アジラ、違和感を検知する「アノラ」製品化に向け、初の実証実験に成功

AIによる常時モニタリングで、公共の場や施設の「安心・安全」実現に向け

株式会社アジラ(本社:東京都町田市、代表取締役社長兼CEO:木村 大介、以下「当社」)が開発をすすめる違和感の検知プロダクト「アノラ」の製品化に向けて、株式会社町田新産業創造センター(本社:東京都町田市、代表取締役名:木島 暢夫)と共同で実証実験を行い、成功したことをお知らせ致します。
◆ 概要
実際の施設において、既設の防犯カメラを用い、人々の行動から違和感を検知する「アノラ」を運用させて頂き、その実用性を検証させて頂きました。

◆ はじめに
公共の場や施設における現状の課題として以下が挙げられます。
・警備業は慢性的な人手不足感(施設警備:81.9%、雑踏警備:94.5%)*1
・事件や事故の発生時に対応を可能とする有人監視は高コスト
・一方、映像の録画のみでは証拠能力はあるが、即時対応は不可

◆ 提案手法
・AIの常時モニタリングによって、即時救援・救護を可能にする
・入力は既設の防犯カメラ映像(アナログ・IP問わず)
・出力は各種コミュニケーションツール(下記参照)

◆結果
・以下2つのシナリオを策定し、当該施設運営者の協力のもと結果を計測

(1) 施設利用者が歩行中に意識を失い転倒

シナリオ①施設利用者が歩行中に意識を失い転倒したシナリオ①施設利用者が歩行中に意識を失い転倒した

導入前は、たまたま歩いている人が発見し、転倒後15分後に電話による通報となりました。一方、導入後は、事務局員が転倒をリアルタイムで検知(※上図が添付され通知される)、30秒後に転倒現場に到着、電話による通報。50秒後にAEDによる心肺蘇生対応を開始することができるとシミュレーションできました。

※) 参考情報:心停止の場合、2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は 90%程度、4分では 50%、5分では 25%程度と、時間経過に比例して低下すると言われています。

 

(2)施設利用者同士(A氏とB氏)が争いをはじめた 

シナリオ②施設利用者同士(A氏とB氏)が争いをはじめたシナリオ②施設利用者同士(A氏とB氏)が争いをはじめた

導入前は、両氏小競り合いの末、10分後に激高したA氏がB氏を殴り、傷害事件が発生してしまいます。一方、導入後は24秒後に職員が到着、施設管理者が仲介し、和解させることにより事態を収拾させ、傷害事件発生を回避。

その他、ウロウロする、飛び掛かる、体操、怪しげな踊りなど、多種多様な違和感のある行動を検知することができました。

◆実証サマリー
実施期間:2020年 4月 20日(月) ~ 26日(日)
日数:7日間
通知スピード:平均 7.5秒
保存データ数:17,626件(※個人情報に該当せず)
学習用のデータ数:6,986件(※個人情報に該当せず)
人間の認識数:平均 155回/日
違和感の検知数:平均 3回/日


◆株式会社町田新産業創造センター、専務取締役 伊藤様のコメント
「生産性向上につながるシステムだと思う。警備業者とコラボすることによって、事件が起きてから対応するのではなく、今まさに発生しているところに駆けつけられるため非常に問題解決がしやすい。あるいは未然防止にもつながるだろう。その他、建設、医療、小売りなど、様々なところに用途は広がっていくのではと思う。今後に期待したい」

◆違和感検知「アノラ」の特長
①自律学習
エッジAIデバイス内での自律学習機能を有すことにより、個々のデバイスがそれぞれの空間に応じた主体的体験を通じてAIモデルを構築することに成功しました。これにより、個々のデバイスがその空間に適した大脳皮質の一部(有線領外身体領域あるいは、紡錘状回身体領域)の代替となる振る舞いで、高精度な身体領域の検知が可能となりました。

②施設利用者へのプライバシー配慮
カメラからの映像をエッジ側で、保存することなくリアルタイム処理するため、クラウドを含む、接続するあらゆる機器に個人情報となる映像や画像データは一切保持しないため、個人を特定する一切の情報が漏洩するリスクは極めて低いと言えます。

③リアルタイムな通知が可能
今回はメールとSlackで行いましたが、Microsoft Teams、Chatworkなど様々なツールにも通知可能です。また、デバイスとのリレー接続により、現場や遠隔地での赤色灯の点灯なども可能です。

◆特許の活用
本プロトタイプは当社の保有する以下特許を活用したものです。
・「行動推定装置」特許番号:6525181 (PCT国際特許出願中)
・「行動推定装置」特許番号:6525179 (PCT国際特許出願中)
・「対象数特定装置」特許番号:6525180 (PCT国際特許出願中)
・「不審体・異常体検出装置」特許番号:6647489 (PCT国際特許出願中)

また、2020年4月30日、以下の関連特許を新規に取得しました。
「異常行動検出装置」特許番号:6692089

◆アノラ紹介ムービー

 


◆今後の展開
今回のフィールドテストで浮き彫りになった課題の解決を進めつつ、さらに実証実験を重ね、製品レベルまでブラッシュアップを図ってまいります。次回はサッカーJ2FC町田ゼルビアのホームスタジアム、町田GIONスタジアムでの実施を相談・検討中です。

◆株式会社アジラについて
当社は「優しいAIで人々に創造的で豊かな生活を」をミッションに掲げるAIテクノロジー(人工知能)に特化したスタートアップです。人々に寄り添い、人々をサポートする人に優しいAIプロダクトを開発、提供することで、知識集約型の社会へのシフトを促進します。

会社名:株式会社アジラ
URL :https://www.asilla.jp/
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
ビジネス拠点:東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab内
代表者:代表取締役 木村 大介
資本金:56,125千円
設立:2015年6月
事業内容:⾏動認識AI『アノラ』及び、AI-OCR『ジジラ』の開発と販売

※「アジラ」及び「ジジラ」の名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社アジラの登録商標または商標です。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。

出典:
(*1)警察庁2017年「警備業者を対象とした人員確保に関する実態調査」

 

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