社員の知識をベースに人脈づくりをAIがサポート、より強い会社を創る！

～「社員の成長が会社を強くする」社内実証実験をスタート～

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト（本社：東京都品川区、取締役社長：南 章一、以下、日立
ソリューションズ・クリエイト）は、ハイブリッドワークを推進する中で把握したニーズ、課題の解決に向けて、『企業内における人財交流と社員の知識の流通を加速するためのオンラインサービス』を自社開発し、7月3日から社内での実証実験を開始しました。
全社員約3,500名を対象に、本サービスが会社を強くするために役立つという仮説のもと、サービスとしての有効性、使いやすさ、利便性について検証していきます。

　近年、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速する中、社員のワークスタイルは、より迅速に新しい技術を習得したり、部門を越えた連携で社員の知識を結集して新しい価値を創造することなどが求められています。
　このようなワークスタイルの変化が急激に進む一方で、会社組織は、現在も伝統的な形態のままで効率的な
連携や変革が進みにくいなどの課題を抱えることも多く、社員に求められることと現実のギャップが顕在化することが多くなっています。

　日立ソリューションズ・クリエイトは、2016年10月から自社の働き方改革に取り組み、現在では出社とリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」を実践しています。その中で発生した社員間のコミュニケーション課題を解決するために「仮想オフィス」を自社開発し、社内実証実験を経て、すでに2022年4月に「仮想オフィスサービス」としてお客さまにも提供を開始しました。
　「仮想オフィスサービス」は職場のコミュニケーションを活性化し、リモートワークでも出社と同じような臨場感を共有できる、といった点で有効ですが、さらに「社内の有識者を見つけたい」、「縦割り組織の壁を越えて、組織横断でスキルを伝えたい」というニーズの存在が、仮想オフィス導入によりわかりました。
　今般、この新たなニーズに応えるため、『企業内における人財交流と社員の知識の流通を加速するためのオンラインサービス』を自社開発しました。
　本サービスは、面識のない社員同士が組織を越えてつながるチャンスを創出し、全社共通のサービスという安心感のもとで、安心して相談、問い合わせができる環境を提供します（特許出願中：P2022-212083）。本サービスの活用により、社員の業務効率やエンゲージメントが向上し、会社を強くすることができると考えています。


■サービスの概要
【特長】
・本サービスは、既存の社員データベース（資格情報など）をベースに、業務で日々利用しているメールや
　チャットから事前に登録したキーワードを抽出、収集、蓄積することで、独自の人財データベースを作成、
　常時更新します。

・キーワード抽出の過程で当社のAI技術を駆使することにより、精度の高い有識者データベースの構築、
　維持を実現しています。

【具体的な利用の流れ】

　①有識者を瞬時に検索
　　利用者（課題や相談したいことがある社員）は、社内イントラネットから本サービスにログイン、キーワード

　　を指定して有識者を検索　
　②有識者を選択し、相談を打診

　　検索によりリストアップされた有識者の候補から、相談したい有識者を選択して相談を打診　
　③有識者による、対応可否の回答

　　打診を受けた有識者は、相談を受ける/受けないを回答

　④気軽に相談

　　打診が受け入れられれば、利用者は同じ画面からすぐに質問（相談したいこと）を入力

　⑤同じ画面で完結

　　有識者から回答があれば、追加質問などの対話も同じ画面で継続可能

【利用者の画面イメージ （有識者の検索結果を表示）】

■社内実証実験の概要

　日立ソリューションズ・クリエイトは、本サービスの社内実証実験を通じて、現場の社員の課題解決を支援することが、結果的には会社を強くする組織という大きな成果につながるという仮説を検証していきます。そして、その結果を踏まえて、同じような悩みを抱えるお客さまの課題解決に向け、本サービスの事業化をめざします。


（別紙）
日立ソリューションズ・クリエイトが考える “ハイブリッドワーク” とは

　テレワークやハイブリッドワークが普及した後、それぞれの企業が新しいワークスタイルを模索する中、日立ソリューションズ・クリエイトは出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークを選択しました。出社とテレワークという働く場所を両立させるだけでなく、「組織の責任」と「個人の自律」という2つのマネジメントを両立させることで、社員は安心感と成長を実感し、会社は強い組織にシフトすることをめざします。
　そのために必要な8つのエンジン（下図参照）を定めて、これらのエンジンが創出する価値を自社で確認した上で、お客さまに提案していきます。
　今回、社内実証実験を行っているオンラインサービスは、8つのエンジンのうち「②成長の実感」、「③組織間のコラボレーション」、「⑦個人の能力開発、人財確保」の３つにフォーカスし、ドライブしていくものです。

＜日立ソリューションズ・クリエイトのサステナビリティへの取り組みについて＞
　https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/

＜社内実証実験に関するお問い合わせ先＞
　担当部署： デジタライゼーションCoE部　　担当：西尾、亀井、上田
　E-mail：[e-mail] 

以　上
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