「住まいから、はじめる。」 日本版アフォーダブルハウジング事業が グッドデ ザイン賞を受賞
「住まい」と「つながり」、「お金の流れ」までデザインし、誰もが自分らしく生きられる社会へ
株式会社LivEQuality大家さん(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:岡本拓也、以下「LivEQuality大家さん」)と認定NPO法人LivEQuality HUB(以下「LivEQuality HUB」)は、両者が取り組む「LivEQuality 日本版アフォーダブルハウジング事業」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞したことをお知らせします。

本事業は、DVや離婚などさまざまな理由で住まいの確保に困難を抱えるシングルマザー世帯に対し、利便性の高い立地で、窓から光の入る良質な住まいを、周辺の家賃相場より抑えて提供するとともに、入居後の伴走支援までを一体で提供するものです。LivEQuality大家さんが「住まい」を提供し、LivEQuality HUBが訪問型の伴走支援を通じて、人や地域との「つながり」を支える。さらに、インパクト投資の仕組みを活用することで、社会性と経済性を両立しながら持続的に住まいを届ける事業モデルを構築してきました。
受賞対象「LivEQuality 日本版アフォーダブルハウジング事業」について
日本では、住宅コストの高騰や所得格差の拡大などを背景に、経済的に厳しい状況にある家庭ほど良質な住まいを確保することが難しいという課題があります。また日本では、住所が定まらないことで、行政による支援やさまざまな公的サービスを受けにくくなり、就職活動や子どもの就学・保育などにも影響が及ぶことがあります。住まいがないことで、支援につながれない、働くことが難しくなる、そしてさらに住まいを確保しづらくなる。また、就労や子育て、行政・支援機関といった社会資源から遠ざかることは、孤立を深める要因にもなります。こうした「住所主義」ともいえる社会の仕組みが、生活再建を難しくする負のスパイラルにつながっています。
このような課題に対し、LivEQuality大家さんとLivEQuality HUBは、「住まい」と「つながり」を一体で届ける、日本版アフォーダブルハウジング事業に取り組んでいます。
①利便性の高い立地に、窓から光の入る良質な「住まい」を
LivEQuality大家さんは、都心の主要駅から徒歩10分圏内など、通勤・通学、子育てや日々の生活に便利な場所にある良質な集合住宅の一部を、周辺の家賃相場より抑えて提供しています。単に「安く住める場所」を提供するのではなく、窓から光が入り、安心して暮らしたいと思える住まいを選べることを大切にしています。
②住まいだけで終わらない。「つながり」まで届ける
入居後は、LivEQuality HUBが訪問型の伴走支援を行い、行政や地域の支援機関への接続、同じような境遇にある方々とのつながりづくりなどをサポートします。住宅という「ハード」と、くらしを支える「ソフト」を一体で届けることで、入居者を「支援される人」としてではなく、「地域で暮らす一人の住民」としてサポートすることを目指しています。
③「お金の流れ」もデザインし、持続可能な事業へ
良質な住まいを継続的に提供し、より多くの人へ届けていくためには、社会的な意義だけでなく、事業として持続できる仕組みが欠かせません。LivEQuality大家さんでは、インパクト投資を活用し、多様な主体が参加できる仕組みを構築し、「入居者にとって適正な家賃」と「事業として成り立つ収益性」の両立に取り組んできました。
これまで4回のインパクトボンド発行等により累計9.3億円(※1)を調達。2025年9月には、りそな不動産投資顧問と共に、約10億円規模の国内初のアフォーダブルハウジング分野におけるインパクトファンド「ひとり親支援型インパクトファンド」(※2)を組成し、個人投資家だけでなく機関投資家も参画できる仕組みへと発展させています。
④名古屋から東京へ。日本版アフォーダブルハウジングを広げる
LivEQuality大家さんは、2022年に名古屋で事業を開始し、LivEQuality HUBによる伴走支援やインパクト投資の仕組みを組み合わせながら、日本版アフォーダブルハウジング事業のモデルを構築してきました。グッドデザイン賞申請時点で、31世帯75人の母子家庭を受け入れ、入居から半年以上が経過した方の就業率は80%を超えています。2026年2月には、東京都との官民連携による200億円規模のアフォーダブル住宅ファンドを通じ、東京での展開も決定(※3)。「住まいから、はじめる。」を掲げ、安心安全な住まいを起点に、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向け、日本におけるアフォーダブルハウジングという新たな選択肢を広げていきます。
グッドデザイン賞 審査委員による評価
所得に対して無理のない負担で暮らせる「アフォーダブルハウジング」は、中・低所得者の安定した生活を支える仕組みとして欧米では普及しているが、国内ではまだ十分に知られていない。本提案は、公的支援を基盤とする公営住宅とも、市場価格で提供される民間賃貸住宅とも異なる、新たな住まいの選択肢を提示している。利便性の高い立地に良質な住宅を手の届く家賃で提供するだけでなく、NPOによる入居後の伴走支援、さらに投資家や大家も参加できる持続可能な事業の仕組みまでを一体的に設計している点に独自性がある。社会性と経済性を両立させながら、立ち上げから数年で着実に供給を広げ、住環境のセーフティネットに新たな可能性を示している。
株式会社LivEQuality大家さん 代表取締役 岡本拓也 コメント
私たちは、住まいに困難を抱える方々の可能性に光を当て、その方たちに気持ちの良い住まいと入居後の伴走支援を届けるため、事業を支える資金の流れまで一体でデザインしてきました。今回の受賞が、住まいを借りたくても借りられない人がいるという現実を、より多くの方に知っていただくきっかけとなることを、大変うれしく思います。今後も企業や金融機関、行政、NPOなど多くの仲間と市場をつくり、届けられる住まいを増やしていきます。
グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザイン評価・推奨の制度です。1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度」を前身とし、製品や建築、サービス、社会の仕組みなど、有形・無形の幅広い対象を評価しています。デザインを通じて暮らしや社会をよりよくする取り組みを見いだし、広く社会に伝えることを目指しています。
公式サイト:https://www.g-mark.org/
※1 2025年12月26日発表「(株)LivEQuality大家さん、第4回のインパクトボンドを発行。累計9.3億円の資金調達を実施し、新たな居住用物件を取得」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000122624.html
※2 2025年9月16日発表「国内初!アフォーダブルハウジング分野におけるひとり親支援型インパクトファンド組成について」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000122624.html
※3 2026年2月20日発表「【東京都より40億円の出資が決定】官民連携アフォーダブル住宅供給促進ファンドにて最大規模80億円以上での組成へ」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000122624.html
会社概要:株式会社LivEQuality大家さん
会社名:株式会社LivEQuality大家さん
所在地:愛知県名古屋市熱田区千年一丁目11番3号
設立:2022年11月
資本金:2億7801万円(資本準備金を含む)
代表取締役:岡本拓也
取締役:宮崎真理子、須田元雄(公認会計士)、西田亮正(弁護士)
監査役:溝渕雅男(弁護士)
事業内容:シングルマザー向け住宅の調達と提供(日本版アフォーダブルハウジング)
HP:https://livequality.co.jp/ooya
団体概要:認定NPO法人LivEQuality HUB
法人名:認定NPO法人LivEQuality HUB
所在地:愛知県名古屋市東区東桜2丁目4−9 ナゴヤビル203号室
設立:2022年1月
代表理事:岡本拓也
活動内容:対象者に対する入居前後のサポート
HP:https://livequality.co.jp/hub/
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