メドトロニック 手技のストレス軽減と低侵襲に貢献する骨切削用ドリルと、早期の病理診断のための組織診をサポートする生検針の2製品が「2020年度 グッドデザイン賞」を受賞

日本メドトロニック株式会社

日本におけるメドトロニックの法人である日本メドトロニック株式会社およびコヴィディエンジャパン株式会社(本社:東京都港区)は、ハイスピードドリル「マイダスレックスMR8 ハイスピードドリルシステム」と、組織を採取するための生検針「SharkCore™ FNB エクスチェンジシステム 」ii)の2製品が、2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会、発表日:2020年10月1日)を受賞したことをお知らせいたします。
『人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす』というミッションのもと、メドトロニックは、医療従事者や患者さんのニーズを踏まえ、手技の効率化や患者さんの体に負担の少ない低侵襲な治療をお届けすることで、医療におけるイノベーション、Value-Based Healthcare(バリューベースド ヘルスケア)へのさらなる貢献を目指してまいります。

 

■グッドデザイン賞

 「マイダスレックスMR8 ハイスピードドリルシステム」 (日本メドトロニック株式会社)

​脳神経外科や整形外科の手術では、より安全な手術を行うために手術用ナビゲーションシステムが多く使われるようになっています。ハイスピードドリルを用いた骨の切削の際、従来はポインターと呼ばれる指示棒を使って切削前にどこを削るか手術用ナビゲーションシステム上で判断し、ドリルに持ち替えて切削し、再度ポインターでどこまで切削したかの確認を繰り返す必要がありました。この課題に対してステルスマイダスMR8電動式ハンドピースi)-1 は光学式トラッカーと呼ばれるアンテナをドリルに固定することで、ドリル先端の位置情報を手術用ナビゲーションシステム上でリアルタイムに把握できるようになり、持ち替えにかかっていた時間と手間を解消することができました。

ハイスピードドリルの構造は電動式ハンドピースに外科的切削ツールとそれを支えるアタッチメントを取り付けるようになっていますが、脊椎や頭の狭く深い場所の骨の切削ではアタッチメントが視野を遮ったり、ツールの回転軸が神経などの重要な生体組織に接触するリスクがあり、医師は長時間に渡り細心の注意を払って切削を行っています。
マイダスレックスMR8クリアビューi)-2 はツールとアタッチメントの一体化により視認性の向上を目指しました。また、ツールの回転軸を先端近くまでチューブで覆い、また、切削部位を洗浄液で冷却・洗浄するイリゲーション機能を組み込むために、チューブに溝を作りその箇所を覆うシースとの間を流れるようにすることで、細さを損なうことなく狭く深い場所でも快適に切削することを可能にしました。
 
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント 
手術においてナビゲーションシステムが一般化する中、トラッカーのサイズと位置は、精度向上と、邪魔にならない条件が相反するが、適切なバランスで解決されている。また、各パーツの一体化による視認性の向上で手術ストレスを低減するなど、道具を人との関係という観点も含めて考えているところが評価された。そして、精度感、質感の高い機器からは、プロが使う道具としての魅力が溢れ、使用者のモチベーションを上げる。

■グッドデザイン賞
「SharkCore(TM) FNB エクスチェンジシステム」 (コヴィディエンジャパン株式会社)

超音波内視鏡を介して使用される機器で、膵臓、粘膜下腫瘍、リンパ節などの組織を採取するための生検針です。

国内では、特に膵癌の早期診断に貢献する検査方法として超音波内視鏡下吸引生検法が広く普及し、医療現場のニーズは従来の細胞診から組織診への需要へ変化しています。この変化に対応するため、本生検針では、より多くの組織採取ができることを意図して針先形状のデザインを改良し、より少ない力での穿刺を可能にし、病理医が行う良悪性等の診断率の向上をサポートします。また、医療従事者の針刺し事故防止のために自動的に装着されるセーフティーシース(保護カバー)を搭載し、安全性への配慮もデザインされています。さらに、交換可能な針による手技時間とコストの効率化により、医療経済にも貢献します。
 
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
生検針において、穿刺性と組織採取量は常識的には相反する条件となるが、刃先の形状を工夫することで両立している。その工夫は、従来の流れの延長上の積み上げでは達成できない発想の転換が必要で、そのジャンプができたことが高く評価された。また、医療従事者への安全性と、交換の簡易による手技の速さが考慮され、医者と患者の両者にとって有効な優れた解決がなされている。
 
マイダスレックスMR8ハイスピードドリルシステム
i)-1       販売名:ステルスマイダス MR8電動式ハンドピース
              医療機器認証番号:301ADBZX00085000
i)-2       販売名:マイダスレックス MR8クリアビュー
              医療機器認証番号:301ADBZX00070000

ii)           販売名:超音波内視鏡下吸引生検針エクスチェンジシステム
              医療機器認証番号:302ACBZX00006000

 

【グッドデザイン賞について】
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は48,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
www.g-mark.org/ 
 
【メドトロニックについて】
Medtronic plc( www.medtronic.com )は、アイルランドのダブリンに本社があり、世界中の人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばすことを目指した医療技術、サービス、ソリューションを提供するグローバルリーダーです。全世界で9 万人を超える従業員を擁し、約150 ヵ国の医師の方々や病院、そして患者さんに貢献しています。世界中のパートナーの皆様と力を合わせて、さらなる医療の発展に取り組んでいます。
 
【日本メドトロニック株式会社 (Medtronic Japan Co., Ltd.)について】
日本メドトロニックは1975年の設立以来40年以上にわたり、生体工学技術を応用し、様々な疾患をお持ちの方々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす医療機器を通して人類の福祉に貢献することを目指しています。メドトロニックが提供する先端医療技術は、心臓疾患をはじめ、パーキンソン病、糖尿病、脊椎疾患、脳疾患、慢性的な痛みなどを広くカバーしています。
www.medtronic.co.jp 

【コヴィディエンジャパン株式会社(Covidien Japan Inc.)について】
日本におけるメドトロニック 3 法人のひとつであるコヴィディエンジャパン株式会社は、外科手術機器、人工呼吸器をはじめとする多岐にわたる製品ラインアップを揃え、早期の診断、手術時間の短縮の実現を目指しています。患者さんの身体により負担の少ない低侵襲手術により合併症を軽減し、患者さんの治療結果の向上につながる効果の高いソリューションを提供できるよう努めています。
www.medtronic.co.jp 

※なお、将来の業績見通しに関わるすべての記述は、メドトロニックが米国証券取引委員会に提出する定期報告書に記載されているようなリスクや不確定要素の影響を受ける場合があります。実際の業績は予想と異なる可能性があります。

 

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医療・病院医薬・製薬
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会社概要

日本メドトロニック株式会社

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URL
https://www.medtronic.com/jp-ja/index.html
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区港南1丁目2番70 品川シーズンテラス 22F
電話番号
-
代表者名
宇佐美 英司
上場
未上場
資本金
-
設立
1975年11月