太陽光路面発電パネル「Solar Mobiway」を利用した日本初のZEP(Zero Energy Parking)実現へ

日本パーキング株式会社 × MIRAI-LABO株式会社

MIRAI-LABO

MIRAI-LABO株式会社(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:平塚 利男、以下「当社」)は、2022年1月に資本業務提携契約を締結した東京建物グループの日本パーキング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:玉井 克彦、以下「日本パーキング」)と、日本初となる“電力の完全地産地消型時間貸駐車場運営”であるZEP※1(Zero Energy Parking)の実現に向け、NPC24H阿佐谷南3丁目第2パーキング(東京都杉並区、以下「当駐車場」)において、当社が提供する太陽光路面発電パネルと環境配慮型の蓄電池を用いた実証実験を開始しましたので、お知らせいたします。
本実証実験は、2022年7月から実験を開始している東京都八王子市のNPC24H南大沢駅前パーキングの屋上駐車場エリアに続く2例目の実験となります。

NPC24H阿佐谷南3丁目第2パーキング現地写真NPC24H阿佐谷南3丁目第2パーキング現地写真

  • 実証実験の内容

当社が開発した、太陽光路面発電パネルSolar Mobiway48枚(広さ約50平方メートル)と中古EV車両の廃バッテリーを再製品化した環境配慮型の蓄電池(EVリパーパス蓄電池※2)を組み合わせた自律型エネルギーシステムを当駐車場内の舗装面に設置いたします。日中、Solar Mobiwayで発電した電力を用いて、昼夜問わず場内すべての設備を稼働させ、使用する電力を自給自足する駐車場運営を行います。気象条件により、蓄電量が不足した場合は、バックアップ電源として非化石燃料由来のグリーン電力を使用いたします。

 実証実験中は、年間の発電量、蓄電量及び電力消費量の他、日射量などの環境データを取得しZEP化の実現を検証すると同時に、稼働の高い時間貸駐車場に敷設することでSolar Mobiwayの耐久性についても検証いたします。

自律型エネルギーシステムの運用イメージ自律型エネルギーシステムの運用イメージ

<駐車場概要>

駐 車 場 名:NPC24H阿佐谷南3丁目第2パーキング

所 在 地:杉並区阿佐谷南3丁目35-2

台   数:12台

電力供給先:精算機×1台、場内照明×1灯、ロゴ看板×1灯、満空灯×1灯

      防犯カメラ×1台、料金看板灯×2灯、車番認識ポール×12台

電力使用量:約6.5 kW/日


  • 両社の脱炭素社会の実現に向けた取り組み

当社は「環境主義」を企業理念に、太陽光路面発電パネル、リチウムイオンバッテリーの無瞬断切替技術、省エネ照明技術を軸として、様々な省エネ環境製品の開発を行うとともに、中古EVバッテリーの劣化診断およびリユース製品の開発等を手掛けております。また、環境プラットフォーマー※3として、株主・事業パートナーと連携を推進しながら、100年後を見据えたサスティナブルな地球環境創りに貢献する取り組みを行っています。

東京建物グループでは、脱炭素社会の実現に向けて、「CO2 排出量を 2030年度までに 46.2%削減(2019年度比)し、2050年度までにネットゼロを実現する」という温室効果ガス排出量削減の中長期目標を設定しております。日本パーキングでは、今回の ZEP 化実現、駐車場のグリーン電力化※4やEV 充電機設置の推進などに取り組み、昨年設定した計画を前倒し、2030年度までに事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指しております。


  • 今後の方針

当駐車場にて日本パーキングが掲げるZEP化の実現に貢献するとともに、脱炭素社会の実現に向けて環境改善を推進し、持続可能な社会の構築を目指す環境プラットフォーマーとして、一層強化を図ってまいります。


※1  ZEP【ゼップ(区分第39類 登録商標第6623257号)】とは、日本パーキングが独自に定めたZero Energy Parking(ゼロ・エネルギー・パーキング)の略称であり、「電力の省エネ推進、再エネへの転換及び創エネ設備の導入を経て、電力小売事業者からの電力供給を頼らない駐車場」のこと。


※2 EVリパーパス蓄電池とは、生産時のCO2排出量を大幅に削減するために、中古EVの廃バッテリーをMIRAI-LABOの技術を活用することにより再製品化した環境配慮型の蓄電池のこと。


※3 環境プラットフォーマーとは、MIRAI-LABOが独自に定めた、環境コンセプト及び環境省エネ技術を軸に、参加する事業パートナー全社の利益創出と社会的波及を目的とした環境プラットフォームを提供・運用する者のこと。


※4 非化石証書の購入含む、日本パーキングが都内で運営する時間貸駐車場の約 80%にて、グリーン電力化が完了(2023年10月末時点)


  • 両社概要

【MIRAI-LABO株式会社】

所 在 地 :東京都八王子市千人町三丁目3番20号
代 表 者 :代表取締役社長 平塚 利男
設   立 :2006年4月
事業内容:環境プラットフォームの構築
太陽光路面発電技術、中古EVバッテリーの劣化診断・リパーパス技術、バッテリーの無瞬断切替技術、省エネ照明技術などを軸とした自律型エネルギーシステムに関する研究・開発・提供


【日本パーキング株式会社】

所 在 地 :東京都千代田区神田神保町2丁目4番地 東京建物神保町ビル
代 表 者 :代表取締役社長執行役員 玉井 克彦
設   立 :1989年6月
事業内容:駐車場の開発および運営


【SDGsへの貢献】

※本リリースの取組みは、SDGs(持続可能な開発目標)のうち、以下の5つの目標に貢献しています。

目標7   エネルギーをみんなにそしてクリーンに

目標9   産業と技術革新の基盤をつくろう

目標11 住み続けられる街づくりを

目標13 気候変動に具体的な対策を

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

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会社概要

URL
https://mirai-lab.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都八王子市滝山町1-886-1
電話番号
042-673-7113
代表者名
平塚 利男
上場
未上場
資本金
12億400万円
設立
2006年04月