当社初の環境省「自然共生サイト」認定取得について~新ダイビル 堂島の杜~
当社は 2022 年 4 月に親会社である株式会社商船三井(東京都港区、代表取締役社長執行役員橋本剛)とともに「生物多様性のための 30by30 アライアンス」※に参加し、2030 年までに陸と海の30%以上の保全を目指す「30by30 目標」の実現に向けて各種取り組みを進めております。
このたび、「30by30 目標」の推進施策として、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する「自然共生サイト」の初回募集が行われ、当社が申請した「新ダイビル 堂島の杜」が認定を受け、「OECM【注】」として国際データベースに登録されました。「新ダイビル 堂島の杜」は、本認定審査において「都市の中での希少な緑地として重要な役割を担っていると推測される」などの評価を得ました。
また、当社が一部持分を保有する大手門タワー・ENEOS ビル街区内の緑地広場「ホトリア広場」についても、「自然共生サイト」の認定を受けましたことを併せてお知らせいたします。
【注】OECM とは、Other effective area-based conservation measures(その他の効果的な地域をベースとする手段)の頭文字をとったもので、国立公園などの保護地区ではない地域のうち、生物多様性を効果的にかつ長期的に保全しうる地域のこと
■新ダイビル 堂島の杜について
・「新ダイビル 堂島の杜」は旧新ダイビル屋上樹苑の精神を受け継ぎ、「人だけでなく生物にとってもやさしい森」をコンセプトに、日本で最初の試みとして旧新ダイビルの屋上樹苑で育った樹齢約 50 年の樹木の一部を移植したほか、在来種を中心とした樹木を用いて約 4,000 ㎡の緑地を整備しました。これらの取組により生態系への貢献を評価する「JHEP 認証」でも西日本初となる最高ランク「AAA」評価を取得しました。
・また、生態系への貢献度を具体的に把握するため、「新ダイビル 堂島の杜」完成後の 2016 年度と 2020 年度に株式会社緑生研究所による生物モニタリング調査を行った結果、堂島の杜の中で一定の食物連鎖が成立していることが確認されております。鳥類・昆虫類にとって、こうした生息環境は都市部では貴重で、生態系への貢献度は高いと評価をうけております。
当社グループでは「グループ環境方針」を定めるとともに、グループマテリアリティ(サステナビリティに係る重要課題)のひとつとして「環境にやさしいビルを次世代へ」を掲げ、環境負荷の少ないみどり豊かな街づくりを推進しております。当社では「新ダイビル 堂島の杜」を始めとして、ビル敷地内での緑地整備を通じて生態系に配慮した環境保全を積極的に進めてまいります。
当社グループのマテリアリティについてはこちら(https://www.daibiru.co.jp/sustainability/#section1)をご参照ください。
【お問合せ先】ダイビル株式会社 経営企画部コーポレートコミュニケーション課 TEL:06-7506-9516
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