【実施報告】ウィッシュ・バケーション@北海道・札幌 2026
「人って優しいな、人生っていいんだな」——公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を、Hope & Wish 初の北海道・札幌でのウィッシュ・バケーションを実施
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を(東京都中央区、代表理事:大住 力)は、2026年4月24日(金)から26日(日)の3日間、北海道・札幌において初めてとなる「ウィッシュ・バケーション@北海道・札幌 2026」を実施しました。
難病を抱えるお子さんとそのご家族を、滞在・体験・食事のすべてを無償でご招待するこのプログラムは、ホテルエミシア札幌を拠点に、株式会社セコマ、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント、株式会社美美(ブライダルハウスBiBi)、一般財団法人北海道歴史文化財団(北海道開拓の村)、北海道札幌東商業高校ボランティア部の皆さまのご協力のもと実施されました。費用は協賛企業・団体および寄付者の皆さまのご支援によりまかなわれています。

■ 旅は、総出のお出迎えから始まった
4月24日(金)、難病を抱えるお子さんとそのご家族2組がホテルエミシア札幌に到着しました。チェックインの瞬間から、担当スタッフだけでなく、料理長やフロントスタッフも含めたホテル総出のお出迎えが2家族を迎えました。
その後、株式会社セコマのご協力のもと、セイコーマート店舗へ。渉外部の遠藤佳代さん・小松真和さんに、「セイコーマート」という名前の由来、北海道産原材料を使ったオリジナル商品など、地域に根ざした同社の取り組みを丁寧にご紹介いただきました。店内に調理場を持ち、できたての温かいオリジナル商品が並ぶ姿に、子どもたちも目を輝かせていました。
「一つひとつの商品に、物語がある」——普段から通い慣れたお店の、知らなかった顔に出会えた時間となりました。




ホテルに戻ってからは、営業部マーケティング アシスタントマネージャー・進藤沙也加さんとウェディングプランナー アシスタントマネージャー・横山久美さんの連携チームによる館内クイズツアーへ。
ホテルの隅々を巡りながら、行く先々でスタッフが出題するクイズに挑戦し、最終クイズの舞台はホテル最上階のスカイレストラン。子どもたちとホテルスタッフの距離がぐっと縮まりました。
夜は同じくホテル最上階のテラシスにてウェルカムパーティーを開催。料理長・緑川忍さんが手がけた特別ビュッフェには「楽しんで食べる、ワクワクして食べる」という思いが随所に込められ、北海道野菜を土から掘り出すファーマーズマーケット仕立てのコーナー、丸ごとかぼちゃのグラタン、辛くないエビチリ、ハリネズミの饅頭など、子どもの目線に立ったメニューが並びました。ご自身も5歳のお子さんをお持ちの緑川さんの、親としての目線がメニューに自然に込められていました。
この日いちばんの盛り上がりのひとつとなったのが、ホテルが用意した「ソコリキバッジ×シール交換」の企画です。ソコリキバッジをつけているスタッフに声をかけるとシールがもらえる仕掛けで、子どもたちがはにかみながら「シールください」「ありがとう」とスタッフに話しかける姿が見られました。近い距離で、自然な交流が生まれた瞬間でした。




副総支配人(兼管理部部長)の中村俊寛さんはこう話します。「今回の企画は、普段はなかなか連携することのないマーケティング・ブライダル・レストラン・スパ・受付の若手チームが横でつながって生み出したものです。これは当社の現場の創意工夫として自然に培われてきた部署・部門を超える横連携の文化を、マネジメントが言語化し大切にしてきた結果でもあると思います。」
晴れ渡った北海道の夕暮れを窓越しに眺めながら、あたたかな初日が幕を閉じました。
■ 親も子も、同じ「初めて」の中へ
例年なら大型連休明けに見頃を迎えるエゾザクラが、今年は一足早く咲き始めていました。スカイブルーの空にほんのりピンクの花びらが映える中、2日目は北海道開拓の村へ。
一般財団法人北海道歴史文化財団 営業部次長・学芸員の池田貴夫さんのご案内のもと、100年近く前の北海道の暮らしの中へ。北海道各地から移設・保存された新聞社、造り酒屋、郵便局、愛染屋などの建物を巡りながら、印刷・藍染・藁細工などの仕事体験、こま・竹馬といった昔の遊びも楽しみました。
親も子も、同じ「初めて」に向き合いながら、一緒に苦戦し、一緒に笑い合う時間。「教える」「教わる」ではなく、互いの知らなかった新しい一面を見つける午前となりました。2家族の間にも自然な交流が生まれ、現代の暮らしにはない体験の中でコミュニケーションが深まっていきました。




午後はエスコンフィールドHOKKAIDOへ。株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントのご協力のもと、スタジアムツアーを体験しました。



ここで合流したのが、北海道札幌東商業高校ボランティア部の生徒7名です。引率の奥田尚教諭は出発前から生徒たちにこう伝えていたといいます。「今日は、ご家族にとってとてもスペシャルな思い出になる」と。
普段は地域の夏祭りなどでバルーンアートのボランティア活動を行う高校生たちにとって、難病のお子さんと触れ合うのは今回が初めてでした。
手を繋いでスタジアムを1周し、思い思いに記念写真を撮影しながら、家族と高校生、2家族同士の交流が自然に生まれました。「難病だから特別」ではなく、ただ人と人が触れ合う時間がそこにありました。
「妹ができたみたい」——高校生の1人がそう言って笑顔を見せてくれました。その言葉が、この日の場の空気を象徴していました。




