【アンケート全文】事業アイデアはやっぱり創業者の原体験から?スタートアップの起業家によるアンケート調査を実施。
ANOBAKA STARTUP SURVEY 第1弾〜起業にまつわるスタートアップの最新動向〜
アンケート全文はこちらからご覧いただけます。(https://anobaka.jp/news/6622)
なお、本アンケートは設問を変えて継続的に実施していく予定です。
調査結果 概要
・半数以上の起業家が起業をする際の事業アイデアは自分の原体験から着想を得たと回答。
・起業の相談相手は友人や家族、先輩起業家など様々な結果に。
・起業家が抱える精神的負担として最も多く挙げられたのは「金銭面」の問題。
調査結果 詳細
1:事業アイデアの着想は「自分の原体験から生まれた」と答える起業家が約6割という結果に。先輩経営者や友人、日本のテック企業から着想を得る起業家はほんの僅かでした。(図3)
「事業アイデアの着想はどこから得ましたか?」と伺うと、「自分の原体験」(59%)が最も多い結果となりました。次いで「情報収集の中で自ら捻り出した」(23%)、「海外のテック企業などから着想」(8%)、「先輩経営者や友人のアイデアなどから着想」(3%)でした。
起業家自身が感じた業界の課題や想いを事業にするケースや市場調査を行なう中で独自のビジネスモデルを構築するケースが多く、強いインサイトが起業の原動力になっていることがわかります。
2:起業の相談相手は「友人」「家族やパートナー」「先輩経営者」など各々が信頼できる相手を選ぶ傾向。一方、全体の4分の1程度は誰にも相談せずに起業を決意している結果となりました。(図6)
「起業することを誰かに相談していましたか?(複数選択可)」と伺うと、「友人」(23%)が最も多い結果となりました。次いで、「誰にも相談していない」(23%)、「家族やパートナー」(20%)、「先輩経営者」(20%)でした。「同僚・上司」(10%)というケースもあるようです。
その他の回答として、僅かですがVC(ベンチャーキャピタル)に相談するという回答もありました。
相談相手は起業家によって分かれる結果となりましたが、人知れず起業を決意した起業家も少なくないようです。
3:約半数の起業家が金銭問題に頭を抱えているという。
限られた資本の中で事業を創っていくことの難しさが結果に現れた。(図8)
「起業してから辛いと思ったことがあるとすれば教えて下さい」と伺うと、「お金まわり(資金調達などのキャッシュ・マネジメント)」(43%)が最も多い結果となりました。
次いで「事業が思うように成長しないこと」(20%)、「特に辛いと思ったことはない」(15%)、「組織課題(マネジメント・退職・トラブル対応等々)」(7%)、「大小さまざまな意思決定の機会が多いこと」(4%)、「多忙なこと」(2%)でした。
起業家は孤独だとよく言われていますが、本アンケートでそのような回答は僅か4%に留まりました。
様々なステークホルダーを抱えながら、金銭問題と事業進捗とのギャップに立ち向かう起業家のプレッシャーは非常に大きいのでしょう。
一方で、辛いと感じた経験のないタフな起業家も一定数存在することがわかりました。
その他の回答を一部ご紹介します。
・ここから一つだけ選べは難しいと思います。大小あれど一通り全て当てはまる
・辛いと考えたことはありませんが、プロダクトや会社のために投下する (するべき、できる) 時間に上限がなくなることに困っている
調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:シード期〜シリーズAステージの起業家を中心にオールステージの上場前の起業家
■有効回答数:102名
■調査期間:2023年2月20日~4月24日
■株式会社ANOBAKAについて
“Empowering Mad Dreams”をビジョンとしてシード期のスタートアップを対象としたベンチャーキャピタルのファンドを運営。「チャレンジ」を至高の概念とし、起業家に勇気を与え、夢を実現させるプロフェッショナルファーム。
■会社概要
所在地: 東京都渋谷区道玄坂1−16−6 二葉ビル3階
設立:2015年10月21日
代表者: 代表取締役 長野泰和
【本件に関するお問合せ先】
株式会社ANOBAKA :info@anobaka.jp
すべての画像