DNX Venturesと日鉄興和不動産の共同事業・インキュベーションオフィス「SPROUND」が5周年
B2Bのアーリースタートアップが累計48社・約500名利用、アップラウンドの資金調達に伴走

DNX Ventures(本社:東京都千代田区、マネージングパートナー兼日本代表:倉林陽、以下「DNX」)は、日鉄興和不動産株式会社(以下、NSKRE)と共同でインキュベーションオフィス・コミュニティ「SPROUND(スプラウンド)」を開設して5年を迎えました。
スタートアップ企業の成長加速をサポートし、日本のB2Bスタートアップ・エコシステムの拡充に貢献するべく開設したSPROUNDは、この5年間、累計48社・約500名の起業家や関係者にご利用いただき、スタートアップの挑戦と成長を支えてまいりました。数多くの勉強会・講演会を開催し、ナレッジワーク、Hubble、DIGGLE、ゼロボード、ヤモリ、Resilire、ランプなど、これまでに18社がシードからシリーズAへアップラウンドファイナンスを実現、数多くの成果が生まれました。
DNXは引き続きSPROUNDという場・コミュニティを通じ、B2Bスタートアップの挑戦を近くで伴走支援して参ります。

▶︎5周年特設サイト
https://spround.tokyo/spround-5th/
DNXの狙いと成果
DNXはアーリーステージ投資家として、メインの投資フェーズであるシリーズAステージの投資時に、起業家と投資家がいい信頼関係を築いて迎えること、そして最も難易度が高いシード期を起業家同士・スタートアップ同士が、SPROUNDで生まれる「知の還流」を通じて、さらなる成長加速できるよう支援することを目指し、2020年9月にSPROUNDを開設いたしました。
開設後、2021年にはシードスタートアップ投資用の「シードファンド」を組成、50社の目標に対してすでに8割以上の投資を完了し、うち21社にSPROUNDをご利用いただきました。シードステージのスタートアップに対し、資金と成長支援を両輪でご提供して参りました。また、SPROUNDとDNXのオフィスが隣接している環境を活かし、シードファンド投資先に対してすぐ近くで伴走支援を行うことで、シリーズAに向けた投資先と起業家の信頼関係醸成に寄与することができたものと振り返っています。
DNXの提供する知・コンテンツ
シード期のスタートアップ起業家の多くが、会社経営において、プロダクト開発や営業、組織設計や採用、PRやマーケティングなど「新しいこと」や「初めてのこと」に直面していることを受けて、SPROUNDでは、より効率的に学び、各社の事業・組織の成長に繋げられるよう、DNX監修の勉強会を積極的に開催してきました。同じB2B SaaS領域で成功を収める先輩経営者や各種専門家などをお招きして開催した学びの機会は、通算72回となりました。SPROUNDで開催した勉強会は可能な範囲でアーカイブを作成し、いつでもどこでも学びの機会にアクセスできるよう会員限定でポータルサイトを公開しています。




5周年に寄せて

DNX Ventures / マネージングパートナー兼日本代表倉林陽
SPROUNDは、この5年間で多くの起業家や関係者の皆さまと共に歩み、数々の挑戦を見届けてきました。私たちが掲げる“知の還流”のコンセプトは、スタートアップ・エコシステム全体における学びと挑戦の循環を象徴しています。今後もDNX Venturesは、NSKREと共にSPROUNDを拠点に、スタートアップの成長を支援し、起業家と投資家が信頼関係を築ける環境づくりに力を尽くしてまいります。
SPROUNDについて
SPROUNDは、ベンチャーキャピタルDNX Venturesと不動産デベロッパー日鉄興和不動産の共同事業として2020年に開設された、アーリーステージを中心とするB2Bスタートアップ向けのインキュベーションオフィス・コミュニティです。
その名称は「芽吹く(sprout)」と「循環(round)」を組み合わせた造語で、スタートアップの成長「知の還流」を象徴しています。単なるオフィススペースではなく、起業家同士や投資家、専門家が知を共有し合い、新たな挑戦を生み出すコミュニティとして設計されています。
拠点は品川駅直結という利便性の高いロケーションにあり、柔軟なオフィス環境と偶発的な出会いを促す仕組みを備えています。これにより、スタートアップの事業推進やネットワーク形成を支援し、起業家が信頼関係を築きながら次の成長ステージへと進むことを後押ししています。
DNX Venturesについて
DNXは、2011年より東京とシリコンバレーに拠点を構え、日米市場を中心にB2Bスタートアップへの投資を行っているベンチャーキャピタルファンドです。これまでに4つのメインファンドに加えアネックス・シードと合計12のファンド、累計約1010億円を運用し、日米を中心に232社のスタートアップ企業へ投資を実行(うち日本国内企業は109社)、30社(うち日本国内企業は19社)をエグジットに導いてきました。B2Bスタートアップにおいて、主な投資領域はクラウドSaaS、フィンテック、ディープテックなどの領域へ、いずれもアーリーステージで投資しています。
これらの豊富な投資経験と強力なコミュニティ基盤を活かし、次世代のアントレプレナーを支援し、日本のスタートアップ・エコシステムを変革してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
DNX Ventures
Email: hello@dnx.vc (担当:上野)
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