第37回World Cheese Awards 2025出品チーズが決定!17エリアから40工房48品の国産ナチュラルチーズを世界へ
~世界最大級のチーズコンテスト、今年は“チーズ大国”スイスで開催~
NPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京都千代田区/会長:坂上あき、以下C.P.A.)は、11月13日(木)から15日(土)まで、スイスの首都・ベルンで開催される世界最大級のチーズコンテスト「World Cheese Awards 2025」に、国内17エリア・40工房より、48品の国産ナチュラルチーズの出品が決定したことをお知らせいたします。

「World Cheese Awards(WCA)」は、毎年ヨーロッパで開催される国際的なチーズのコンテストです。昨年は47ヵ国から4,786品がエントリーし、日本から出品したチーズは、Super Gold賞1品、Gold賞4品、Silver賞8品、Bronze賞8品、計21品(補助事業外含む)が入賞しました。受賞した工房からは「販売数の増加」「新商品の開発への弾み」「“世界に通用する乳牛を育てている”といった酪農部門スタッフの意識向上」など、ビジネス・生産現場双方に大きな波及効果が生まれています。
そして第37回を迎える今年は、50ヵ国から約5,000品のエントリーが見込まれます。日本からは、チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)が事務局を務める「国産チーズブランド化推進委員会」の選抜により、全国17エリア・40工房から48品 が世界の舞台へ挑戦します。
■40工房から48品、国内トップレベルのチーズが世界へ挑戦
今年は、北海道から九州まで計17エリアから40工房48品が出品します。直近の国内チーズコンテスト2大会(Japan Cheese Awards、ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト)の上位入賞チーズの中から希望者を募り、大会規定ほか条件をクリアしたものを選定しました。
出品予定チーズ一覧

エリア |
チーズ名 |
工房名 |
|
---|---|---|---|
1 |
北海道 |
チーズ工房タカラ |
|
2 |
北海道 |
チーズ工房タカラ |
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3 |
北海道 |
ニセコチーズ工房 |
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4 |
北海道 |
川瀬チーズ工房 |
|
5 |
北海道 |
CHEESEDOM |
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6 |
北海道 |
ASUKAのチーズ工房 |
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7 |
北海道 |
ブルーチーズドリーマー |
|
8 |
北海道 |
ブルーチーズドリーマー |
|
9 |
北海道 |
共働学舎新得農場 |
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10 |
北海道 |
共働学舎新得農場 |
|
11 |
北海道 |
広内エゾリスの谷チーズ社 |
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12 |
北海道 |
TOYO Cheese Factory |
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13 |
北海道 |
キサラファーム |
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14 |
北海道 |
長坂牧場チーズ工房 |
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15 |
北海道 |
チーズ工房NEEDS |
|
16 |
北海道 |
しあわせチーズ工房 |
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17 |
北海道 |
しあわせチーズ工房 |
|
18 |
北海道 |
しあわせチーズ工房 |
|
19 |
岩手県 |
たまやま温泉Lab |
|
20 |
岩手県 |
くずまき高原牧場 |
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21 |
岩手県 |
くずまき高原牧場 |
|
22 |
宮城県 |
蔵王酪農センター |
|
23 |
東京都 |
エンケルとハレ |
|
24 |
東京都 |
CHEESE STAND |
|
25 |
東京都 |
養沢ヤギ牧場 チーズ工房 |
|
26 |
千葉県 |
高秀牧場チーズ工房 |
|
27 |
千葉県 |
チーズ工房【千】sen |
|
28 |
千葉県 |
チーズ工房【千】sen |
|
29 |
茨城県 |
新利根チーズ工房 |
|
30 |
栃木県 |
チーズ工房那須の森 |
|
31 |
栃木県 |
フィンランドの森チーズ工房 メッツァ・ネイト |
|
32 |
埼玉県 |
秩父やまなみチーズ工房 |
|
33 |
群馬県 |
神津牧場 |
|
34 |
長野県 |
ボスケソ・チーズラボ |
|
35 |
長野県 |
チーズ工房カプレット |
|
36 |
長野県 |
アトリエ・ド・フロマージュ |
|
37 |
兵庫県 |
淡路島牛乳 匠工房 |
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38 |
兵庫県 |
六甲山牧場 チーズ工房 |
|
39 |
兵庫県 |
婦木農場 丹波チーズ工房 |
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40 |
島根県 |
木次乳業 |
|
41 |
岡山県 |
倉敷チーズ工房ハルパル |
|
42 |
広島県 |
敷信村農吉 チーズ工房 乳ぃーずの物語。 |
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43 |
広島県 |
三良坂フロマージュ |
|
44 |
広島県 |
三良坂フロマージュ |
|
45 |
長崎県 |
チーズ工房Fiore |
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46 |
熊本県 |
MARS FarmQ |
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47 |
宮崎県 |
ダイワファーム |
|
48 |
宮崎県 |
加藤牧場 |
※出品チーズは「WCA2025紹介ページ」(https://cheese-fun.jp/world/wca2025/)にてご参照いただけます
■WCA 英国在住審査員 マティス可奈子氏よりコメント

