OUVCとAntler Ibex、関西発ディープテックスタートアップのグローバル展開を加速する「Ibex Venture Studio」を始動

OUVCが有するディープテックスタートアップへのアクセス、Antler Ibexが持つベンチャービルディングにおける専門性、そしてグローバルネットワークで、国内外でのスケールを強力に後押しします

Antler株式会社

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)とAnler Ibexは、関西地域から世界に挑むディープテックスタートアップのグローバル展開を加速させるため、「Ibex Venture Studio(アイベックスベンチャースタジオ)」を立ち上げました。OUVCが有する地域トップクラスのディープテックスタートアップへのアクセスと、世界30都市で展開するAntler Ibexが持つベンチャービルディングにおける専門性、そしてグローバルネットワークを掛け合わせ、国内外でのスケールを強力に後押しします。

本プログラムは関西の有望なディープテックスタートアップに対し、Antler Ibexがグローバル展開に向けた実行支援を行います。具体的には、事業推進のためのメンタリング、海外市場を見据えたGTM(Go-To-Market)戦略の策定、マーケットフィットの検証、そしてAntler Ibexのグローバルネットワークを活用した海外企業との接点構築など、スタートアップの成長段階に応じた支援を提供します。また、必要に応じて分散型の経営チームを組成し、海外展開に向けた実証・商業化を戦略的に進めていきます。さらに、グローバル市場へのスケールに向けて、選定されたスタートアップにはAntler Ibexからの出資も予定されています。

ディープテックスタートアップへの提供価値:

  • 経営・事業開発の即戦力となるCxO人材とのマッチング

  • グローバル展開に向けた市場起点の戦略立案と実行支援

  • 海外企業・VCとの接点創出による実証機会の獲得

  • Antlerをはじめとする国際的な投資家ネットワークとの連携

CxO候補者向けの提供価値:

  • 最先端のディープテックスタートアップのコアメンバーとして事業成長を牽引

  • グローバル展開の起点づくりと戦略立案を主導

  • 世界中の起業家・投資家とつながるAntlerのプラットフォームでの活動機会

大阪大学ベンチャーキャピタル 代表取締役
魚谷 晃

日本のディープテック領域には、世界に通用する優れた技術や人材が多数存在しています。しかし、そうしたポテンシャルを持ちながらも、グローバルでの認知や市場展開において課題を抱えるケースも少なくありません。今回の取り組みを通じて、関西発のスタートアップが世界市場に挑戦するための足がかりを築き、実体経済に貢献していきたいと考えています。

Antler Ibexとのパートナーシップにより、関西のスタートアップが国際市場へアクセスしやすくなり、実践的なベンチャー支援やグローバルな資本ネットワークを活用できる環境を整えていきます。私たちの目指すところは、こうした技術が日本国内にとどまらず、世界各地で実質的な経済的インパクトを生み出すことです。

Ibex Japan 代表 / Antler Ibex Partner 
Sandeep Casi

私たちの目標は、最先端技術をグローバルにスケール可能なベンチャーへと進化させることです。そのために、日本のディープテックスタートアップと世界トップレベルの人材をマッチングさせ、グローバル企業との連携を通じてプロダクトマーケットフィットの実現を支援しています。

日本がディープテック分野で世界をリードするという国家ビジョンの実現に貢献できることを光栄に思います。その第一歩が、ここ関西から始まります。

関西地域のGDPは約8,400億ドルにのぼり、アジアでも上位に位置する経済圏です。大阪府単独でも約3,800億ドルを生み出しており、東京に次ぐ規模を誇っています。※1 大阪取引所を擁するこの都市は、日本でもトップクラスの金融インフラを備えており、製造業を中心に多数の中小企業が集積する産業基盤を有しています。


さらに、関西は学術研究の中心地でもあり、大阪大学や京都大学をはじめとする研究機関は、マテリアルサイエンス、バイオテクノロジー、量子コンピューティング、免疫学などの分野で世界的な実績を持っています。こうした知的資源とディープテック人材の集積は、革新的スタートアップ創出の基盤として他に類を見ない環境を提供しています。

本プロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2025年度「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業(MPM)」に採択されています。本事業において、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)とAntler Ibexは、経営人材の発掘・育成に関するパートナーシップを締結しています。


なお、本プログラムは経営人材の育成において、日本発ディープテックスタートアップのグローバル市場への展開を支援するための「アイデア創出・事業開発・実行支援(ideation, development, and execution)」に重点を置いています。具体的には、プロダクトのグローバル市場適合性(PMF)の検証、海外企業とのPoC(実証実験)の設計・実施、ならびに実証成功後には、Antler Ibexのコーポレート・イノベーション・プラットフォームを通じて、国際市場への統合を伴う実務支援を行います。また、ポテンシャルある優れた企業に対してはグローバル展開に資するエクイティ投資も実行し、スタートアップの成長を力強く後押しします。

※1 参照)
https://www.kansai.meti.go.jp/3-1toukou/_INVEST_support_info/2025invest/2_kansai_keizai.pdf


About OUVC:

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)は、日本の大学が有する知的資産や研究成果を社会に還元し、革新的なスタートアップの創出と成長を支援することを目的に設立された大阪大学100%子会社のベンチャーキャピタルです。

大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)は大阪大学発というルーツを持ちながらも、日本の学術界全体と連携の上、日本の大学に存在する、世界に誇る独創的な技術や深い専門性を社会実装すべく、資金支援にとどまらず、経営支援、事業開発、人材ネットワークの形成、産学官の連携促進など、多面的な支援を展開し、国際的な視点と競争力を備えたスタートアップの育成を目指しています。

About Antler:

Antlerは、世界で最もアクティブなアーリーステージ投資家であり、急成長中のベンチャー企業を最も多く支援しているグローバルVCです。現在ではAI分野においても、世界で最も活発な投資家としてランクインしています。Antlerは、6大陸30都市に拠点を持ち、Day Zeroから優れた起業家とともに、業界を代表するスタートアップを創出しています。

Antlerは、資金調達、共同創業者の確保、検証プロセス、グローバルネットワークといった、起業における主要なハードルを取り除くことで、創業者がより早く立ち上がり、スケールすることを可能にします。これまでに1,450件以上の投資を実行し、創業初期からグローバル展開まで、あらゆるステージのスタートアップを支援しています。さらに、グロース期以降のスタートアップに対しては、「Antler Elevate」ファンドを通じて、シリーズA以降の資金調達もサポートしています。

About Antler Ibex:

Antlerのコーポレートイノベーション部門であるAntler Ibexは、大企業、大学、スタートアップの効果的な連携を支援し、変革的な成果を生み出すことを目的としています。業界特化型のイノベーション・投資戦略を設計し、企業が先進技術を的確に捉え、起業家と実効性のある関係を構築できるよう支援しています。


Ibex Venture Studio プログラム概要

プログラム実施期間: 2025年10月1日 ~ 2026年2月28日(予定)

期間: 5カ月
開催地: 調整中
参加条件: 有効なビザを保有していること
プログラム構成: ハイブリット式・全日程フルタイムで3フェーズに分けて実施

スケジュール(予定):

2025年7月1日:選考開始
2025年9月30日:最終応募締切
2025年10月1日:ベンチャースタジオスタート

※スケジュールは若干変更となる可能性があります。予めご了承ください。

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経営・コンサルティング
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会社概要

Antler株式会社

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URL
https://www.antler.co/ja-jp/tokyo
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都中央区日本橋茅場町 1-8-1
電話番号
-
代表者名
Jussi Salovaara
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年06月