モバイル・コア・ネットワークは2021年に停滞したものの、2022年には成長する見込み【Dell'Oro Group調査報告】
株式会社データリソースは、Dell'Oro Group(デローログループ)の「モバイルコアネットワークとマルチアクセスエッジコンピューティング (MEC)の四半期レポート」を2022年3月4日に販売開始しました。同社プレスリリースによると、MCNとMEC市場の2022年の成長率は、昨年末までに展開された21の商用5G SA MBBネットワークと準備中の新しい5G SAネットワークによって高くなると予想しています。
モバイル・コア・ネットワークは2021年に停滞、2022年に成長する見込み
21の商用5G SA MBBネットワークが展開中
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/degciptq.html#press_ja
カリフォルニア州レッドウッドシティ - 2022年2月24日 -
通信、ネットワーク、データセンターIT業界の市場情報を提供するDell'Oro Groupが最近発表したモバイルコアネットワーク(MCN)とマルチアクセスエッジコンピューティング (MEC)の四半期レポートによると、MCNとMEC市場の2021年総売上成長率は、2017年以来最低に鈍化したものの、2021年末までに展開された21の商用5Gスタンドアロン(5G SA)MBBネットワークの拡大と、年間を通じて開始準備中の新しい5G SAネットワークと相まって、2022年の成長率は高くなると予想しています。
「2021年のMCN収益は、第4四半期の業績が予想外に悪かったため、予想を下回る結果となった。 2021年4Qの収益は、2020年4Qを下回った。前回そのようなことがあったのは2017年4Qだった。」とDell'Oro Groupのリサーチディレクター、Dave Bolanは述べています。「2021年4Qの業績不振は、中国地域の収益実績が前年同期比でマイナスとなったことが原因である。その他の地域のパフォーマンスはほぼ横ばいであったが、それでもマイナスであり、中国の落ち込みを相殺するには明らかに不十分だった。」
「2021年の成長は5G MCNセグメントによるもので、4G MCNとIMS Coreの減少を相殺するには十分ではなかった。商業的に展開されている21の5G SAネットワークのうち、中国にある世界3大ネットワークを含む7つのネットワークでは、ファーウェイがパケットコアベンダーで、10のネットワークではエリクソンがパケットコアベンダーとなっている。当然のことながら、上位5社のベンダーのうち、2021年中にMCN全体の売上シェアを獲得したのはファーウェイとエリクソンのみである。」
「MECの市場を見ると、MCN市場全体から見るとMECはまだほんの一部だが、エリクソンが最近発表した2つの発表は注目に値すると思う。エリクソンは、MECの実装を3GPP標準の周りに集結させることによってMECの採用を加速させ、5G携帯電話会社のネットワーク収益化を支援すると考えるからだ。エリクソンは、3GPP の標準化団体によるエッジ露出と、スマートフォンまでのネットワークスライスのための最近の進歩を活用する最初の企業であると主張している。」とBolanは続けた。
最新レポートのハイライト
- 2021年の収益に基づくMCNベンダーの上位は、ファーウェイ、エリクソン、ノキア、ZTE、マベニール
- EMEA地域は、2021年に収益が増加した唯一の地域
- 2021年の収益ではAPAC地域が最大の地域となった
■本レポートについて
モバイルコアネットワークとマルチアクセスエッジコンピューティング (MEC)の四半期レポート
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/degciptq.html
発行日:2022年2月24日
【Dell’Oro Groupについて】
https://www.dri.co.jp/auto/report/delloro/index.html
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