国土交通省が「境町利根川左岸防災ステーション」計画決定を伝達。利根川治水など大規模災害への対策として地元の念願叶う。
境町は、国土交通省関東地方整備局との連名により「境町利根川左岸河川防災ステーション」整備計画を申請しておりましたが、この度令和3年3月18日付で、国土交通省水管理・国土保全局長から整備計画の新規登録通知の伝達を受けました。
茨城県境町は、国土交通省関東地方整備局と連携して「境町利根川左岸河川防災ステーション」の整備計画を進めており、この度、令和3年3月18日付けで、国土交通省水管理・国土保全局長から整備計画の新規登録通知の伝達を受け、境町役場(茨城県猿島郡境町391-1)において、3月24日伝達式を行いました。
- 境町と水害の歴史
一方で、境町は関東平野という平坦な地形と利根川隣接というロケーションから、利根川が決壊すると町の95%以上が浸水するリスクを抱えており、町の歴史は水害との戦いの歴史でもありました。
近年、全国的な豪雨災害による河川の氾濫や浸水などの被害が増加しています。
境町では、万が一、利根川が決壊した場合、国のシミュレーションによると500人程度の町民が逃げ遅れるとされ、防災ステーションの早期建設は、地元の悲願でもありました。
- 境町利根川左岸河川防災ステーション
「境町利根川左岸河川防災ステーション」は、利根川左岸に位置し、ステーション内に境町が設置する水防センターは、災害時の活動拠点や緊急避難場所となります。
大規模水害時には、「境町利根川左岸河川防災ステーション」を緊急避難場所、防災・水防拠点として活用します。
また、首都直下地震などの大規模災害においては、被災者の受け入れや、後方活動拠点などで使用します。
平時は、コンテナハウスなどを設置し、防災訓練や防災教育の場として活用や一般利用を推進することで、地域の賑わいづくりと、防災に対する意識向上の場として活用します。
コンテナハウスは、移動設置が容易であるという利点があります。遠方の災害発生時には被災地に運び、避難所や仮設住宅に活用することができる、「社会的備蓄」としての活用が見込まれています。境町は河川防災ステーションを社会実験の場として活用し、コンテナハウスの有用性を検証するとともに、全国に向け、社会的備蓄の活用について発信していきます。
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