東京ステーションシティ学生連携プロジェクト 移り変わる東京駅の「未来」へ紡ぐ写真展『東京駅:SOW THE FUTURE(未来に種をまく)2024』
2024年7月17日(水)〜8月7日(水)東京駅グランスタ八重洲 B1にて開催
一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会とT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは、2024年7月17日(水)~8月7日(水)の22日間、「未来に種をまく」をテーマとした写真展『東京駅:SOW THE FUTURE 2024』を、JR東京駅グランスタ八重洲B1通路にて開催いたします。2023年に続き2回目となる本企画は、東京ステーションシティと学生との連携プロジェクトで、6名の学生が6ヶ月間にわたり東京駅に向き合い、制作した写真を発表するものです。
かつては移動の手段であり、現在は多様なサービス提供の場となっている東京駅。その姿の裏側には、多くの時間と人の関わりがあり現在に至っています。学生たちが捉えようとしたのは、そうした目にみえないもの、小さな囁きのようなものです。是非、学生たちの作品の前に立ち、「何を言いたいのだろう?」などと、作品と対話をしながら鑑賞をしてみてください。そうした問いが生み出す思考こそが、新たな気づきや発見といった「未来の種」となる、それが「SOW THE FUTURE」です。
鑑賞いただく皆さまが触発され、想像し、新たな気づきや楽しみを感じていただけるような 「未来の種」となる視点を、ぜひご覧ください。
■「東京駅:SOW THE FUTURE(未来に種をまく)2024」開催概要
イベント名:『東京駅:SOW THE FUTURE(未来に種をまく) 2024』
日時:2024年7月17日(水)~ 8月7日(水) 22日間
グランスタ八重洲の営業時間に準じる(基本11:00~22:00)
開催場所:JR東京駅グランスタ八重洲 B1通路(八重洲口 改札外)
作品制作者:澤木 日々(日本写真芸術専門学校)
(順不同) 坂々 なな(日本写真芸術専門学校)
Chen Elton (東京工芸大学)
津田 凌輔(東京工芸大学)
廣兼 花(武蔵野美術大学)
相ヶ瀬 広大(武蔵野美術大学)
主催:一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会
共催:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
主管:株式会社シー・エム・エス
協力:JR東日本 東京建設プロジェクトマネジメントオフィス
会場協力:株式会社JR東日本クロスステーション
■開催趣旨
東京ステーションシティでは、東京駅の東側エリア(八重洲・日本橋・京橋)を舞台に開催される国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」と連携し、国内で写真を学ぶ学生たちの写真発表の機会を提供してきました。2023年には、全国14の大学、専門学校から選抜された各校1名の学生による作品展「T3 STUDENT GALLERY」を開催しています。
本企画は、そうしたこれまでの関わり方から一歩前進し、学生たちの作品発表の機会のみならず、制作の被写体あるいは場所として東京駅を使ってもらうという新たな取り組みとして実施するもので、今年で2回目の開催となります。本年は、東京駅の設計部隊である東京建設プロジェクトマネジメントオフィス(通称PMO)とも連携。制作にあたってPMO事務所にて、リサーチやアドバイスの機会が設けられました。そうして出来上がった6名の学生の作品には、見たことがない東京駅の姿が写っています。本展を通じて、多様な「東京駅」の姿を想像するきっかけとなれば幸いです。
■参加した学生たちのコメント・作品の一部ご紹介
※作品の画像はイメージです
「人生の節目となるような思い出と共にある東京駅を表現」/澤木 日々(日本写真芸術専門学校)
駅に通っていて1番意識していたのはガラスや大理石に反射して見える人の波でした。どこかから現れて光の中に消えていくその光景は、自分でも気が付かないうちにゲートに吸い込まれていく人のイメージと重なりました。撮影中、何度も修学
旅行生とすれ違いましたが、解散と集合を繰り返す人生の中で、その思い出たちと東京駅という存在は重なる時があると思います。ゲートを抜けてどこかに向かうように人生の節目となるような思い出と共にある東京駅を表現しました。
「100年後の未来に東京駅の姿を残したい」 /津田 凌輔(東京工芸大学)
東京駅には将来増築できるように数々の仕込みがあると言います。それを知り、100年後の未来の東京駅の姿は今とは大きく異なるのではないかと思うようになりました。私たちが100年前の東京駅の姿を知っているのは、当時の人々が写真に
