フロンティア・フィールドが総額39億円となるシリーズCラウンドの資金調達を完了
■これまでの歩み
多くの医療機関では、未だ医療従事者間のコミュニケーションにはPHSや紙・FAXが利用されています。しかしながら、2021年1月にPHSの公衆網が停波となりPHS市場が縮小傾向にあること、更に2024年4月より医師の働き方改革が施行され、時間外労働時間の上限規制が適用される等の環境変化により、医療機関におけるDX化は待ったなしの状況です。
そこで、当社は医師・看護師の業務DX促進に寄与し働き方改革につなげるICTプラットフォームサービスとして「日病モバイル」を2020年に開発、および販売を開始しております。
日病モバイル:https://www.frontierfield.co.jp/services/mobile/
■資金調達の背景
「日病モバイル」の販売開始後3年が経過し、現在約60病院(予定含む)および2万人以上の医療従事者の方にご利用いただくまでに至りました(2023年6月末現在)。
「日病モバイル」は職員間での通話・コミュニケーション機能、ナースコールや電子カルテとの連携の機能等を有しておりますが、今後は単なる通話・PHSの代替としてだけでなく、あらゆる医療システム・医療機器・医療従事者をつなぐハブとして価値提供し、医療業務のDX促進に寄与できるよう「日病モバイル」を更に進化させてまいります。
今回の資金調達により、組織体制の強化による「日病モバイル」の利便性、利用価値を更に向上させ、当社が目指すビジョン「医療のICTプラットフォームを創り、医療をデジタル化する」の実現に向け加速してまいります。
■投資家からのコメント
株式会社スズケン 代表取締役社長 浅野 茂 氏
この度は貴社と資本業務提携の締結に至りましたこと、大変嬉しく思います。
日病モバイルは、個人情報漏洩やランサムウェアへの対策などセキュリティを確保しており、ナースコールや電子カルテとの連携に加え、病院に特化したアプリケーションを備えていることから、医療現場の効率化や働き方改革にも大きく寄与するソリューションとして大いに期待しております。
当社グループとしても全国医療機関との流通チャネルを最大限に活用し、特に病院への普及・拡大に全力で支援していくとともに、当社グループが展開をするデジタルヘルスサービスの総合ポータルサイト「コラボポータル」との連携をはじめ、両社の経営資源やノウハウ、機能を最大限融合させることで、共に社会課題を解決する新たな付加価値の創造を目指してまいりたいと思います。
NCBベンチャーキャピタル 代表取締役 井上 一成 氏
フロンティア・フィールド社は、「日病モバイル」の提供を通じ、医療機関のDX推進を支援することで、医師や看護師の業務効率化と働き方改革の実現に貢献されています。「日病モバイル」が医療のICTプラットフォームに成長し、医療機関の業務に必要不可欠な存在になることを期待しています。弊社は、母体行である西日本シティ銀行と連携し、地元医療機関の紹介などを行うことで、フロンティア・フィールド社および地域医療機関の業容拡大に貢献してまいります。
株式会社大塚製薬工場 代表取締役社長 小笠原 信一 氏
2024年4月から施行される医師の働き方改革などの環境変化等により、医療機関では、今後、高い情報セキュリティを担保したDX化への取り組みが、より一層加速すると考えられています。このような背景の下、フロンティア・フィールド社が、全国各地の医療機関に対してセキュアな環境下で医療機関のDXを実現するスマートフォンサービス「日病モバイル」を提供するとともに、医療現場の働き方改革を推進するアプリケーションの開発・提供を行うことで、医療のデジタル化及び医療現場の効率化に寄与するものと確信しています。
当社はフロンティア・フィールド社へ資本参加することにより、将来的には、フロンティア・フィールド社が構築するICTプラットフォームを活用した自社サービスの提供等も視野に、同社とともに医療現場へのさらなる貢献を目指すとともに、医療現場におけるさまざまなニーズに応え、課題を解決する革新的なソリューションの提供により一層取り組んでまいります。
パラマウントベッド株式会社 取締役 営業本部長 宮嶋 謙次 氏
フロンティア・フィールド社のビジョンや目指す世界感に共感しており、日病モバイル等のサービスは医療機関のDXにおいて非常に大きな役割を担っていると考えております。パラマウントベッドはスマートベッドシステム(看護業務支援システム)等で医療従事者の業務負担軽減や多職種連携のサポートをしております。両社の強みを組み合わせることで、医療従事者、患者様にとってよりよいサービスが提供可能になると考えております。また更に、地域包括ケアシステムに対しても、医療、介護、健康サービスやソリューションの提供を一緒に取り組んでいけると期待しております。
山梨中銀経営コンサルティング株式会社 代表取締役社長 降矢 結城 氏
医療現場のDXの遅れは、コロナ禍を通じ、従来に増して問題視されています。フロンティア・フィールド社の開発した医療現場に特化したスマートフォン「日病モバイル」は、医療現場の「人」と「機器・サービス」を効果的につなぐことで、業務の合理化・効率化の進展に寄与することが見込まれます。
当ファンドは、「日病モバイル」が広く普及することで、医療従事者の労働環境の改善はもとより、チーム医療の推進により患者の治療効果を高める等、医療現場の改革に大きな役割を果たせる点を評価し、投資いたしました。
■代表インタビュー動画について
シリーズCの資金調達完了を機に、当社代表取締役社長 兼CEO:佐藤康行へインタビューを実施いたしました。当社概要から資金調達の目的、また当社にご興味をお持ちの方へのメッセージなど含まれておりますので是非ご覧ください。
【会社紹介編】:https://youtu.be/RR76O0A3myY
【事業紹介編】:https://youtu.be/D-Anf3jpdbM
■今後の採用強化について
今回の資金調達により、更なる採用加速による組織強化を図ります。一緒に医療業界を変革いただける熱い志をお持ちの方の応募をお待ちしております。
当社採用HP https://www.frontierfield.co.jp/recruit/
■会社概要
社名 :株式会社フロンティア・フィールド
所在地 :東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング14階
代表者 :代表取締役社長 兼 CEO 佐藤 康行
設立 :2016年7月
事業内容:医療機関専用スマートフォン「日病モバイル」の企画・開発・販売・保守
URL :https://www.frontierfield.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 医療・病院アプリケーション・セキュリティ
- ダウンロード