取り残される「ドライバー安全教育」への危機感。(公社)岩手県トラック協会がドライバー安全教育システム「グッドラーニング!」を初任運転者講習に活用開始。
トラック業界に迫りくる「2024年問題」。働き方改革の一環として労働時間の上限が厳しく規制される中、大きな課題となっているのが「ドライバーへの安全教育」です。
岩手県トラック協会とドライバー安全教育システム「グッドラーニング!」は本年度より初任運転者講習において業務提携を行い、ともにこの課題解決に取り組んでまいります。
岩手県トラック協会とドライバー安全教育システム「グッドラーニング!」は本年度より初任運転者講習において業務提携を行い、ともにこの課題解決に取り組んでまいります。
- 積年の課題「トラック事業者によるドライバー安全教育」
トラック事業者は輸送の安全を確保するため様々な事項が法令により定められていますが、その違反項目を大別すると、圧倒的に守られていないのが「指導監督」、つまりドライバーに対する安全教育です。
令和3年度、東北運輸局の統計でも「指導監督」が違反項目としてダントツのワースト1でした。(図2)
違反を指摘された67社のうち実に63社が指導監督義務違反を指摘されている状況です。
(※図1)
(※図2)
- トラックドライバーになるための義務「初任運転者講習」
しかし座学で15時間以上が必須であるなど、それは決して簡単なものではありません。
そのような中、2024年4月より運輸事業者における働き方改革、いわゆる「物流の2024年問題」が始まり、労働時間の見直しが行われます。今まで以上に業務と時間の効率化が求められ、安全教育がさらに置いてきぼりになるのは明らかです。
- 「初任運転者講習をいつでもどこでも。空いた時間に」
なかでも「トラックドライバー初任運転者講習」は人気コンテンツのひとつで今まで多くのトラック事業者をはじめ、全国のトラック協会に公式教材として採用されてきた実績があります。
これまでの、またこれから発生するであろう安全教育現場の諸問題を解決するため、公益社団法人岩手県トラック協会は東北で初めてグッドラーニング!を公式採用することとなりました。
令和4年度よりすべての会員事業者に無償でサービスの提供を開始します。
- 岩手県トラック協会様 コメント
その重要な担い手であるトラックドライバーにとって初任運転者講習は、プロドライバーとして運転の知識を身に付けるだけでなく、安全に対する高い意識を持つために最も重要な講習と位置付けております。
岩手県トラック協会では、これまでも月1回の集合教育による初任運転者講習を実施してまいりましたが、
このeラーニングであればパソコンやタブレットなどを使用して会員各社において「いつでも・どこでも・繰り返し」学ぶことができ、効率的に学習することが可能となります。
また、講座の理解度チェックテストやイラストやCG、ドライブレコーダー映像を活用するなど、新たにトラックドライバーになろうとする方々にも分かりやすい内容となっており、大きなメリットを感じております。
確かな安全知識を身につけたプロドライバーが岩手県で活躍していただくために、この「グッドラーニング!」を多くの方々に利用していただきたいと思います。
・グッドラーニング!HP
https://promote.good-learning.jp/truck/
・グッドラーニング!初任運転者講習HP
https://beginner.good-learning.jp/
・紹介動画「1分で分かる!グッドラーニング!の初任運転者講習」
https://www.youtube.com/watch?v=CFLt3ddp1KI
■公益社団法人 岩手県トラック協会の概要
名称 :公益社団法人岩手県トラック協会
所在地:岩手県紫波郡矢巾町流通センター南二丁目9番1号
URL :https://iwatokyo.or.jp/
■株式会社 キャブステーションの概要
会社名:株式会社キャブステーション
所在地:東京都品川区西五反田7丁目22番17号 TOCビル3F
代表者:楠木 崇延
設立 :1987年
URL :https://www.cab-stati
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