IOC(インターナショナル・オリーブ・カウンシル)、「日本および世界のオリーブオイルの現状と展開動向」に関するコンファレンスを開催引き続き、日本とIOCの連携強化を再確認
インターナショナル・オリーブ・カウンシル(以下、IOC)は、12月19日(木)、「日本および世界のオリーブオイルの現状と展開動向」に関するコンファレンスを都内ホテルで開催しました。
コンファレンスでは、来日したIOCの副事務総長のハイメ・リージョが環境問題を含めたオリーブオイルの世界情勢について基調講演したほか、香川県小豆オリーブ研究所主席研究員でIOC認定香川県オリーブオイル官能評価パネルリーダーの柴田英明氏は、「香川県におけるオリーブオイル生産と官能評価等の取り組み」について、また、日本植物油協会 専務理事 齋藤昭氏は、「我が国における植物油とオリーブ油に関する現状と展開動向について」講演しました。

また、意見交換会が行われた後、同コンファレンスに同席していたオリーブオイル普及推進議員連盟の会長を務める衆議院議員の河村建夫氏が閉会の挨拶で、「オリーブオイル普及を願ってきたが、生産者そして業界が日本で流通するオリーブオイルの品質の安定と向上に尽力しているのがよく理解できた。IOC規格はオリーブオイルの世界標準であるから、今後も連携していくのが望ましい」とコメントしました。


IOC はこれまでも、日本におけるキャンペーンを実施、業界関係者や関連省庁にも出向き、オリーブオイルの規格の重要性を訴求し、出来る限りのサポートをしてきました。その結果、小豆島をはじめとする香川県産オリーブオイルの官能評価を行っている香川県オリーブオイル官能評価パネル(以下香川県パネル)が、昨年現制度における日本初のIOC 認定を取得。認定を受けるには、毎年申請・受験が必要ですが、2年目となる今年も無事認定を取得しました。また東京では日本の主要メーカーで組織される(一社)日本植物油協会(JOPA)が連携強化を進めており、昨年自社のオイルを分析できる理化学Aに同協会会員社1社が認定され、今年は新たに同協会会員社1社が日本企業初の理化学A認定(自社だけでなく、他から検査を請け負うことができる)を取得、また、公益財団法人 日本油脂検査協会が官能評価パネルの認定を受けています。(2019年12月16日IOCウェブで公表によるRECOGNITION OF LABORATORIES AND PANELS: https://www.internationaloliveoil.org/what-we-do/chemistry-standardisation-unit/#recognition-laboratories )
■インターナショナル・オリーブ・カウンシル(International Olive Council/IOC)についてIOCは、スペイン・マドリードに本部をおく、オリーブオイルとテーブルオリーブの国際協定に基づく政府間機関です。オリーブ栽培と生産の保護と開発のため国際連合によって1959年に設立され、オリーブ業界における唯一の世界的な機関として、加盟国と協議をしながら、オリーブ業界発展のための政策作りを行っています。また、持続可能なオリーブ栽培の発展にも貢献しています。(http://www.internationaloliveoil.org/)
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