新型コロナの影響で休校、外出自粛が続く中、今売れている感動のドキュメンタル童話『兵隊さんに愛されたヒョウのハチ』
戦火の中、優しさを失わなかった日本兵たちがいた。猛獣のヒョウが日本兵たちと心を通わせた奇跡の実話。
新型コロナウイルスの影響で、集団感染を避けるため人びとの外出自粛が要請されている。出版業界も同様で、大型書店が非常事態宣言で一斉に5月までの休業を発表した。
そんな状況の中、読者の嗜好も、普段とは違うものに変わりつつある。学校が休校になった影響で、ドリルやマンガの歴史の売り上げが伸びたことも話題になっているが、心の和む感動的なドキュメンタル童話などにも人気が集まっている。
ハート出版では、一昨年に発売された児童書「兵隊さんに愛されたヒョウのハチ」が相次いで増刷になり、現在10刷を数えている。
同書は、第二次世界大戦の中国大陸で、戦闘中の日本兵に起きた風変わりなエピソードだ。
村人に要請され、人食いヒョウの退治に出かけた日本兵が、野生のヒョウの赤ちゃんを救出。兵隊さんたちは、ペットのように可愛がるが、戦局が険しくなり、このまま同行できず、上野動物園に引き取られ人気ものになるが、日本は敗色濃厚となり、動物たちには残酷な運命が待っていた…というあらすじである。
同書に対して、オンライン書店のアマゾンには、次のようなレビューが寄せられている。
「絵本と勘違いして購入しました。孫に読み聞かせをするつもりだったんですが、私自身が何十年ぶりに読みました」
「大人から子どもまで悲しみと感動を味わえます。読み終えたら孫に送ろうと思います」
「日本兵は、アジアでは怖い印象ですが中国での優しい兵隊さんに安心しました。野生のエルザを思い出します。上野動物園の象の話は知っていましたが他の動物たちにも過酷な事だったんだと戦争の悲しさを知りました」
上記のような読後感想をみると、新聞広告などで知り、子供や孫に読ませようと購入し、お年寄りが自分で感動してしまうというパターンが多いようだ。
高齢者は、オンラインでの購入は苦手。都心の大型書店に行くのは体力的に敬遠される。近隣の本屋さんや直接、版元に電話注文する方法が意外と多い。コロナ騒動で、購入方法も、一昔前の手段に戻りつつある、といえる現象がおきている。
また児童書は、文字が大きく、挿絵・写真も多い、意外や孫だけでなく視力の弱いお年寄りにも好都合のようだ。
コロナ騒ぎで、学校が休みになった子どもたちだけでなく、自宅や老人ホーム、介護施設の高齢者も外出自粛を強いられている。時間を持てあます中、一辺倒な傾向にあるテレビ、新聞だけのニュースでは満足できない知的好奇心をくすぐるものや、お年寄りや子供に限らず、外へ出て楽しい会話もできない人々の心を和ませる『兵隊さんに愛されたヒョウのハチ』のような感動的な読み物にも関心が高まっているといえそうだ。
【書籍情報】
書名:兵隊さんに愛されたヒョウのハチ
作者:祓川 学
絵:伏木 ありさ
仕様:A5上製・160ページ
ISBN:978-4802400589
発売:2018.06.21
10刷:2020.04.13
本体:1400円(税別)
発行:ハート出版
商品URL:http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0058-9.html
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