「第二次世界大戦を生きた日系人女性たちの物語」の著者が来日。記念講演会開催される。
第二次世界大戦のさなか、日系人収容所から解放されるために米国看護教練生部隊に入隊。祖国(日本)と母国(米国)との狭間で苦難の時代を過ごした19人の看護教練生への取材をもとに書かれた『第二次世界大戦を生きた日系人女性たちの物語』(バベルプレス刊、原題“Nisei Cadet Nurse of WORLD WAR Ⅱ”)の著者であるテルマ M.ロビンソン氏が来日、10日(月)出版元のバベルプレスで記念講演講演会を行った。なお、本書に登場する日系人看護教練生の一人であるヨシコ(エディス)・ヨネモト・イチウジ氏も同行され、日本とアメリカ、二つの国を愛することができた、と語った。
テルマ M.ロビンソン氏講演要旨
私がこの本を執筆したのは、日本の勇敢な女性たちの歴史的な事実を失いたくない、本にして残しておきたいという強い想いがあったからです。私が望むのは、日系人の女性達が大変多くの苦難に直面しながらも異なる二つの国を愛し続けたということを知ってもらいたいということです。
私が書きましたこの「第二次世界大戦を生きた日系人女性たちの物語(Nisei Cadet Nurse of WORLD WAR Ⅱ)を日本語に訳して出版するためにバベルプレスをはじめ、皆様が多大な努力をして下さいましたことにお礼申し上げます。そしてこの物語の翻訳出版がアメリカと日本という2つの文化の、異なる文化の橋わたしをしてくれるものと思っております。また、第二次大戦の最中、日系人は大変つらい思いをいたしましたけれども、この物語の登場人物たちがそのつらさを書物に記して世に出そうと決心したことに対して敬意を表したいと思っております。
本書に記された19人の日系アメリカ人の物語はそれぞれが特異な経験を語っていきます。日系の看護教練生の友人たちが第二次世界大戦中に両親が日本人だ、というだけの理由で強制収容所に入れられたことを思うと、私は涙をこらえることができません。
彼女たち、すなわち、ヨシコ、シャロン、チヨコ、アリス、グレイスそしてその他の友人たちは語ってくれました。彼女たちが困難を乗り越えたことを。そして、道を切り開いたことを。それから、私たちをゆるしてくれたことを。彼女たちは教えてくれました。彼女たちは日系人に対するアメリカの偏見をうち破り人生を精一杯生きました。日系女性の看護教練性の物語をこうして世にだすことができた今、彼女達に心からの感謝をささげたいと思います。
本書に関する問合せ
バベルプレス 広報担当 井本一男
TEL 03-6229-2439
私がこの本を執筆したのは、日本の勇敢な女性たちの歴史的な事実を失いたくない、本にして残しておきたいという強い想いがあったからです。私が望むのは、日系人の女性達が大変多くの苦難に直面しながらも異なる二つの国を愛し続けたということを知ってもらいたいということです。
私が書きましたこの「第二次世界大戦を生きた日系人女性たちの物語(Nisei Cadet Nurse of WORLD WAR Ⅱ)を日本語に訳して出版するためにバベルプレスをはじめ、皆様が多大な努力をして下さいましたことにお礼申し上げます。そしてこの物語の翻訳出版がアメリカと日本という2つの文化の、異なる文化の橋わたしをしてくれるものと思っております。また、第二次大戦の最中、日系人は大変つらい思いをいたしましたけれども、この物語の登場人物たちがそのつらさを書物に記して世に出そうと決心したことに対して敬意を表したいと思っております。
本書に記された19人の日系アメリカ人の物語はそれぞれが特異な経験を語っていきます。日系の看護教練生の友人たちが第二次世界大戦中に両親が日本人だ、というだけの理由で強制収容所に入れられたことを思うと、私は涙をこらえることができません。
彼女たち、すなわち、ヨシコ、シャロン、チヨコ、アリス、グレイスそしてその他の友人たちは語ってくれました。彼女たちが困難を乗り越えたことを。そして、道を切り開いたことを。それから、私たちをゆるしてくれたことを。彼女たちは教えてくれました。彼女たちは日系人に対するアメリカの偏見をうち破り人生を精一杯生きました。日系女性の看護教練性の物語をこうして世にだすことができた今、彼女達に心からの感謝をささげたいと思います。
本書に関する問合せ
バベルプレス 広報担当 井本一男
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