物流ラストワンマイルのDXを目指す『207』、シリーズAで総額5億円の資金調達を実施

物流会社・荷主企業とのシステム構築・連携強化のため、採用加速

207株式会社

物流業界のラストワンマイルのDXを目指す207株式会社(本社:東京都⽬⿊区、代表取締役:⾼柳 慎也、以下「当社」)は、株式会社環境エネルギー投資、Logistics Innovation Fund、Headline Asia、DG Daiwa Venturesの計4社を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約5億円の資金調達をしたことをお知らせします。弊社では今回調達した資金を元に、サービスの機能追加や外部システムとの連携機能開発および、さらなる事業拡大・サービス成長にむけた採用活動の強化を行ってまいります。

■資金調達の背景と目的
 昨今、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、生活者の巣ごもり需要が高まっています。特にEコマース分野では顕著な変化が出ており、2020年の宅配便の取扱個数は約48億個と、前年度と比較し約11.9%増加(※1)しています。一方で、物流業界には、人材不足や新人教育コストの増加、再配達問題、属人的管理作業の慢性化など様々な課題があります。
  • ​ドライバーは配送中に電話を受けるため都度停車する必要がある
  • ドライバーが配送中に電話を受けることで気が散り事故の原因につながる
  • ドライバーの配送状況を逐一確認しなければならない

 当社は、このような社会課題を解決すべく「いつでもどこでもモノがトドク世界的な物流ネットワークを創る」をコーポレートミッションに掲げ、2019年9月より物流・配送利用者向けに再配達問題を解決する『TODOCU』、2020年2月より配達員向け配送効率化アプリ『TODOCUサポーター』の提供を開始しました。さらに、2020年5月には人々の空き時間を利用して荷物を配達するシェアリング型宅配サービス『スキマ便』、同年12月には物流・配送事業者向けの配送管理システム『TODOCUクラウド』の提供を行っております。
  • 配送状況をリアルタイムで一元管理できる
  • ドライバーに土地勘がなくても視覚的にお届け先を把握でき業務効率化ができる
  • ドライバーが効率のよいルートで配送網を回ることができる
 サービスローンチから約2年の現在、物流・配送事業者の従業員の皆様も含め15,000名以上の配送員に活用いただくなど、多くの配送事業者や配送員の非効率業務からの脱却と再配達数の削減をサポートしてまいりました。

 今回、調達した資金を元に、
  • 『TODOCU』では、配送状況のリアルタイム確認を実現する機能追加
  • 『TODOCUサポーター』では、集荷関連業務全てを一元集約し業務効率化を実現する機能追加
  • 『TODOCUクラウド』では、物流会社様および荷主のシステムとのAPI連携機能の開発を実施
および、さらなる事業拡大・サービス成長にむけた採用活動の強化を行ってまいります。今後は、配送事業者並びに配送員の配送効率化をより高めるサービスを提供し、物流のラストワンマイル市場で全ての配送員の方にご利用いただけるようなインフラサービスへの進化を実現してまいります。これにより、2022年には日本全体の配達員の50%、10万人が活用するサービスを目指し、物流業界の人材不足等に寄与していきたいと考えています。

なお、シードラウンドを含めた累計調達額は約5.8億円となります。

(※1)国土交通省「令和2年度宅配便取扱実績について(2021年8月6日発表)
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000235.html

■『TODOCUクラウド』導入企業ご担当者様からのコメント

関空運輸株式会社
執行役員 部長 山内様

弊社は家具から食品まであらゆる物の配送を行っています。2021年8月にTODOCUクラウドを導入する前までは、ドライバーの配送状況を逐一電話で確認しなければならず、ドライバーも業務に集中することが難しかったと思います。導入後は、配送未経験で入社してくれたメンバーの配送効率がぐんと上がったことに驚きました。この期間で、管理業務の工数を削減したり、ドライバーの配送業務効率化を成功させることができたりと、配送状況を軌道に乗せられていると感じています。
 

合同会社リベラック
代表 横山様

弊社は神奈川県全域の宅配事業を手掛けています。これまでは、配送件数やクオリティを担保するため、未経験の社員にも一定の業務レベルを保てるようにしたいという課題を抱えていました。TODOCUクラウドを導入することで、ドライバーが伝票を撮影するだけで配達先が地図上で可視化されたり、時間指定も分かりやすく表示してくれるので未経験の配送員が最適な配送ルートを知るために欠かせないツールとなっているだけでなく、チーム内のトラブルを未然に防いだり品質を担保することができています。

■資金調達概要
調達金額:5億円
調達方法:第三者割当増資
主な引受先:
<既存投資家>株式会社環境エネルギー投資
<新規投資家>Logistics Innovation Fund、Headline Asia、DG Daiwa Ventures
資金用途:プロダクト開発、採用・組織体制の強化

■引受先からのコメント

株式会社環境エネルギー投資
アソシエイト  山岸 龍博氏

207が取り組んでいる事業は成長の真っ只中にある物流業界のみならず、過疎地域での共同配送、モノを届け続けるというソリューションにも繋がり、インフラの根幹を変えていくような社会的意義が高いものだと感じています。207のメンバーは最初に投資させていただいた時から変わらず、現場のお客様に向き合いサービスをしっかりとローンチし、マイルストーンを着実に実現させています。今回も物流・インフラ業界の課題を解決していく貴社を全力で応援させて頂きたいと思い、追加投資させていただいています。
 