夫婦2人での写真撮影が久しぶりだったというご両親の表情、お母さん同士がスタジアムの中でリラックスして言葉を交わす姿も印象的でした。

夕食の場には、子どもたちがホテルスタッフと一緒にこっそり作り上げたサプライズのケーキが登場しました。
■ 3日間が生み出した物語
最終日の朝、「また明日もここに帰ってくるの?」って声がどこからか聞こえてきました。ホテルが、まるで我が家になっていました。
午前中は、株式会社美美(ブライダルハウスBiBi)のご協力によるプリンセス体験からスタート。ドレスを選び、ヘアセットをして、メイクアップをして。鏡の前に立った娘さんを見つめるご両親の目が、優しくて、眩しいものでした。
撮影の合間には、ドレス姿の子どもたちを囲んでホテルスタッフとの間に思い出話が自然に生まれ、3日間を共にしたからこそのあたたかな時間となりました。


株式会社美美 営業企画室室長・上甲末春さんはこう話します。「今回のご縁で、初めて難病のご家族・お子さんたちと触れ合うことができました。私たちにできることをホテルと連携しながらやろうと思って参加しました。このような経験はこれまでになかったものでしたが、声をかけていただいて本当に良かったと感じています。」




チャペルでのお開きの会では、法人スタッフより「思い出いっぱい、笑顔いっぱい、シールいっぱい」の3日間への感謝が述べられ、両家族からのご挨拶には涙が溢れました。
「お仕事を超えたことだと思った。優しくて、元気をもらえた。人って優しいな、人生っていいんだなって、きっと子どもも思った。またみんなで時間をシェアしたい」
「ずっと元気に過ごしてほしい。また会いたい。本当にありがたい」
ホテルエミシア札幌のスタッフからも、言葉が続きました。
進藤さんはこう振り返ります。「初めての経験で、子どもと接した経験がない中でみんなで考えて臨みました。普段はなかなか連携することのない部署が今回ひとつになって動いた。本当にいいきっかけになりました。」
横山さんはこう話します。「1日目は互いに緊張をしていて、ぎこちなかったので、みんなと仲良くなれた最終日の今、もう一度ウェルカムパーティーをしたい。子どもだけでなく、ご両親ともお話しできて嬉しかった。」
中村さんはこう語りました。「4人の笑顔が、みんなの幸せになりました。仕事40年近い中で、こんなに濃い3日間はありません。感謝しかありません。またうちのスタッフに姿を見せてください。」
エミシア——笑みと幸せ。その名前の意味が、4人の子どもたちの笑顔によって、この3日間で体いっぱいに感じられました。



そしてホテルを離れる時、子どもたちが3日間でもらったシールを、ホテルスタッフや関係者の名札に1枚1枚貼ってくれました。誰かに言われたわけでも、教えられたわけでもなく、自分たちで、自然にやってくれたのです。受け取った温かさを、自分たちなりの形で返してくれた子どもたち。何かが、確実に伝わっていました。
しめくくりは、ホテル総出でのお見送り。チェックインの朝と同じ顔が、そこにありました。でも、3日間を経たその表情は、あの朝とは少し違って見えました。
■ 代表理事 大住 力 コメント
今回、初めて北海道の地でウィッシュ・バケーションを実施することができました。3日間を終えて、改めて確信したことがあります。この活動は、招待する側と招待される側に分かれていない、ということです。
今回も、関わったすべての人たちが何かに気づき、何かを受け取っていました。
ホテルのスタッフが「いただくものが多すぎた」と話してくれました。
高校生たちは「妹ができたみたい」と笑顔を見せてくれました。
そして出発の時、子どもたちは誰に言われるでもなく、もらったシールをスタッフの名札に返してくれた。
何かが確実に伝わっている——その手応えを、今回もまた感じることができました。
これは、北海道での第一歩です。ホテル・企業・学校・地域、それぞれが自分の役割を持ち寄り、難病の家族を真ん中に置いて共に動く。このモデルを北海道の地でさらに育てていきたいと考えています。Hope & Wishが長年描いてきた地域連携の形が、ここ札幌で、確かな手応えとともに動き始めました。
あのアンパンマンの作者であるやなせたかしさんが残してくださった名曲『手のひらに太陽を』の一節に、心を動かされる表現があります。その言葉に触れたとき、改めてこう感じました。
「僕らは皆んなで、生きている」。
私たちは一人で存在しているのではなく、社会の中で、誰かと関わりながら日々を紡いでいます。
だからこそ、この営みはひとりひとりの活動であると同時に、 “共にある”ことの積み重ねでもあるのだと思います。関わってくださったすべての皆さまへ、そして遠くから応援してくださっている皆さまへ、心からの感謝を申し上げます。
ここからが、始まりです。
■ 開催概要
日程:2026年4月24日(金)〜26日(日)
場所:ホテルエミシア札幌(北海道札幌市)
招待家族:難病を患うお子さんとご家族 計2家族
■ ご協力
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株式会社ホスピタリティオペレーションズ(ホテルエミシア札幌 運営)
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株式会社セコマ
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株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
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株式会社美美(ブライダルハウスBiBi)
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フォトスタジオ戸井
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一般財団法人北海道歴史文化財団(北海道開拓の村)
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北海道札幌東商業高校ボランティア部
■ 法人概要
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
代表理事:大住 力
所在地:東京都中央区入船2-9-10 五條ビル4A
設立:2010年(2012年内閣府より公益社団法人認定)
公式サイト:https://www.yumewo.org
■ 本件に関するお問い合わせ
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
ウィッシュ・バケーション担当:伊藤 洋(いとう・よう)
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