長らく入手困難であった美しい名著を、新たな翻訳で刊行! ロジェ・カイヨワ著『石が書く』
1975年に翻訳が刊行されながら、長らく日本語では入手困難であった書籍『石が書く』。このロジェ・カイヨワの古典的名著を、株式会社創元社は、新しい翻訳で8月24日に刊行いたします。
- 著者は「知の巨人」ロジェ・カイヨワ
こうした諸点について、聖なるもの、遊び、神話、詩学、夢といったテーマを縦横に論じてきた「知の巨人」カイヨワが、自ら収集した石コレクションをもとに、他に例を見ない筆致で描きます。
- 山田英春氏による、美しい装丁と組版
瑪瑙コレクターになるにあたって本書に「最も強い影響を受けた」と公言する山田氏による達意の造本は、書籍というメディアが、「読む」だけでなく「所有する」ことも喚起する一品であることを思い起こさせてくれます。
- 著・訳者について
フランスの文学者・批評家。1913年ランスに生まれる。シュルレアリスト・グループとの短い交流ののち、1937年にバタイユらとともに「社会学研究会」を設立。1952年にはユネスコが発行する国際的な学術誌『ディオゲネス』を創刊して編集長となる。『神話と人間』(1938)からはじまる著作のテーマは、神話・聖性・遊び・戦争・幻想芸術・夢など多岐にわたり、「知の巨人」と称される。遠く離れた領域の知を結びつける方法論「対角線の科学」を提唱した。邦訳書に『人間と聖なるもの』『夢の現象学』『遊びと人間』『メドゥーサと仲間たち』『戦争論』『幻想のさなかに』『イメージと人間』『反対称』『蛸』『アルペイオスの流れ』などがある。1978年没。
[訳]菅谷 暁(スガヤ サトル)
1947年生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。東京都立大学大学院仏文学科博士課程退学。科学史・文学専攻。訳書にセリーヌ『ゼンメルヴァイスの生涯と業績』(倒語社、1981)、コイレ『ガリレオ研究』(法政大学出版局、1988)、ビュフォン『自然の諸時期』(法政大学出版局、1994)、ゴオー『地質学の歴史』(みすず書房、1997)、ラドウィック『太古の光景』(新評論、2009)、『化石の意味』(共訳、みすず書房、2013)『デヴォン紀大論争』(みすず書房、2021)などがある。
- 書籍情報
著者:ロジェ・カイヨワ
訳者:菅谷暁
判型:B5判変型 230mm×182mm
頁数:136頁
定価:4,620円(税込)
発売日:2022年8月24日(水)
発行所:株式会社創元社
商品紹介ページ:https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4422
- 創元社
- 会社概要
創立:1925年(大正14年)
代表者:代表取締役社長矢部敬一
資本金:1,800万円
事業内容:出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売
所在地:
〈本社〉
〒541-0047大阪市中央区淡路町4丁目3-6
〈東京支店〉
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-2田辺ビル
URL:https://www.sogensha.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像