日本のナチュラルチーズは丁寧さや技術力が評価され、国際コンクールでも安定した成果を上げています。当初は“日本でもチーズを作っているのか”という驚きや、桜や日本酒を取り入れた日本らしさが注目されましたが、今では“質の高いチーズが安定している”という認識に変わってきました。チーズは農産物であり、その土地の気候や風土を映し出すものです。ファッジ(キャラメルのような菓子)のような風味を持つ“ブラウンチーズ”など新しい挑戦も見られますが、意外性にとどまらず、乳酸菌研究や土地・風土、そしてミルクと向き合い、日本ならではの個性を映したチーズが広がっていけば、存在感をさらに確かなものにすると感じています。
【マティス可奈子氏プロフィール】
英国在住。英国チーズ資格認証機関「アカデミー・オブ・チーズ」認定講師。2017年よりWCAをはじめ国際的なチーズコンテストの審査員を務め、著書『とっておきのイギリスチーズ』を刊行するなど、チーズ文化の普及に取り組んでいる。
■World Cheese Awards 概要
毎年ヨーロッパで開催される、世界各国から多種多様なチーズが集まる権威あるチーズコンテストです。第37回となる2025年は、スイスの首都・ベルンで開催され、世界各国から約250名の審査員が出席する予定です。
開催時期 :2025年11月13日(木)~2025年11月15日(土)
開催地・会場 :スイス・ベルン「Neue Festhalle」
出品数 :50ヵ国/約5,000品(うち国産ナチュラルチーズは40工房/48品)
WCA 公式サイト:https://gff.co.uk/for-producers/world-cheese-awards/
※消費者向けフェスティバルCAPITAL of CHEESE
(https://www.capitalofcheese.com/en/)も同時に開催
■チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)とは
日本の食卓や、様々な生活シーンにチーズを定着させるために、日々活動を行っている非営利団体です。チーズを愛し、その魅力を広めたいと思うすべての方々のためにある団体です。チーズプロフェショナル資格認定試験や一般の方でも受けられる「チーズ検定」の実施のほか、チーズに親しんでもらうための様々なイベントを開催しています。
URL: https://www.cheese-professional.com/
■国産チーズブランド化推進委員会とは
業界4団体(C.P.A.・チーズ普及協議会・一般社団法人日本チーズ協会・一般社団法人中央酪農会議)がメンバーとなり、出品基準などを決定する委員会です。「令和7年度国産チーズ競争力強化支援対策事業」を活用し、出品チーズの登録や輸送の手配、現地調査、大会前後のプロモーションなどを通じて国産ナチュラルチーズのブランド化を推進しています。
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