Spiral Innovation Partners
Logistics Innovation Fund 代表パートナー 岡 洋氏

物流業界の社会課題として、ドライバーの高齢化、圧倒的な人材不足があります。その一方で、EC化率の上昇やコロナ禍による在宅率の増加もあいまって、宅配便の取扱個数は増加の一途です。我々は、物流事業者単位での対応には限界がきており、様々な垣根を超えた物流業界全体での最適化が必要だと考えています。207の「物流業界のラストワンマイルのDXを目指す」事業は、業界の本質的な課題解決を成し遂げると確信しております。今後207が起こす物流業界の進化をとても楽しみにしております。

 

Headline Asia
Investor 鈴木 広平氏

近年、宅配利用は増え続ける一方、ドライバーの人材不足や配達網の逼迫により、社会的インフラの役割担保に拍車がかかっています。207は、ラストワンマイル領域の本質的な課題を解決しており、出資を決めました。
207は、物流業界に知見・ノウハウを持つ代表の高柳さん、現場の配達員に向き合いプロダクトの改善を積み重ねている優秀なメンバーで構成されています。プロダクトの開発力、こだわり、速さは業界のスタートアップ企業でも群を抜いており、近い将来、207のサービスが世の中に広く浸透していくと信じています。
 

株式会社DG Daiwa Ventures
プリンシパル 渡辺 大和氏
マネージャー 髙橋 くるみ氏

物流業界のラストワンマイルの課題に取り組む207は、来る「Logistics 4.0」時代に必要となる知見を着実に蓄積しております。企業目線での業務改善型DXに留まらず、配達員をはじめ業界を支える方々の目線で、物流業界全体の構造改革を進めていくことができるプレイヤーであり、それを成し遂げるための高い透明性と機動性を有していると考えております。DG Daiwa Venturesは、物流・ラストワンマイルを支えるNo.1スタートアップとして今後も成長していく207の挑戦を、全力でサポートして参ります。

▼物流業界のこれからに向けた207と投資家の挑戦
上記の投資家・岡氏と高柳の対談をnoteに掲載しています。
昨今の物流業界の現状に対し双方がどのように感じているのか、207の事業の可能性や挑戦をどのように考えているのかなどについてお話ししています。ぜひご覧ください。

207代表と投資家が暴く!インフラ間近の物流ラストワンマイルで今必要とされているのは?
https://note.com/207inc/n/nc20622089a1f

▼物流ラストワンマイル領域を変革させたい仲間を大募集中
207は「いつでもどこでもモノがトドク、世界的な物流ネットワークを創る」をミッションに、物流業界のラストワンマイルのDXを目指し、配達効率化に特化した事業を展開しております。今回の資金調達を踏まえ、多数のポジションで一緒に働く仲間を積極的に募集しています。ミッションに少しでも共感いただける方は、お気軽にご連絡ください。

▼代表取締役 高柳のインタビュー記事を公開
今回の資金調達を踏まえ、代表取締役である高柳のインタビューを公開しました。
https://www.wantedly.com/companies/company_2565769/post_articles/350852

▼207株式会社のメンバーとカジュアル面談受付中
CEOから事業責任者、ハーフタイムでコミットメントするメンバーまで幅広くカジュアル面談を受け付けております。ざっくばらんに今後のキャリアについてもお話させていただきますので、ご興味があれば是非ご応募ください。
https://meety.net/articles/t2--uyvygxk05c

いつでもどこでもモノがトドク、世界的な物流ネットワークを創る

■会社概要 
会社名 :207株式会社(ニー・マル・ナナ)
所在地 :東京都目黒区目黒3−16−9
代表者 :代表取締役 高柳 慎也
設立 :2018年1月
URL :https://207inc.jp/

受賞履歴:
・IVS LAUNCHPAD 2021(優勝)
・JOIF STARTUP PITCH 2021(優勝)
・TechCrunch Startup Battle 2020(優勝)

事業内容 :物流業界のラストワンマイルのDX化する事業の運営
・TODOCU クラウド(https://todocu.cloud/
 荷物ステータス管理/配送員動態管理/置き配写真ログ管理等を
 リアルタイムに外部システムと連携可能する管理業務効率化SaaS
・TODOCU サポーター(https://todocu-supporter.com/
 「再配達問題」をテクノロジーの活用によって解決を目指すサービス。
 配送伝票をOCRで読み取り、受取主に在宅確認を実施。
 再配達が不要な配送ルートの構築が可能な配送員向けソリューション
・スキマ便(https://sukimabin.com/
 Eコマース化の発展により個人宅向けの宅配荷物の増加にあわせた、
 ギグエコノミーを活用した「働きたい人のスキマ時間で荷物をお届けする」配送ソリューション

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会社概要

207株式会社

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URL
https://207-inc.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都目黒区目黒3-16-9
電話番号
-
代表者名
高柳慎也
上場
未上場
資本金
2億9183万円
設立
2018年01月