ペシャワール襲撃事件の犠牲となった子どもたちに哀悼の意を表します
昨日、12月16日(火)にパキスタン、ペシャワールで起きた襲撃事件で犠牲となった141名の子どもたちと学校職員に、国境なき子どもたち(KnK)スタッフ一同、哀悼の意を表します。
パートナー団体、Friends Welfare Association(FWA)のジャベット・イクバル氏に現地の状況を聞きました。
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今日、ペシャワールで起きた非常に恐ろしい事件の主な被害者は無邪気な子どもたちです。ニュースを知り、多くの国民が衝撃を受けています。私たちFWAや支援している子どもたちは無事です。被害に遭った子どもたちが誰なのかまだ特定されていませんが、学校に子どもを通わせている家族やその周囲の状況は言葉で言い表せない程の緊張に包まれています。
事件は、私たちが活動し、子どもたちが暮らすエリアから約220キロ離れたところで発生しました。パキスタンには軍が運営する学校も多く存在します。私たちの本拠地であるシンカリにも軍の学校はあります。
アーザード・ジャンムー・カシミール(AJK)地域とマンセラ郡にある私たちが再建した学校やそこに通う生徒たちは無事ですが、このあまりにも残酷なニュースを聞いて子どもたちは皆緊張し恐れています。
2014/12/16 FWA代表 ジャベット・イクバル
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KnKは2005年のパキスタン大地震以降、現地のパートナー団体FWAと協力し、被災地の教育支援にあたってきました。2010年からは外務省「日本NGO連携無償資金協力」の活用と日本の皆さまからのご支援で、公立学校の再建支援を行っています。
2014年上旬までにマンセラ郡の38村にて小中高校40校舎の再建を終え、現在はアーザード・ジャンムー・カシミール(AJK)地域で7校を再建中です。
今回の事件は許しがたい悲劇ですが、このような行為に対抗するために私たちKnKが現時点でできることは、公立学校の再建と子どもたちへの支援を継続することだと考えています。
被害に遭われた方々の回復と犠牲者のご冥福を心からお祈り申し上げます。
国境なき子どもたち(KnK)スタッフ一同
※ 写真はKnKが間もなく再建する学校を楽しみにしている子どもたち。
※ 11月にパキスタンを訪問したスタッフ大竹の現地レポートもお読みください。
12014/12/08 パキスタンの未来を左右する「女子教育」の普及
http://knk.or.jp/pak141208/
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