世界初の磁気原理 ウクライナ地雷対策会議で初公開
日本で開発した世界初の磁気検知原理JIKAI
株式会社ワールドスキャンプロジェクト(本社:東京都新宿区、代表取締役:上瀧良平、以下「WSP」)は、10月22日、23日に東京で開催されたウクライナ地雷対策会議(以下「UMAC2025」)のサイドイベントにて、自社開発の高機能次世代磁界センサ「JIKAI」 のセミナー登壇およびブース展示を行いました。
UMAC2025は、戦争で広範に地雷や不発弾が残るウクライナの復興に向け、国際的な地雷除去と人道支援の連携を強化するための国際会議です。2023年のクロアチア開催、2024年のスイス開催を経て、2025年10月22日、23日に東京で開催されました。
22 日(水)に行われたサイドイベントでは、「JIKAI」の性能だけでなく、地雷除去活動への利用の可能性に関してCTOの市川が登壇しプレゼンテーションを行ったほか、ブース展示も行い、ウクライナでの人道支援や地雷除去を行う現地企業・組織と意見交換をする機会に恵まれました。JIKAIの活用を期待する声を多く頂き、さらには複数企業から現地のテストフィールドでの試験、実地活用の推薦を頂きました。


WSPが開発した高機能磁界センサ「JIKAI」は、従来のフラックスゲート方式を大きく上回る15〜20ピコテスラ(pT)レベルの超高感度磁場検出に成功した革新的デバイスです。検出の原理そのものも自社で開発した「JIKAI方式」を採用。小型・軽量かつ高い耐環境性を備え、ドローンや水中ロボットへの搭載が可能です。これにより、人が立ち入れない場所や危険区域での作業者のばく露リスクの低減が見込めるため、特に地雷・不発弾探査への応用が期待されています。専用ソフト「JIKAI-VISION」と連携し、取得データをヒートマップや地理情報上で可視化できる点も特長で、磁気計測の限界を押し広げる日本発の先進技術としてとして国際的な連携や応用展開が期待されています。
WSPは、現地関係者や国際機関との対話を通じて得られた知見を今後の開発に活かし、日本発の磁気探知技術を人道支援の現場で実装する取り組みをさらに加速してまいります。私たちは、安全で持続可能な復興を支えるテクノロジーとして、JIKAIの社会的価値を世界へ広げていきます。
<株式会社ワールドスキャンプロジェクト概要>
代表者:代表取締役 上瀧 良平
設立:2020年1月22日
所在地:東京都新宿区西早稲田2-18-23
主な事業:ロボット・ドローン、センサ、汎用IoT端末、その他関連製品の研究開発・
設計・製造・販売・輸出
共同研究:九州大学、名古屋大学、東京大学
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