不要機能を見抜き、過去には170万円の見積もりを100万円に圧縮した事例もあります。
代表・冨永拓也について
1989年生まれ。国立奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)修士課程修了。学生時代にアカツキ、Speee、エクスモーション(いずれも後に上場)でインターンを経験し、Speeeインターンシップ上級編で優勝。
東芝R&Dに9年間在籍し、HDDファームウェア(低レイヤー)からAWSデータ分析基盤・Webアプリ(上レイヤー)まで幅広く担当。子会社・東芝テックの役員室に最年少で出向し、Google・McKinseyとの共同プロジェクトにも従事しました。
主な受賞歴
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日本ソフトウェア科学会 第42回大会 チュートリアル講師(2025年)
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DICOMO2014 最優秀プレゼンテーション賞(293件中1位)・優秀論文賞のダブル受賞
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IPSJ DPSWS2014 優秀ポスター賞
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東京大学共同開発「東芝版AI技術者教育プログラム」第2位
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東芝社内CTFコンテスト 5位/68(CISOロール最高レベル5)
資格・特許
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AWS全12冠(約1ヶ月で取得、国内最短級)
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LPIC Level 3
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特許7086873
2024年11月に株式会社Leachを創業しました。
今後の展望
株式会社Leachは、YCハッカソンをはじめとする国内外のスタートアップイベントに積極的に参加し、生成AIエージェント・マルチエージェントアーキテクチャ・業界特化型AI業務OSの領域で、日本企業の現場を変えるプロダクトを送り出していきます。
突合.com・Saturnの機能拡張、FactoryOS・FestOS・BuildOSなど業界特化AIシステムの正式リリース、生成AI顧問サービスの提供先拡大を通じて、「現場で使える生成AI」を届けていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. c0mpiledシリーズとは?
A. YCに投資するTranspose Platform社が主催するYC公認ハッカソンシリーズです。世界各地で開催され、YCのRFS(Request for Startups)に沿ったプロダクトを開発します。受賞者にはYCパートナーのオフィスアワーが提供されます。
Q. 今回のハッカソンの開発時間は?
A. 13:00から17:00までの4時間です。チームビルディング・開会挨拶を含む全体イベント時間は9:00から19:00の10時間で、開発後は審査・表彰・ネットワーキングが行われました。
Q. LeachはYCに採択されていますか?
A. YCへの応募・採択とは異なります。今回はYC公認のハッカソンイベントでの受賞です。YCエコシステムとの接点を持ち、技術力を示す実績として位置づけています。
Q. Originは製品化されますか?
A. 現時点で製品化の予定は公表していません。ただし、マルチエージェントアーキテクチャの知見は、SaturnやFactoryOSなど自社プロダクトのAIエージェント設計に活かしています。
Q. 受賞した技術は自社プロダクトに活用されますか?
A. 並列稼働する自律型エージェント、タスク分割・統合、LLMによる協調動作などの知見は、自社AIプロダクトの設計に反映しています。
Q. 「Most Impressive Engineering Lift」とはどのような賞ですか?
A. c0mpiled-7の技術賞で、参加チームの中で最も技術的に野心的な設計と実装を行ったチームに贈られる賞です。1位〜3位の総合賞とは別カテゴリの名誉賞(Honorable Mention)として位置づけられます。なお、当日の会場スライドでは「The Biggest Engineering Lift — Most technically involved」と表記されていました。
Q. Leachに相談したい場合は?
A. 公式サイト(https://leach.co.jp/)から無料相談を申し込めます。生成AI顧問は月額5万円〜、Slackでの即時対応が可能です。
Q. 2大会連続受賞とは?
A. c0mpiled-7(2026年3月8日、技術賞)と、その約2週間後のBuilders Weekend 2026 Tokyo(Digital Garage共催、205名参加、VoiceOS賞)の2大会連続受賞を指します。
会社概要

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会社名 |
株式会社Leach(Leach, Inc.) |
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所在地 |
〒108-0014 東京都港区芝5-36-4 札の辻スクエア 9F |
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代表者 |
代表取締役 冨永 拓也 |
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設立 |
2024年11月13日 |
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資本金 |
400万円 |
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事業内容 |
生成AI顧問サービス、自社AIサービス開発・運営、業界特化型AI業務OS開発、ソフトウェア受託開発 |
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URL |
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