Monozukuri Ventures、製造業DXを実現するARゴーグル製品を開発するMira Labsに出資
世界最大手のコングロマリットも導入済のARゴーグルスタートアップへ出資
ハードウェア・スタートアップ特化型VCファンドを運営する株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都市及び米国ニューヨーク市、CEO:牧野成将)は、Mira Labs(本社:米国カリフォルニア州、CEO: Benjamin Taft)へ出資を実施しました。
Mira Labsは、2016年に設立されてロサンゼルスに本社を構える、主に産業向けのAR(拡張現実)プラットフォームを実現するためのハードウェアとソフトウェアを開発するスタートアップです。
同社はiPhoneを基盤に使うことで導入にかかる一連のコストを大幅に下げることに成功した、ARゴーグル製品「Mira Prism」を提供しています。
Mira Prismは工場作業の管理者等がウェブアプリ上で作業のワークフローや画像付きの手順書を簡単に作成することができ、ARゴーグル上でそれらを表示させることができます。工場の労働者はARゴーグルを通じて作業手順をハンズフリーで確認できるとともに、管理者とのリモートでのコミュニケーションを円滑に行うことで、工場作業の安全化と効率化を実現します。
産業用途以外では、エンタテインメント分野でのARグラスとしての利用が期待されており、すでに実績があります。国内ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」で2021年2月から利用されており、CEOのBenjamin Taft氏は「商用でのARグラス利用回数では、世界最高レベルと自負している」と述べています。
同社へは、世界的なベンチャーキャピタルであるセコイア・キャピタルや、セールスフォース・ドットコムの創業者のマーク・ベニオフ氏が出資しています。
また世界最大規模のコングロマリットである米コーク・インダストリーズが、大手IT企業が開発したARゴーグルを押しのけ、全社の共通プラットフォーム製品として同社を採用するなど、今後の成長が期待される製造業DXソリューションです。
Monozukuri Venturesはハードテック・スタートアップへの投資と、試作・量産コンサルティングを通じて、世界中の起業家が高品質の製品を、少量でも素早く生産・販売することができる世界の実現を目指しています。
2021年2月には日米のハードテック・スタートアップにフォーカスした「Monozukuri 2号ファンド」の一次募集完了を発表しました。今後も引き続き国内機関投資家や事業会社と共に、世界に進出するハードテック・スタートアップを支援してまいります。
Mira Labsについて
設立日:2016年
所在地:米国カリフォルニア州
CEO:Benjamin Taft
事業内容:産業向けの拡張現実プラットフォームの開発
URL:https://www.mirareality.com
Monozukuri Venturesについて
株式会社Monozukuri Venturesは、京都とニューヨークを拠点に、ハードテック・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。
2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードテック・スタートアップ支援の経営資源を結集して発足しました。MZVが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に発足し、日米のハードテック・スタートアップ48社(日本24社、米国24社)に投資しています。またスタートアップ企業を中心に、150以上の試作プロジェクトを支援しています。
(数値はいずれも2022年3月末時点)
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像