【株式会社ASNOVA】2023年3月期決算及び2024年3月期中期経営計画発表（証券コード：9223）
2023年3月期主要トピックス
足場レンタルの需要が旺盛であり、例年の約2倍にあたる24億円の足場投資を行いました。
また直営機材センターを2拠点新設した効果もあり、売上高も大きく伸長いたしました。
株主還元では株主優待制度導入や配当予想の修正を行い、新規事業では［ASNOVA STATION］や［ASNOVA VIETNAM］をスタートさせ、2024年3月期からこれらの事業を大きく成長させてまいります。
業績概要
足場需要の増加に伴い、足場投資額を24億円に大幅増額したこと、機材センターを2拠点新設したこと等が売上に大きく寄与し、2022年3月期比＋17.2％の31億4,100万円となりました。
EBITDAは機材センター新設や足場投資額を増額したことで減価償却費が大きく増加しましたが、2022年3月期比＋35.3％の14億円、営業利益については足場保有量の増加に伴い、対応可能な現場数が増えたことや新規顧客数の増加等に起因し、2022年3月期比＋12.8％の1億8,700万円で着地しました。
また、当期純利益については足場レンタル事業の好調を受け、中古機材の販売による一時的な利益よりも将来の収益に大きく寄与する足場保有量確保を優先し、中古足場機材の販売を抑制した結果、1億4,400万円となりました。
2022年3月期および目標値との比較
2022年5月に開示した中期経営計画目標値との比較ですが、売上高は目標値に対して＋4.7％の31億4,100万で着地いたしました。営業利益は1億8,700万円となり、目標数値である1億5,300万円を上回りました。
積極的な投資でEBITDAも2022年3月期に対して約3.5億円上回りながらも、機材の高稼働率が続いたおかげで、営業利益も2022年3月期比＋12.8％で着地しました。
2023年3月期営業損益増減要因分析
2022年3月期との損益増減要因を比較すると2023年3月期は足場への投資、機材センターの新設により売上原価が大きく増加しました。
鋼材価格高騰等の理由によりお客様も足場購入を控える傾向にあり、レンタルへの移行が進み、機材の高稼働率が続いた年となりました。
足場の通期平均稼働率は約78％と、例年にない高稼働率となり、営業利益も増益となりました。
2024年3月期中期経営計画
3ヵ年の売上計画は、2022年5月に開示した中期経営計画の目標値を上方修正いたしました。
営業利益について、2026年3月期には5億5000万円を計画しております。
当社は足場の減価償却費が費用の大きな割合を占めるため、営業利益に加えてEBITDAも重要指標としており、2023年3月期と比べ2026年3月期には、約10億円の増加を見込んでおります。
2024年3月期業績予想
売上高は2023年3月期比＋22.8％、過去最高の38億5,700万円を見込んでおります。
またベトナム子会社［ASNOVA VIETNAM］への投資を積極的に行いますが、それらを加味しても、過去最高の3億3,000万円の営業利益を予想しております。
国内事業のみでの営業利益率は約11.8％、2023年3月期比約2倍を予想しております。
営業利益は国内事業のみに限ると、2023年3月期比約2.4倍に大幅伸長する見込みです。
2023年3月期は大幅な足場投資をしたことで売上原価が増加しますが、それらの要因がありながらも、大きく伸長する予想です。
前述の通りベトナム事業に利益の約27％を投資しながらも、過去最高益を見込んでおります。
中期経営計画の主要戦略
中期経営計画を達成するための主要戦略は5つございます。
1つ目は足場保有量をさらに増加し、「いつでも借りることができる」を実現いたします。
2026年3月期まで年間約20億円の足場投資を継続し、お客様の満足度を向上させ、新規のお客様を積極的に獲得してまいります。
2つ目は機材センター数の拡大です。直営機材センター新設に加え、パートナーを通じたレンタル事業［ASNOVA STATION］を積極的に拡大いたします。
2024年3月期は直営機材センター・パートナー含めて36拠点、2026年3月期には50拠点の展開を目指します。
3つ目は昨年10月に設立した現地法人［ASNOVA VIETNAM］での本格的なレンタル事業の開始です。
まずは3年間で足場保有を3,000ｔ（約10億円）まで増やし、くさび式足場の普及とASNOVAの認知を拡大し、将来的にはベトナムで足場レンタルシェアNo.1を目指します。
4つ目は、2023年5月に開設しました［ASNOVA市場］です。
ASNOVA市場はネット上で誰でも足場の購入ができる仮設機材の総合サイトです。
足場を買い取り、買い取った足場を販売することで、「不要な場所・人」から「必要な場所・人」に足場を提供し、足場を循環させることを目的としております。
5つ目は、ASNOVAの成長を支える取り組みとして、「KATARUVA」、「ASNOVA WAY」、「ASNOVA Challenge System」の3つの人事制度を推進していきます。
これらの取り組みは成長戦略、中期経営計画の実現、パーパスを体現するために、最も重要だと考えております。
個々人が成長し、その成長の総和が会社の成長につながると考え、今後も人への投資を積極的にいたします。詳しくは当社オウンドメディア[カケルバ]で配信しております。
株式会社ASNOVA オウンドメディア［カケルバ]URL
https://www.asnova.co.jp/kakeruba/index.html
「足場といえば、ASNOVA」を目指して
当社は足場と聞けば、[ASNOVA]が頭に浮かぶような企業を目指しております。
足場レンタル事業は社会インフラを支えるためにも、非常に重要なビジネスでありながら、まだまだ世の中で認知が進んでおりません。
レンタルを普及させることで、多くの社会課題を解決し、多くの方に認知してもらい、業界の活性化に貢献したいと考えております。
2023年3月期通期決算説明・2024年3月期中期経営計画 動画
〈2023年3月期決算説明動画〉
〈2024年3月期中期経営計画動画〉
【株式会社ASNOVA 会社概要】
会社名 ：株式会社ASNOVA
ASNOVA Co.,Ltd.
本社所在地：〒453-6126
愛知県名古屋市中村区平池町四丁目60番地の12 グローバルゲート26階
電話番号 ：052‐589‐1848
FAX番号 ：052‐589‐1849
設立 ：2013年12月24日
資本金 ：222百万円
従業員数 ：138人
代表者 ：上田 桂司
建設業許可：国土交通大臣許可（般-26）第25548号
保有許可証：愛知県公安委員会発行 古物商許可証 第541051804100号
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