PAM制御搭載エアコン 国立科学博物館「重要科学技術史資料」に登録

日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(本社:東京都港区、CEO:フランツ・サーウィンカ)は、このたび日立が1997年(平成9年)に発売した「PAM制御搭載エアコン(RAS-501HX2)」が独立行政法人国立科学博物館(館長:林良博、以下、国立科学博物館)より国立科学博物館重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に登録されることが決まりましたので、お知らせいたします。登録証授与式は、9月10日に国立科学博物館 日本館にて開催されます。

未来技術遺産登録とは、日本における科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していくうえで重要な意義を持ち、国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料の保存と活用を図り、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、国立科学博物館が2008年より実施している登録制度です。

 

1990年代当時、エアコンの心臓部にあたる圧縮機の回転数を制御するインバーターエアコンが登場していましたが、エアコン暖房へのニーズが高まる中、ハイパワーな暖房能力が求められていました。暖房のパワーを大きくするには、高速回転が可能な圧縮機モーターが必要となります。しかし、そのような高速回転に特化したモーターでは安定後の低速回転時の省エネ性が損なわれてしまいます。そこで、PAM(パルス電圧振幅波形制御方式)制御を採用することにより、従来のインバーターがコントロールできなかった圧縮機のモーター駆動電圧の高低の幅を拡大させることが可能となり、圧縮機の回転数をより広い範囲で制御できるようになりました。PAM制御は、高速回転が可能な圧縮機モーターを採用しなくても、圧縮機に与える電圧を上げることにより、圧縮機の回転を高めハイパワーを実現し、安定後パワーを必要としないときは、圧縮機に与える電圧を下げることで、効率の良い低速回転の運転ができます。また、入力電流波形を正弦波状に制御することにより最高力率を99%に高め、コンセントから得られる電流を有効に利用でき、より高出力化を可能としました。

 

従来のインバーターよりさらに電圧幅を広く使えるPAM制御方式をルームエアコンに採用することにより、ハイパワーと省エネの両立に成功した空調技術史上画期的な製品が「PAM制御搭載エアコン」です。当製品は、従来のインバーター方式では暖かさがものたりなかった寒冷地でもその暖房パワーが受け入れられ、ヒートポンプ式暖房の普及にも貢献しました。

 

[図1PAM制御搭載エアコンRAS-501HX2][図1PAM制御搭載エアコンRAS-501HX2]

PAM制御技術は、年間通して快適に過ごすために欠かせない空調機器に現在も活用されており、冷蔵庫等他の家電製品にも採用され、省エネ性や効率などの大幅な改善にも寄与しました。

 

日立ジョンソンコントロールズ空調は、省エネ、快適性を今後も追求し、空調技術のさらなる発展に寄与してまいります。

 

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