撮って記録していたからだと思います。そこから、私自身も現在の東京駅の姿を撮影し、100年後の未来に残したいと考え、この作品を制作しました。この作品を通じて、これまでとは異なる視点で東京駅を眺めることで、新たな魅力を感じて
いただければ幸いです。
「東京駅を利用する方々の空想が膨らむような「可能性の余白」を作品に」
/廣兼 花(武蔵野美術大学)
「東京駅」をテーマに作品を作らせていただけると決まったとき、その長い歴史のなかで戦争や震災さえも乗り越え、数えきれないほど多くの人々を受け入れてきた駅に対し、ちいさな私個人が、美術によってどのような応答をすることができるのかを考えました。そして一つの答えとして、駅を利用する方々の空想が膨らむような「可能性の余白」を作り、作品化しようと思い至りました。作品を見ていただくだけでなく、普段の東京駅の様子にも楽しんで目を配っていただけたら嬉しいです。
■主催コメント
「駅や街の魅力を再発見し、未来へ紡ぐ取り組みとしていきたい」
(東京ステーションシティ運営協議会)
当法人は「東京駅が街になる」をコンセプトに、東京駅を起点に駅や駅周辺エリアの個性を引き出し、街や人が有機的につながる、心豊かな都市生活空間を創り上げていく取組みを推進しています。 その中で「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」に2021年から参画し、社外パートナーと共創しながら、駅というリアルな「交流拠点」の強みを生かし、写真やアートの普及に努めました。
昨年2023年に産学連携プロジェクトとして本取り組みをスタート。2年目となる今回も写真を学ぶ学生と一緒に、改めて駅や街の魅力を再発見し、未来へ紡ぐ取り組みとしています。ぜひ半年間のプロジェクトの成果をご覧ください。
■各団体概要
■T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 概要
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは、「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」をビジョンに、(1)写真展、(2)トーク&イベント、(3)学生プロジェクト の3つを柱に展開するフォトフェスティバル。2015年に前身となる「東京国際写真祭」を大田区城南島で開催したのち、2017年に東京初の屋外国際写真祭として上野公園にて第1回を開催。
2020年からは、東京駅・東側エリア(八重洲、日本橋、京橋)の公開空地等を使った都市型屋外写真祭として実施。都市の余白をメディアとして捉え、写真家による作品展示や新たな人の交流を生み出すイベントを展開し、都市空間の新たな解釈と写真の可能性に挑戦する。
■JR東日本 東京建設プロジェクトマネジメントオフィス 概要
東京建設プロジェクトマネジメントオフィスは、「駅の価値・利便性向上」「駅を中心とした魅力あるまちづくり・くらしづくり」の実現に向けた建設プロジェクトをおこなっている。東京駅や新宿駅、渋谷駅、品川駅といった首都圏の大規模ターミナル駅、また地方中核駅での大規模改良の推進などを担当している。その歴史は1896年(明治29年)の逓信省鉄道局新永間建築事務所からはじまり、東京駅の創建当時から携わってきた鉄道建設工事の技術者集団である。
URL:https://www.jreast.co.jp/toko/
■一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会 概要
東京駅とその周辺エリアを“一つの大きな街”と捉え、「東京駅が街になる」というコンセプトのもと、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が2006年に命名。その後、同エリアの魅力を最大限に引き出し、エリア全体の価値を継続的に高めていくことを目的とし、2013年6月、JR東日本と東京ステーションシティに関係するJR東日本グループ24社(公益財団法人を含む)を会員とする「東京ステーションシティ運営協議会」が発足。
また、2021年4月1日から「一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会」として新たなスタートを切り、東京ステーションシティで活動する37社(2023年4月1日時点)の会員企業と共に、この街の更なる魅力と価値の向上を目指し、エリアの情報発信、イベントの企画実施、環境整備などに取り組んでいる。
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