花崎 草 個展 「ENERGY DOSE ― collective immanence ―《エナジー・ドーズ》― 集合的内在 ― 」

株式会社アトム(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:青井茂、以下当社)は、東京・広尾の複合文化施設「コートヤードHIROO」にて、花崎草個展「ENERGY DOSE ― collective immanence ―」展、塩原有佳との2人展「Flowers for urban maladies 2.0」を開催いたします。
花崎草個展「ENERGY DOSE ― collective immanence ―」展のメイン展示《PANACEA PILL ─ collective value ─》は、「人が外側に求めるものは、すでに自分の内側にある」というテーマを核心に据えた、インストラクションアートの手法を用いた参加型インスタレーションです。
人間のエネルギーそのものを芸術の素材とし、「Love(愛)」「Peace(平和)」「Enlightenment(悟り)」「Desire(欲)」「Void(空)」の5種類のFRP立体作品に、来場者はそれぞれ自らのエネルギーを注ぎ込み、値付けをおこなっていただきます。会期を通じて蓄積されたその中央値が、作品の正式な販売価格となる実験的な試みです。「個人の創造的行為が芸術の素材となりえ、社会そのものを一つの彫刻として捉え直す」と説いたヨーゼフ・ボイスの思想を系譜としながら、「価値」という概念そのものを問い直します。個人の行為は孤立せず、他者の行為と重なり合いながら新たな意味を生成する――その営みは、集合的な内在(collective immanence)の只中に宿っています。
その他、平面作品の展示やワークショップスペースに加え、2022年に塩原有佳とおこなった2人展「Flowers for urban maladies」の最新展「Flowers for urban maladies 2.0」を2階にて同時開催いたします。

基本情報
会期:2026年5月8日(金)~30日(土)
時間:11:00 - 18:00
オープニング:5月8日(金)18:00 - 20:00 / クロージング:5月30日(土)18:00 - 20:00
休廊:日曜
会場:ガロウ@コートヤードHIROO / 住所:東京都港区西麻布4丁目21-2
作家:花崎草、塩原有佳
テクニカルディレクター:涌井智仁
制作補助:石毛健太、花崎眞
・撮影に関するお知らせ
本展示会場内では、記録のための撮影・録画をおこなっております。撮影された映像・画像は、作品記録および映像作品等に使用される場合がございます。あらかじめご了承ください。


花崎草による作家ツアー&ワークショップ
花崎草によるガイドツアーと作品体験をより深めるためのイマーシブ(没入型)ワークショップを開催します。本ワークショップでは、「Love(愛)」「Peace(平和)」「Enlightenment(悟り)」「Desire(欲)」「Void(空)」という5つのエネルギーに焦点を当てます。参加者の皆様には、それぞれのエネルギーに対する自分なりのイメージを書き出し、世界にひとつだけの「オリジナルの処方箋」を制作していただき、実際に作品を体験していただきます。
・開催スケジュール
日程: 開催期間中の火・金・土曜日(5月8日と29日を除く)
時間: 12:00 – / 14:00 – / 16:00 -(所要時間:約60分)
・定員とご予約
定員: 各回5名
予約: フォームより事前予約制
(*複数名でご参加の場合も、お一人ずつのお申し込みをお願いいたします。)
(*受付締め切りは24時間前です。)
・料金(ツアー+ワークショップ+お茶付き)
大人: ¥2,500 / 学生・子ども: ¥1,500
お支払い:現地にて承ります(キャッシュレス決済のみ)
・その他のご案内
服装: 座りやすいリラックスした服装でのご参加をおすすめいたします。
持ち物: 色鉛筆やお好みの筆記用具をお持ちの方は、ぜひご持参ください。
集合場所: 各セッションの開始時間までに、コートヤードHIROOのエントランスへお越しください。
キャンセルについて: 万が一キャンセルされる場合は、お早めにコートヤードHIROOまでご連絡をお願いいたします。

Flowers for urban maladies(都市に処方する花束) 2.0

2022年、塩原有佳と花崎草はソノ アイダ#新有楽町でのレジデンスにて、「Flowers for urban maladies(都市に処方する花束)」展を開催しました。
塩原は、「万能薬」の象徴として芍薬と金襴草の花束のモチーフを反復させた大型絵画などを制作しました。
花束の反復は、女性や非西洋文化が「低俗」として軽視されてきた装飾的表現を、ファインアートの文脈に意図的に持ち込むことで、美術における価値基準そのものを問い直す「パターン&デコレーション(P&D)」ムーブメントを引用したものです。
花崎は、かつて有楽町にも存在した花売りの姿をゴーストのように蘇らせるパフォーマンス《有花 -路上の花売り-》などを実施しました。
都市の発展とともに追いやられるように姿を消した人々や職業、そしてそこに宿っていた関係性や温度——花崎の作品はそういった失われたものの気配を、パンデミック禍において人々の間に生まれた緊張感や距離感とともに、現代の街角に浮かび上がらせました。
二人が選んだ「処方」という言葉には、利便性・効率・消費が加速する現代社会の中で、置き去りにされた価値や忘れられてきたものへの問いかけが込められています。
あれから4年。今回の「Flowers for urban maladies 2.0」では、場所を移し、時間を経てもなお、その問いは続いており、塩原有佳による新作の壁画などが展開されます。
排除されてきたものや失われた価値を再考し、都市の病に花束を差し出す行為は反復し、より鮮やかにその意味を刻みます。



作家プロフィール

花崎 草(はなさき かや) HANASAKI Kaya
東京生まれ。東京藝術大学先端芸術表現専攻修士課程修了(2012年)。パフォーマンス・アートを中心に、メディア横断的に活動する現代美術家。主な個展に「あたらしいたんい」(2025・東京)、「My Home, Our Treasure」(2016・台北)、パフォーマンスに「Breathing-with ─ あわいの種」(2026・台中)、グループ展に「Flowers for urban maladies」(2022・東京)、プロジェクトに「Rest in plaza」(2016・台中)などがある。
塩原有佳
1985年生まれ千葉県を拠点に活動。
2007年短期交換留学 アカデミー・ミネルヴァ (オランダ)
2008年名古屋造形芸術大学(現・名古屋造形大学) 卒業
個展に
2021年「ART IN TIME&STYLE MIDTOWN vol.19 “INDISTINCT IMAGES”」TIME&STYLE
MIDTOWN (東京)、「BLACK ON BLACK」See Saw gallery + hibit(愛知)
主なグループ展に
2024年「山武市百年後芸術祭」(千葉)
2022年「二人展:塩原有佳、石井佑果」Satoko Oe Contemporary(東京)
「ソノアイダ#5 “Flowersfor urban maladies 都市に処方する花束”」
ソノアイダ#新有楽町ビル(東京)
「VOCA展2022」上野の森美術館(東京)
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