~コロナ禍で美容・健康意識が上昇~ 男性の生活様式×美意識に関する調査1

男性の行動、興味関心変化

✓10代-50代男性に聞きました。新型コロナウィルス流行後の変化、20代男性は他の年代よりも「お小遣いが減った」「体重が増えた」と感じている。
✓実践中、やってみたいこと上位は、「ランニング」「自宅での筋トレ・エクササイズ」」「飲酒量を減らす」。

コロナ禍において化粧品市場は減少傾向にある一方で、メンズコスメ市場は拡大をみせています。

ここ数年、化粧品メーカーからメンズコスメやユニセックスな製品の発売がぞくぞくと続いていて、特に近年は存在感が一層強まっています。その背景には、コロナ禍の影響もあると推察されます。そこで日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、コロナ禍を踏まえて、男性の生活様式や美容・健康への意識・行動にどのような変化があったのか、年代別での実態を把握するために本調査を実施しました。第1弾としてその結果の一部、コロナ前後での生活様式や行動変化についてお伝えします。

https://www.n-info.co.jp/report/0020
問い合わせ先:https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/

主な調査結果
1)|コロナ禍でのお小遣い額の変化

  • 「変わらない」が82.4%と最も多い。流行前と比べて「減った」は13.7%。20代が最大でそれ以降年代が上がるにつれ「変わらない」が増える。​​

新型コロナウィルスが流行する前と比べてお小遣いの額に変化があるのかを聞きました。その結果、全ての年代で「変わらない」が約8~9割と最も多い結果となりました。一方で、流行前と比べて「減った」は20代が最も多く18・8%となっており、年代が上がるにつれて減少しました。社会人経験の少ない20代・30代の若年層ほど、新型コロナウィルスの影響でお小遣いが減っている方が多い結果となりました。(図表1)



2)|コロナ前後でのお小遣いの使いみちの変化

  • お小遣いの主な使いみちは「昼食」で流行前後ともに、約4割と最も多い。次いで「ゲーム」「携帯電話」がそれぞれ約2割と続く。

続いて、コロナ前後でのお小遣いの使いみちの違いを比較しました。お小遣いの使いみちはコロナ前後で大きな変動はないものの、流行後に減ったものとして、外出が制限されたことから「飲み会(オンライン含む)」▲12.9pts、「旅行・レジャー」▲8.7pts、「喫茶・カフェ」▲4.7ptsとなりました。流行後はお小遣いの使いみちが全体的に減少している一方で、「携帯電話」+0.6pts、「美容(スキンケア、メイクアップなど)」+0.4ptsが微増しています。特に「美容(スキンケア、メイクアップなど)」は10代の若年層で増えています。(図表2)※年代別結果のグラフは割愛


3)|コロナ前後での体重変化

  • 「変わらない」が69.3%と最も多い。流行前と比べて「増えた」は19.4%。特に20代では他年代に比べて多い。
外出自粛やリモートワークの影響を確認するために、コロナ前後での体重の変化を伺いました。その結果、全ての年代で「変わらない」が約7~8割と最も多い結果でした。その一方で、流行前と比べて「増えた」は20代が最も多く24.7%となりました。代謝が下がる高い年代で多くみられるとの仮説に反して、年代が上がるにつれて減少している傾向が見られました。(図表3)


4)|コロナ禍での行動変化・興味があること
  • 「ランニング」が25.5%と最も多く、次いで「自宅での筋トレ・エクササイズ」23.8%、「飲酒量を減らす」18.3%と続く。
男性にとって、生活様式の変化は、新しい事へのチャレンジのチャンス。ということで、コロナ前後での実施有無やこれからの意向を聴取しました。コロナ禍の影響を受けて、「ランニング」「自宅での筋トレ・エクササイズ」」「飲酒量を減らす」といった支出を抑えつつ、健康を維持する意向が高まっているようです。「ランニング」「自宅での筋トレ・エクササイズ」「脱毛」は10・20代の若年層にて3~4割と他の年代より相対的に関心が高い結果です。特に20代男性は、「自炊」「ジム・フィットネスクラブ」24.0%から、「飲酒量を減らす・辞める」「タバコを吸う回数を減らず」20%強、「育毛・増毛」「体臭ケア」「メイク」などが10%強と、他の年代より美容・健康への意識が幅広く高い傾向が見られました。(図表4)※年代別結果のグラフは割愛


5)|興味があるが今すぐやらない理由
  • 「お金がかかる」「面倒くさい」「時間がない」が主な理由。
「やってみたい」と答えたことをなぜ今すぐやらない理由を聴取しました。「お金がかかる」は、「スキンケア」「体臭ケア」71.1%、「エステ」69.4%、「脱毛」69.2%、「ジム・フィットネス」68.3%となっており、製品を買ったり、施設に通う必要があることが精神的なハードルとなっているようです。また、「スキンケア」「メイク」は「お金がかかる」「面倒くさい」ともに5割以上あり、かつ「今すぐの必要性を感じていない」が3割以上となっています。(図表5)※年代別結果のグラフは割愛

 


興味があっても、やらない理由が挙げやすいものや習慣化しにくいハードルがあるものは、なかなか手が出にくい様子が改めて見られました。各商品やサービスを提供する企業側は、トライアルさせるためには、男性の言い訳をそれぞれ一つずつつぶしていくことが必要かもしれません。
以上、~コロナ禍で美容・健康意識が上昇~ 男性の生活様式×美意識に関する調査1 の結果を抜粋してお伝えしました。
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詳細な調査結果資料(属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。

ご希望の方はお問い合わせフォームからお気軽に問い合わせください。
https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/

■調査概要

調査地域:日本全国
調査対象:15~59歳の男性
サンプルサイズ774サンプル


調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2021年7月22日~23日

レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

■会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座3-15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441
代表者名
斎藤啓太
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
1969年12月