インパクト投資の先駆者ARUNがインド・シッキムの起業家への伴走支援を開始
Trateng Greens(トラテン・グリーンズ)は、ヒマラヤ山麓で採れるハーブや原材料を使った石鹸や化粧品を、地元の女性の手で生産し、ネットや空港等で販売する他、ホテルや企業に供給することで利益を得ている企業です。シッキム発のオーガニックな製品を謳うことで、地域のプロモーションにも寄与しています。
女性の雇用機会が限られた辺境地域で、女性をトレーニングし、手に職をつけることでエンパワーメントを推進していること、地元産のハーブなどを素材に利用し、サプライチェーンでも地域農家の収入向上に寄与していること
などが評価され、投資に至りました。
約3か月間にわたる投資の条件交渉や、社会的インパクトの達成とその評価のためのロジックモデル作成、指標(KPI)設定などを経て、2023年8月末に投資を実行。10月からはインパクト測定管理をスタートさせるとともに、起業家との会話を通じて、ビジネスモデルへの助言や、インパクト創出・拡大のための伴走支援を開始しました。ARUNとしても初の辺境地域の事業支援となり、起業家とともに女性のエンパワーメント、伝統的農業の支援、地域創生など、複合的な課題に取組んでまいります。
トラテン・グリーンズ創業者、リンジン・チョデン氏は、地元シッキムの出身で、コルコタで大学を卒業後、デリーの民間企業でマーケティング業務に携わった後、シッキムに戻り、地域に根ざした持続可能なビジネスと地域女性のエンパワーメントを目指し、2019年に当社を創業しました。
インドのインパクトファンド「アルシザール」との連携も模索
トラテン・グリーンズは、インド・ネパールの辺境地域の社会的企業に特化したインドのインパクト投資機関ALSiSAR(アルシザール)の支援先の1つです。
ARUN代表の功能聡子は、アルシザールの呼びかけに応じ、2023年6月にインド・ラダックで開催された起業家フォーラム「The Himalayan and Climate Change Summit」に参加。今後、同ファンドとの更なる連携も模索して行く予定です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像