~「ちょっと気持ち悪い」と思わせたら勝ち~コラージュアーティストの河村康輔が人生と映画について語るオリジナル番組「この映画が観たい」 ムービープラスで1月放送
CS映画専門チャンネル「ムービープラス」(ジュピターエンタテインメント㈱、東京都千代田区、代表取締役社長:寺嶋博礼)で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」は、様々な分野で活躍する著名人の方々にかけがえのない“映画体験”と、それにまつわる人生のエピソードをお聞きする番組です。
1月は、大友克洋の「AKIRA」のアートウォールを手がけたことでも知られているコラージュアーティストの河村康輔さんが登場。彼がセレクトした映画「ワイルド・アット・ハート(1990年)」 「ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年)」「THIS IS ENGLAND(2006年)」 「グッドフェローズ(1990年) 」 「ゼイリブ(1988年)」の5作品について、番組で熱く語っていただきました。
1月は、大友克洋の「AKIRA」のアートウォールを手がけたことでも知られているコラージュアーティストの河村康輔さんが登場。彼がセレクトした映画「ワイルド・アット・ハート(1990年)」 「ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年)」「THIS IS ENGLAND(2006年)」 「グッドフェローズ(1990年) 」 「ゼイリブ(1988年)」の5作品について、番組で熱く語っていただきました。
<河村康輔さん 収録インタビュー>
もともとデヴィッド・リンチがすごく好きだったんですけど、「ワイルド・アット・ハート」は初めて自分の中でしっくりきたリンチ作品なんです。ダメ男の話なんですけど、でもなんか憎めないし、カッコつけたくてもカッコつかないところ、それがすごくリアルにむき出しになってる感じがすごく人間味があって好きです。この作品も含め、リンチ作品から自分の作品にも影響を受けています。枠内で収まらず、それを飛び越えた普遍的なものとか、コラージュっていう一つのフォーマットから飛び出して、「ちょっと気持ち悪い」と思わせたら勝ちだなと初めて思ったのは、リンチの手法を見てからなので。でも僕は、作品を作る時にそれだけをやりたいわけじゃなくて、「ワイルド・アット・ハート」のようにどこかに普遍的だったりロマンチックだったり、そいういうものをすごく入れたいと思ってやっています。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグは、監督の中でもトップクラスに好きな監督です。これは冒頭から映画の世界にどっぷり入り込んでしまって、最後まで一切気が抜けなかった初めてのクローネンバーグ作品でした。ストーリーもちゃんとしてるからすごく観やすいし、男の子が憧れを抱く「普段はカモフラージュしているけど、実はちょっとワルくて強い」っていう感じがたまらないですね。自分の中で、“真逆のことをやりたい”っていうのはずっとあって、この映画の二面性の部分ですごく共感できるんです。個展でお会いする人に「(作品から連想すると)ものすごく怖い人だと思っていた」と言われることも多くて、僕の場合どっちが本当の自分なのか分からないんですけど(笑)、自分の中にある暴力性みたいなものを全部作品に出していて、99%くらい初期衝動で作っているのでライブに近い感覚ですね。作品に内面を反映させているからか、普段からイライラすることもそんなにないですし、ある意味作品がデトックスみたいになっているのかもしれません。
そのほか人生に絡めながらオールタイム・ベストに選んだ映画についてなど、貴重なエピソードが満載の「この映画が観たい#64 ~河村康輔のオールタイム・ベスト~」。ぜひ、ムービープラスでご覧ください。
「この映画が観たい#64 ~河村康輔のオールタイム・ベスト~」
初回放送:1月7日(月)23:00~23:30
再放送:1月9日(水)18:30~19:00、10日(木)18:15~18:45、16日(水)10:45~11:15、
23日(水)深夜1:30~2:00、24日(木)18:45~19:15
河村康輔 プロフィール
1979年、広島県生まれ。グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティスト、「ERECT Magazine」アートディレクター。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供。ライブ、イベント等のフライヤー、DVD・CD のジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。国内外の様々な美術館、ギャラリーで個展、グループ展を開催。コラージュアーティストとしては、「大友克洋GENGA展」(2012年)、「LUMINE×エヴァンゲリオン」(2012年)など多数。作品集『2ND』(ERECT Lab.)、『MIX-UP』(ワニマガジン社)、『22Idols』(ERECT Lab./Winston Smith との共著)、『LIE』(Bootcamp magazine Vol.13(free magasine))対談集『1q7q LOVE & PEACE』(東京キララ社)を刊行。ファッション雑誌などでも連載を持つ。
<ムービープラスとは>
来年開局30周年を迎える日本最大級の映画チャンネルです。ハリウッドのヒット作をはじめとする国内外の選りすぐりの映画、映画祭、最新映画情報を放送し、J:COMなど全国のケーブルテレビやスカパー!、IP放送を通じ、約715万世帯のお客様にご覧いただいています。
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