衛星による測位・時刻同期の革新的な欺瞞対策技術の開発の実証実験に着手
~ 「2023年度 防衛装備庁 安全保障技術研究推進制度」に採択 ~
[1] 採択された年月日
2023年8月10日
[2] 採択された研究課題名
衛星による測位・時刻同期の革新的な欺瞞対策技術の開発
(2023年度 防衛装備庁 大規模研究課題 タイプS)
[3] 提案者・研究代表者名
LocationMind株式会社 柴崎亮介(CTO Chief Technology Officer)
[4] 公募実施機関名
防衛装備庁 技術戦略部
[5] 安全保障技術推進制度について(※一部、防衛装備庁サイトより引用)
我が国の高い技術力は、防衛力の基盤であり、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、安全保障に関わる技術の優位性を維持・向上していくことは、将来にわたって、国民の命と平和な暮らしを守るために不可欠です。とりわけ、近年、技術革新により民生技術が急速に進展しており、しかもこれらの先進的な技術は、これまでの戦い方を一変させる可能性をも秘めていることから、防衛にも応用可能な先進的な民生技術を積極的に活用することが重要であると考えています。安全保障技術研究推進制度(競争的研究費制度*1)は、こうした状況を踏まえ、防衛分野での将来における研究開発に資することを期待し、先進的な基礎研究を公募するものです。
*1 大学、研究開発法人、民間企業等において、府省等の公募により競争的に獲得される経費のうち、研究に係るもの。従来、競争的資金として整理されてきたものを含む。
2023年度は、同年1月27日~5月9日の期間で119件の応募があり、外部有識者によって構成された安全保障技術研究推進委員会における審査を経て、23件の新規採択研究課題が決定。当社が提案した研究課題は大規模研究課題(タイプS)10件中1件として採択されました。
(同制度のサイト:https://www.mod.go.jp/atla/funding/kadai.html)
[6] 研究概要
測位衛星による測位・時刻同期システムは、自動運転、ドローン管制、高速無線通信システム等を支える社会インフラである一方、欺瞞や改ざん攻撃に脆弱です。本研究では、現状有効な対策がないミーコニング(*2)に対し、無線指紋技術を活用した革新的な防御手法を開発します。
*2 ミーコニング:真の測位信号をコピー/加工して再放送し、攻撃対象の受信機の位置・時刻を異なる特定の位置・時刻に操作する技術
*3 ジャミング:GNSSの妨害電波を発信し、攻撃対象に受信機におけるGNSS測位そのものを不可能にする技術
*4 スプーフィング:GNSSの偽信号を生成・発信し、攻撃対象の受信機の位置・時刻を自由に操作する技術
《お問い合わせ窓口》
URL:https://locationmind.com/#contact-us
●上記フォームより「測位信号へのセキュリティのお問い合わせ」を選択ください。
【LocationMind株式会社について】
東大・柴崎教授研究室の位置情報解析技術の社会実装を目指す東京大学発AIベンチャー企業。位置情報に関する幅広い技術を保有している、データサイエンティスト集団。内閣官房の新型コロナウィルス感染症対策HPをはじめ、東京都コロナ感染症モニタリング会議など、精細かつ精度の高い分析データを提供している。
社名:LocationMind株式会社 (ロケーションマインド)
所在地:東京都千代田区神田司町2-8-1 PMO神田司町4F
代表者:桐谷 直毅
設立:2019年2月
URL:https://locationmind.com/
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