【世界初】生分解性素材の酢酸セルロースを使⽤した大型3DP家具を発表! バイオマス素材×3Dプリンターで循環型都市を実現するプロジェクト『RECAPTURE』開始。
Recapture WEB:https://recapture.jp
- 「RECAPTURE」プロジェクト概要
「RECAPTURE」は、酢酸セルロースをはじめとした⽣分解性バイオマス素材や有機廃棄物などを3Dプリンターによって加⼯・再利⽤し、 循環型の都市づくりを⽬指すプロジェクトです。
これまでの都市空間を構成する要素の多くは、使い終わった後、廃棄や取り壊しをするのが一般的でした。
私たちが目指すのは、再利用可能な素材を柔軟なデザインが可能な3Dプリンターを活用し加工することで、作り手がクリエイティビティを発揮しつつ、素材の面から環境負荷の低い都市を作ることです。
「RECAPTURE」は「捉え直す」という意味を持っています。⼈間と⾃然の関係、素材の持つ可能性、都市のあり⽅ など、様々なものを捉え直すことを通じて、未来を創造するという思いを込めて名付けました。
- 酢酸セルロースを使用した、自然に還る大型3DP家具
本家具は、酢酸セルロースをベースとした「NEQAS OCEAN」を素材とし、3Dプリンターによって作られた世界初の⼤型家具です。
酢酸セルロースとは、木材繊維や綿花等、自然由来の資源を用いた素材です。⾼い⽣分解性を持ち、使い終わった後は⼟に埋めたり、海中に沈めることで、⽔と⼆酸化炭素に分解されます。
酢酸セルロースの⾃然界における分解速度は1年から3年とされており、10年から100年か けて分解される汎⽤樹脂よりも 、早い循環サイクルでの利活⽤が可能です。
本プロダクトに使用している 「NEQAS OCEAN」は酢酸セルロースに可塑剤などを独自技術で配合した、熱成形可能なセルロース系バイオマス素材です。可塑剤には、食品添加剤や宇宙食にも使用される自然、人体への影響のない素材を使用しています。
リモートワークの加速によるオフィス環境の変化や、ごみの最終処分場の残余容量数が限界を迎える中、都市環境の改善に貢献しうると考えています。
- プロジェクト共同創業者の思い
溝端 友輔:株式会社NOD(https://nod.jp.net/)
私たちは、「今までにない可能性を作りつづける」ことをビジョンとして掲げ、これまでハードとソフトを行き来しながら、実空間に新しい価値を実装してきました。3Dプリンターという人の想像力を最大限に活かすツールを活用し、環境問題に対して向き合っていくことは、まさに都市という空間に今までにない可能性を作ることだと考えています。SFの父とも呼ばれるジュール・ヴェルヌは「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」という言葉を残しました。都市を構成する様々な要素を捉え直し、新しい価値を想像し、アップデートしつづける。ある意味でSFとも言える都市づくりをこのプロジェクトを通して、実現します。
山崎 周一:株式会社ネクアス(https://neqas.co.jp/)
古代ギリシャ哲学者ヘラクレイトスは「万物は流転する」と述べました。あらゆる存在は時の流れとともに変化していき、互いに調和しながらこの世のバランスが保たれるのだと解釈しています。存在が完全で永遠であり続けることが産業革命後我々が目指す姿である一方で、昨今の環境破壊の様に地球全体のバランスに歪が起こっているのも事実です。当社が開発製造する「NEQAS OCEAN」はこれまでのプラスチックと同等の性能を維持しながら、時と共に自然に還る新素材です。当社はこのプロジェクトで「全てのものは永遠でなく流動的である」ことを再認識しそれを楽しむことを素材を通して提案していきたいと考えております。
濵﨑 トキ:株式会社Boolean( https://booleaninc.biz/)
Boolean(ブーリアン)の掲げるビジョンは「すべての人のクリエイティビティの全解放」です。世界中の人それぞれには差があり、その差の組み合わせこそが人類の創造性の源となっています。そして人は、作り出した「もの」にストーリーを載せ、その「もの」の受け取り手と共に、新たな価値を生み出し続けて来ました。現在、時間や場所を超えて世界中の人が繋がることができ、デジタル上ではこれまでにないレベルで創造性は解放されています。ただ、ものづくりを含むフィジカルな領域では、それに匹敵する解放には未だ至っていません。3Dプリンターは、近い未来でもっとも人に寄り添い、人と人とを繋ぎ、何よりも自由なものづくりのプラットフォームとなります。Booleanは、3Dプリンティングを当たり前にすることによって、人の創造力に溢れた世界を実現します。
- 今後の展開
⾞や船などのモビリティ、住宅やカフェ、商業施設などの建築物、橋やトンネルなどの建造物まで、都市を構成する要素を3Dプリンターと再利⽤可能素材を使って構築していきます。
都市全体が再利⽤可能な素材で作られ、3Dプリンター⾃体も⾃然エネルギーを動⼒源とすることで、持続可能な循環型社会を実現します。 また、誰もがプロシューマー(※)となれる可能性をひらき、⼈々のクリエイティビティも循環する社会を⽬指します。
※ プロシューマー:「プロシューマー」とは「プロデューサー(⽣産者)」と 「コンシューマー(消費者)」を⼀体化させた⾔葉で、「つくる側・提供する側にも関わる消費者」を指す。
- プロジェクトチーム
企画 / プロデュース : 株式会社NOD (溝端友輔 / 稲生雅裕 / 遠藤理音)
3Dプリント / 製造プロセス構築 : 株式会社Boolean(濵﨑トキ / 重田千明)
素材開発 : 株式会社ネクアス(山崎 周一)
設計:株式会社浜田晶則建築設計事務所(浜田晶則 / 飯野ソフィア / ホウ ヤニン)
機材提供 / 技術サポート:エス.ラボ株式会社(柚山精一 / 脇本智正)
3DP造形データ作成支援:株式会社YOKOITO 新工芸舎 (三田地博史)
お問い合わせ先:info@nod.jp.net
株式会社NOD 溝端
- 株式会社NOD
代表取締役:溝端 友輔・沼⽥ 裕輝
所在地:東京都中央区銀座1丁目6-5
設⽴:2019年12⽉
事業内容:空間プロデュース事業・不動産活用事業・飲食事業
コーポレートサイト:https://nod.jp.net/
過去のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/52595
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